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公開番号2025104785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222851
出願日2023-12-28
発明の名称タイヤ用ゴム組成物、及び、スタッドレスタイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 9/00 20060101AFI20250703BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】破断伸びが大きく氷上性能に優れるタイヤ用ゴム組成物、及び、上記タイヤ用ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供する。
【解決手段】ジエン系ゴム100質量部と、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群より選択される少なくとも1種の充填剤30~100質量部と、平均粒子径が1~300μmの表面に空孔を有するポリウレタン微粒子1~30質量部とを含有する、タイヤ用ゴム組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴム100質量部と、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群より選択される少なくとも1種の充填剤30~100質量部と、平均粒子径が1~300μmの表面に空孔を有するポリウレタン微粒子1~30質量部とを含有する、タイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ポリウレタン微粒子が、オイル中でポリオールとポリイソシアネートと水とを反応させることで得られたポリウレタン微粒子である、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記ポリウレタン微粒子を構成するポリオールが、水酸基価が10~200mgKOH/gのひまし油系ポリオールを含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記ポリウレタン微粒子を構成するポリイソシアネートが、芳香族ポリイソシアネートを含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記ポリウレタン微粒子を得る反応において、活性水素基に対するイソシアネート基にモル比が0.8~4.0である、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記ジエン系ゴムが、天然ゴム及びブタジエンゴムを含み、
前記ジエン系ゴム全体に対する前記ブタジエンゴムの割合が、30質量%以上である、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物をトレッド部に用いて製造された、スタッドレスタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及び、スタッドレスタイヤに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤの性能を向上させる観点から、種々添加剤を配合したタイヤ用ゴム組成物が検討されている。
例えば、特許文献1では、氷上性能等を向上させる観点から、特定のポリウレタン系微粒子を配合したタイヤ用ゴム組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-164378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、タイヤ(特にトレッド部)に使用されるゴム組成物に対して、安全性等の観点から、タイヤにしたときの氷上性能(以下、単に「氷上性能」とも言う)のさらなる向上が求められている。また、加硫後の破断伸び(以下、単に「破断伸び」とも言う)のさらなる向上も求められている。
このようななか本発明者らが特許文献1に記載のタイヤ用ゴム組成物について検討したところ、将来的な要求まで考慮した場合、破断伸び及び氷上性能のさらなる向上が望ましいことが明らかになった。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、破断伸びが大きく氷上性能に優れるタイヤ用ゴム組成物、及び、上記タイヤ用ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、表面に空孔を有する特定のポリウレタン粒子を配合することで上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
(1) ジエン系ゴム100質量部と、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群より選択される少なくとも1種の充填剤30~100質量部と、平均粒子径が1~300μmの表面に空孔を有するポリウレタン微粒子1~30質量部とを含有する、タイヤ用ゴム組成物。
(2) 上記ポリウレタン微粒子が、オイル中でポリオールとポリイソシアネートと水とを反応させることで得られたポリウレタン微粒子である、上記(1)に記載のタイヤ用ゴム組成物。
(3) 上記ポリウレタン微粒子を構成するポリオールが、水酸基価が10~200mgKOH/gのひまし油系ポリオールを含む、上記(1)又は(2)に記載のタイヤ用ゴム組成物。
(4) 上記ポリウレタン微粒子を構成するポリイソシアネートが、芳香族ポリイソシアネートを含む、上記(1)~(3)のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
(5) 上記ポリウレタン微粒子を得る反応において、活性水素基に対するイソシアネート基にモル比が0.8~4.0である、上記(1)~(4)のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
(6) 上記ジエン系ゴムが、天然ゴム及びブタジエンゴムを含み、
上記ジエン系ゴム全体に対する上記ブタジエンゴムの割合が、30質量%以上である、上記(1)~(5)のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
(7) 上記(1)~(6)のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物をトレッド部に用いて製造された、スタッドレスタイヤ。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、破断伸びが大きく氷上性能に優れるタイヤ用ゴム組成物、及び、上記タイヤ用ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの実施態様の一例を表す部分断面概略図である。
微粒子4の走査電子顕微鏡(SEM)写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明のタイヤ用ゴム組成物等について説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、「破断伸びが高い」ことを、「破断伸びが優れる」とも言う。
また、「破断伸び及び氷上性能が優れる」ことを、「本発明の効果が優れる」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)

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