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公開番号2025104746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222777
出願日2023-12-28
発明の名称吸収性物品の包装体、及び吸収性物品の包装体の製造方法
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人小澤知的財産事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】手に付着した水分や汚れが使用前の吸収性物品に付着することを抑制し、衛生的に吸収性物品を使用できる吸収性物品の包装体を提供する。
【解決手段】吸収性物品の包装体(100)は、互いに直交する前後方向及び幅方向を有する吸収性物品(1)と、吸収性物品の非肌側の面を覆う被覆シート(40)と、を有する。被覆シートは、セルロース系繊維を含んでいる。被覆シートは、幅方向に沿い、かつ被覆シートの内側の面同士が向かい合うように折り畳まれる内折り目(F1、F2)と、幅方向に沿い、かつ被覆シートの外側の面同士が向かい合うように折り畳まれる外折り目(F4)と、を有する。吸収性物品は、被覆シートが内折り目によって折り畳まれることによって、被覆シートによって個別に包装されている。外折り目は、最も前側に位置する内折り目よりも前側の前領域と、最も後側に位置する内折り目よりも後側の後領域と、の少なくとも一方に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する前後方向及び幅方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側の面を覆う被覆シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
前記被覆シートは、セルロース系繊維を含んでおり、
被覆シートは、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの内側の面同士が向かい合うように折り畳まれる内折り目と、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの外側の面同士が向かい合うように折り畳まれる外折り目と、を有し、
前記吸収性物品は、前記被覆シートが前記内折り目によって折り畳まれることによって、前記被覆シートによって個別に包装されており、
前記外折り目は、最も前側に位置する内折り目よりも前側の前領域と、最も後側に位置する内折り目よりも後側の後領域と、の少なくとも一方に配置されている、吸収性物品の包装体。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記被覆シートの内側の面の吸水性は、前記被覆シートの外側の面の吸水性よりも低い、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項3】
前記被覆シートは、前記被覆シートの外側の面を構成する第1被覆シートと、前記第1被覆シートよりも内側に位置し、前記第1被覆シートの少なくとも一部に重なって配置された第2被覆シートと、を有し、
前記第1被覆シートは、前記セルロース系繊維を含み、前記外折り目が形成されており、
前記被覆シートが湿潤した湿潤状態において、前記第2被覆シートの前記前後方向の破断強度は、前記第1被覆シートの前記前後方向の破断強度よりも高い、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項4】
前記吸収性物品は、使用時に着用物品の非肌側に折り返され、使用前に前記吸収性物品の肌側に折り返されるウイングを有し、
前記被覆シートは、前記被覆シートの外側の面を構成する第1被覆シートと、前記吸収性物品の肌側に折り返されるウイングの非肌側を覆う第3被覆シートを有し、
前記第1被覆シートは、前記セルロース系繊維を含み、
前記第1被覆シート及び前記第3被覆シートには、前記外折り目が形成されており、
前記外折り目よりも前記前後方向の外側の領域では、前記第3被覆シートは、前記第1被覆シートの一部の領域を覆っている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項5】
前記第3被覆シートの前記幅方向の外側縁は、前記第1被覆シートの前記幅方向の外側縁よりも前記幅方向の内側に位置する、請求項4に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項6】
前記第1被覆シートの前記幅方向の外側部は、前記被覆シートの外側部において積層され、かつシート接合部によって互いに接合されている、請求項5に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項7】
前記被覆シートの前記前後方向の外端縁は、前記吸収性物品を包装した状態において前記包装体の外側の面に位置する被覆外端と、前記被覆外端と反対側の被覆内端と、を有し、
前記被覆外端には、前記被覆シートの外端縁を止着する止着テープが付されており、
前記被覆内端は、前記外折り目によって折り畳まれている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項8】
前記吸収性物品の前記前後方向の外端縁は、前記被覆外端側に位置する物品外端を有し、
前記物品外端と前記被覆外端との前記前後方向の距離は、前記外折り目と前記被覆内端との前後方向の距離よりも長い、請求項7に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項9】
前記吸収性物品の前記前後方向の外端縁は、前記被覆外端側に位置する物品外端を有し、
前記物品外端と前記被覆外端との前記前後方向の距離は、前記外折り目と前記被覆内端との前後方向の距離よりも短い、請求項7に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項10】
前記被覆シートは、前記被覆シートの外側の面を構成する第1被覆シートと、前記第1被覆シートよりも内側に位置し、前記第1被覆シートの少なくとも一部に重なって配置された第2被覆シートと、を有し、
