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公開番号
2025104679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222646
出願日
2023-12-28
発明の名称
モータ駆動式往復移動装置
出願人
帝国通信工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
25/20 20060101AFI20250703BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】回転軸を容易且つ確実にアースできるモータ駆動式往復移動装置を提供すること。
【解決手段】モータ60と、螺旋溝71を有しモータ60によって回転駆動される導電性を有する回転軸70と、回転軸70の螺旋溝71に係合し回転軸70の回転に伴って回転軸70の回転軸線方向Lに往復移動する移動体80と、回転軸70のモータ60を接続する側の一端と回転軸70の他端とを支持する導電性を有する取付板30と、取付板30に取り付けられ回転軸70の他端を挿入して回転自在に支持する軸受孔121を有する合成樹脂製の軸受部材110とを具備する。軸受孔121を貫通孔で構成する。軸受孔121に挿入された回転軸70の軸部75先端面と、軸受部材110を取り付けた取付板30の端面部39間を電気的に導通する導通部材130を具備する。導通部材130は弾発部材131とボール133とを具備する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
螺旋溝を有し、前記モータによって回転駆動される導電性を有する回転軸と、
前記回転軸の螺旋溝に係合し、当該回転軸の回転に伴って当該回転軸の回転軸線方向に往復移動する移動体と、
前記回転軸の前記モータを接続する側の一端と、前記回転軸の他端とを支持する導電性を有する取付板と、
前記取付板に取り付けられ、前記回転軸の他端を挿入して回転自在に支持する軸受孔を有する合成樹脂製の軸受部材と、
を具備し、
前記軸受部材の軸受孔に挿入された前記回転軸の他端と、当該軸受部材を取り付けた取付板間を電気的に導通する導通部材をさらに具備することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記軸受部材の軸受孔を貫通孔にするとともに、
前記導通部材は、前記軸受孔に挿入されて前記回転軸の他端と前記取付板間を導通させながら弾発する導電性を有する弾発部材を具備することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
【請求項3】
請求項2に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記導通部材はさらに、前記回転軸の他端と前記弾発部材間に設置されて当該回転軸の他端に弾接される導電性を有するボールを具備することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
【請求項4】
請求項1又は2又は3に記載のモータ駆動式往復移動装置であって、
前記取付板は、
前記回転軸に沿うように配置される取付板本体部と、
前記取付板本体部の両端部を折り曲げて対向する位置に設置される一対の端面部と、
を具備し、
前記一対の端面部の内の一方の端面部に前記回転軸の前記モータを接続する側の一端を支持し、
前記一対の端面部の内の他方の端面部に前記回転軸の他端を回転自在に支持する前記軸受部材を取り付けたことを特徴とするモータ駆動式往復移動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに接続した回転軸によって移動体を往復移動させるモータ駆動式往復移動装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばスライド式電子部品などの各種検出装置の往復送り機構や、OA機器における光学ヘッドなどの往復送り機構などとして、モータによって駆動されるモータ駆動式往復移動装置が利用されている。
【0003】
この種のモータ駆動式往復移動装置は、例えば特許文献1に示すように、モータ(30)と、モータ(30)によって回転駆動される回転軸(40)と、回転軸(40)に設けた螺旋溝(41)に係合し回転軸(40)の回転に伴って回転軸(40)の回転軸線方向(B)に往復移動する移動体(60)とを具備して構成されている。
【0004】
また上記従来のモータ駆動式往復移動装置においては、回転軸(40)のモータ(30)を取り付けた反対側の端部を回転自在に軸支するため、基台(10)の支持板部(15)に取り付けた合成樹脂製の回転軸支持部材(50)の軸支穴(53)に回転軸(40)の軸部(43)を挿入する構成としていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-88786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記構造のモータ駆動式往復移動装置においては、当該モータ駆動式往復移動装置のほぼ全長を貫く導電体である回転軸(40)の端部が絶縁体である回転軸支持部材(50)などで支持されているため電気的に浮いており(接地が確実でなく)、このため静電気試験(製品に静電気を印可した際に発生する影響を測定する試験)を行った場合、回転軸(40)の二次放電などを原因として、好ましい結果が得られないおそれがあった。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、回転軸を容易且つ確実にアース(接地)することができるモータ駆動式往復移動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、モータと、螺旋溝を有し、前記モータによって回転駆動される導電性を有する回転軸と、前記回転軸の螺旋溝に係合し、当該回転軸の回転に伴って当該回転軸の回転軸線方向に往復移動する移動体と、前記回転軸の前記モータを接続する側の一端と、前記回転軸の他端とを支持する導電性を有する取付板と、前記取付板に取り付けられ、前記回転軸の他端を挿入して回転自在に支持する軸受孔を有する合成樹脂製の軸受部材と、を具備し、前記軸受部材の軸受孔に挿入された前記回転軸の他端と、当該軸受部材を取り付けた取付板間を電気的に導通する導通部材をさらに具備することを特徴とするモータ駆動式往復移動装置にある。
本発明によれば、導電性を有する回転軸と導電性を有する取付板とを導通部材によって導通するので、取付板をアースすることで、回転軸を容易且つ確実にアースすることができる。
【0009】
また本発明は、上記特徴に加え、前記軸受部材の軸受孔を貫通孔にするとともに、前記導通部材は、前記軸受孔に挿入されて前記回転軸の他端と前記取付板間を導通させながら弾発する導電性を有する弾発部材を具備することを特徴としている。
本発明によれば、導電性を有する弾発部材によって回転軸と取付板間を弾発しながら導通させるので、当該導通を確実に行うことができる。
また弾発部材によって常に回転軸を取付板から離れる方向に弾発するので、回転軸に回転軸線方向のガタツキが生じず、このため移動体の往復移動をガタツキなくスムーズに行わせることができ、その操作感触を向上することができる。
【0010】
また本発明は、上記特徴に加え、前記導通部材はさらに、前記回転軸の他端と前記弾発部材間に設置されて当該回転軸の他端に弾接される導電性を有するボールを具備することを特徴としている。
本発明によれば、回転軸の端部にボールを弾接させるので、回転軸を回転しても回転軸の端部と導通部材間の接触を常に確実に行わせることができて回転軸と取付板間の導通を確実に行うことができる。同時に、回転軸とボール間は点接触になるので回転軸の回転時の抵抗を小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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