前記第1被覆シートと前記第2被覆シートを接合する被覆接合部は、前記前領域と前記後領域のうち前記外折り目が設けられた領域内に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆シートによって吸収性物品を包装した吸収性物品の包装体に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被覆シートによって吸収性物品を包装した吸収性物品の包装体が開示されている。特許文献1の被覆シートは、セルロース系繊維を有する水溶紙を含んでいる。吸収性物品を使用する際は、使用済の吸収性物品に吸収された体液等による汚れが手に付着していたり、予め手を洗った際の水分が手に付着していたりすることがある。被覆シートは、個包装状態で包装体の外面を構成しており、個包装状態の包装体を把持した際に、当該把持した手に付着した汚れ等を被覆シートのセルロース系繊維によって吸収することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-47187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の吸収性物品の包装体には、以下の問題があった。
吸収性物品を使用する際は、被覆シートを展開して吸収性物品を取り出す。このとき、被覆シートのみを把持せずに被覆シートと吸収性物品を共に把持して展開したり、折り畳まれた吸収性物品同士の間に指を挿入して展開したりすると、指に付着した汚れ等が吸収性物品に付着し、衛生的に使用できないおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、手に付着した水分や汚れが使用前の吸収性物品に付着することを抑制し、衛生的に吸収性物品を使用できる吸収性物品の包装体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係る吸収性物品の包装体は、互いに直交する前後方向及び幅方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側の面を覆う被覆シートと、を有する。前記被覆シートは、セルロース系繊維を含んでいる。被覆シートは、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの内側の面同士が向かい合うように折り畳まれる内折り目と、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの外側の面同士が向かい合うように折り畳まれる外折り目と、を有する。前記吸収性物品は、前記被覆シートが前記内折り目によって折り畳まれることによって、前記被覆シートによって個別に包装されている。前記外折り目は、最も前側に位置する内折り目よりも前側の前領域と、最も後側に位置する内折り目よりも後側の後領域と、の少なくとも一方に配置されている。
【0007】
一態様に係る吸収性物品の包装体の製造方法は、互いに直交する前後方向及び幅方向を有する吸収性物品を、前記吸収性物品の非肌側の面を覆う被覆シートによって個別に包装した吸収性物品の包装体を製造する。製造方法は、前記被覆シート上に前記吸収性物品を配置した状態で、前記幅方向に沿う内折り目を基点に前記吸収性物品と前記被覆シートを共に折り畳む第1折り工程と、前記被覆シートの前記前後方向の外端部を、前記包装体の外側の面に向かって外折り目を基点に折り畳んで折り返し部を形成する第2折り工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、包装状態における吸収性物品の包装体の平面図である。
図2は、図1に示すA-A線に沿った断面図である。
図3は、一部展開状態における吸収性物品の包装体の平面図である。
図4は、図3に示すB-B線に沿った断面図である。
図5は、展開状態における吸収性物品の包装体の平面図である。
図6は、図5に示すC-C線に沿った断面図である。
図7は、図5に示すD-D線に沿った断面図である。
図8は、包装体の製造方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る発明は、吸収性物品の包装体である。吸収性物品の包装体は、互いに直交する前後方向及び幅方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側の面を覆う被覆シートと、を有する。前記被覆シートは、セルロース系繊維を含んでいる。被覆シートは、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの内側の面同士が向かい合うように折り畳まれる内折り目と、前記幅方向に沿い、かつ前記被覆シートの外側の面同士が向かい合うように折り畳まれる外折り目と、を有する。前記吸収性物品は、前記被覆シートが前記内折り目によって折り畳まれることによって、前記被覆シートによって個別に包装されている。前記外折り目は、最も前側に位置する内折り目よりも前側の前領域と、最も後側に位置する内折り目よりも後側の後領域と、の少なくとも一方に配置されている。着用者が包装体を展開する際は、被覆シートの前領域と後領域を、内折り目を基点として展開する。被覆シートの前領域と後領域の少なくとも一方には、外折り目が形成され、外折り目を基点に包装体の外側に向かって折り返された折り返し部が形成されている。着用者は、展開時に被覆シートの折り返し部を把持して展開できる。折り返し部は、包装体の外面側に折り返されており、包装体の内側に配置された吸収性物品側に配置されていない。そのため、着用者は、展開時に折り返し部を把持する際に、吸収性物品を掴まずに折り返し部のみを掴み易い。被覆シートがセルロース系繊維を含んでいるため、展開時に被覆シートを掴んだ指等に付着した水分や汚れを被覆シートによって吸収できる。また、使用後の吸収性物品を被覆シートによって包んで廃棄する際に、包む過程で手に付着した汚れ等を被覆シートによって吸収できる。すなわち、手に付着した汚れ等を被覆シートによって吸収することで、衛生的な手で吸収性物品を把持して、吸収性物品を衛生的に使用できる。
【0010】
好ましい態様によれば、態様2に係る発明は、態様1に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記被覆シートの内側の面の吸水性は、前記被覆シートの外側の面の吸水性よりも低い。被覆シートの外側の面は、包装体の外側の面を構成し、被覆シートの内側の面は、吸収性物品に当接する。被覆シートの外側の面の吸水性が高いため、包装体の外面を把持した際に、被覆シートの外側の面によって汚れ等を吸収できる。また、被覆シートの内側の面の吸水性が低いため、被覆シートによって吸収した汚れ等が吸収性物品に付着することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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