TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025104461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222283
出願日2023-12-28
発明の名称情報処理システム及びプログラム
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取り画像の診断結果の表示を画像異常にその原因を対応付けてのみ表示する態様で行う場合に比べ、診断結果を見たユーザから画像異常の原因についてより高い信頼性を得る。
【解決手段】1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、1又は複数のプロセッサは、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得し、取得した読取り画像の診断により読取り画像に画像異常がある場合、画像異常の原因を画像異常31に対応付けて表示させ、表示させた画像異常31および画像異常の原因31cの少なくとも一方がユーザにより指定されると、原因が共通する他の画像異常33の存在を出力する、情報処理システムである。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、
前記1又は複数のプロセッサは、
画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得し、
取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常がある場合、当該画像異常の原因を当該画像異常に対応付けて表示させ、
表示させた前記画像異常および当該画像異常の原因の少なくとも一方がユーザにより指定されると、当該原因が共通する他の画像異常の存在を出力する、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ユーザによる指定は、前記読取り画像における前記画像異常を含む領域の指定であり、
前記指定された領域が予め定められている条件を満たす場合に、前記出力を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記予め定められている条件は、前記指定された領域に前記画像異常のみが存在することである、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記予め定められている条件は、前記指定された領域に、前記画像異常の原因が共通する別の画像異常のみが存在することである、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記出力は、前記画像異常を含む前記指定された領域と、前記他の画像異常を含む領域を表示することで行われる、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記指定された領域及び前記他の画像異常を含む領域について、前記読取り画像に対する倍率が設定される、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記他の画像異常の存在は、当該他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、当該少なくとも一部の表示についてユーザによる指定がある場合に、表示される、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、当該他の画像異常が複数ある場合、予め定められている表示条件を満たすいずれか一つを表示する情報である、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
情報処理装置に、
画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常がある場合、当該画像異常の原因を当該画像異常に対応付けて表示させる表示機能と、
前記表示機能により表示させた前記画像異常および当該画像異常の原因の少なくとも一方がユーザにより指定されると、当該原因が共通する他の画像異常の存在を出力する出力機能と、
を実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、画像内で関心領域を選択し、ズームレベルが変更されると関心領域を維持しつつ自動で画像領域を左右に移動し、選択された関心領域を維持し、また、複数の関心領域があればその数を最適化して表示する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-256836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成手段により記録媒体の診断用画像が出力され、出力された診断用画像を読取り手段が読み取り、読み取った読取り画像の診断により読取り画像に画像異常がある場合、画像異常の原因特定が行われる。ユーザは、診断結果を表示する画面の閲覧により、画像異常の存在とその原因を知ることができる。ユーザは、画像異常が発生しないように、画像異常の原因に応じた部品交換等の対処を行う。
しかしながら、画像異常の原因をその画像異常に対応付けてのみ表示する態様では、ユーザによっては、それが信頼できるものであるかどうかを判断することが難しい場合がある。
本発明の目的は、読取り画像の診断結果の表示を画像異常にその原因を対応付けてのみ表示する態様で行う場合に比べ、診断結果を見たユーザから画像異常の原因についてより高い信頼性を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、1又は複数のプロセッサを備える情報処理システムであり、前記1又は複数のプロセッサは、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得し、取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常がある場合、当該画像異常の原因を当該画像異常に対応付けて表示させ、表示させた前記画像異常および当該画像異常の原因の少なくとも一方がユーザにより指定されると、当該原因が共通する他の画像異常の存在を出力する、情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記ユーザによる指定は、前記読取り画像における前記画像異常を含む領域の指定であり、前記指定された領域が予め定められている条件を満たす場合に、前記出力を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記予め定められている条件は、前記指定された領域に前記画像異常のみが存在することである、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記予め定められている条件は、前記指定された領域に、前記画像異常の原因が共通する別の画像異常のみが存在することである、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記出力は、前記画像異常を含む前記指定された領域と、前記他の画像異常を含む領域を表示することで行われる、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記指定された領域及び前記他の画像異常を含む領域について、前記読取り画像に対する倍率が設定される、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記他の画像異常の存在は、当該他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、当該少なくとも一部の表示についてユーザによる指定がある場合に、表示される、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、当該他の画像異常が複数ある場合、予め定められている表示条件を満たすいずれか一つを表示する情報である、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、情報処理装置に、画像形成手段により出力された記録媒体の診断用画像を読取り手段が読み取った画像である読取り画像を取得する取得機能と、前記取得機能により取得した前記読取り画像の診断により当該読取り画像に画像異常がある場合、当該画像異常の原因を当該画像異常に対応付けて表示させる表示機能と、前記表示機能により表示させた前記画像異常および当該画像異常の原因の少なくとも一方がユーザにより指定されると、当該原因が共通する他の画像異常の存在を出力する出力機能と、を実現させるプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、読取り画像の診断結果の表示を画像異常にその原因を対応付けてのみ表示する態様で行う場合に比べ、診断結果を見たユーザから画像異常の原因についてより高い信頼性を得ることができる。
請求項2の発明によれば、ユーザによる指定は、読取り画像における画像異常を含む領域の指定であり、指定された領域が予め定められている条件を満たす場合に出力を行う制御を採用しない場合に比べて、ユーザによる操作負担の軽減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、予め定められている条件は、指定された領域に画像異常のみが存在することである制御を採用しない場合に比べて、ユーザによる画像異常の比較が行い易くなる。
請求項4の発明によれば、予め定められている条件は、指定された領域に、画像異常の原因が共通する別の画像異常のみが存在することである制御を採用しない場合に比べて、ユーザによる画像異常の比較が行い易くなる。
請求項5の発明によれば、出力は、画像異常を含む指定された領域と、他の画像異常を含む領域を表示することで行われる制御を採用しない場合に比べて、ユーザによる画像異常の比較が行い易くなる。
請求項6の発明によれば、指定された領域及び他の画像異常を含む領域について、読取り画像に対する倍率が設定される制御を採用しない場合に比べて、画像異常を比較する際のユーザの見やすさを向上させることができる。
請求項7の発明によれば、他の画像異常の存在は、他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報である制御を採用しない場合に比べて、画像異常を比較する際のユーザの見やすさを向上させることができる。
請求項8の発明によれば、他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、少なくとも一部の表示についてユーザによる指定がある場合に、表示される制御を採用しない場合に比べて、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
請求項9の発明によれば、他の画像異常の少なくとも一部を表示する情報は、他の画像異常が複数ある場合、予め定められている表示条件を満たすいずれか一つを表示する情報である制御を採用しない場合に比べて、ユーザの負担軽減を図ることができる。
請求項10の発明によれば、読取り画像の診断結果の表示を画像異常にその原因を対応付けてのみ表示する態様で行う場合に比べ、診断結果を見たユーザから画像異常の原因についてより高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
診断システムの一例を示した図である。
サーバ装置、画像形成装置に設けられた情報処理部のハードウェアの構成例を示した図である。
画像形成装置を説明する図である。
画像形成装置において用紙への画像形成を行う構成例を説明する図である。
画像異常の原因を特定する方法を説明する表であり、(a)は、チャート用紙を生成する場合の様々な画像形成条件を示し、(b)は、特定される原因を示す。
サーバ装置に設けられるCPUの機能構成を説明するブロック図である。
診断結果取得部による処理を説明する図であり、(a)は読取り画像、(b)は平均化明度プロファイル、(c)は診断結果をそれぞれ示す。
第1の実施の形態に係るユーザ端末の表示装置での表示を説明する図であり、(a)は表示装置に結果表示画面が表示される場合を示し、(b)は表示装置に通知画面が表示される場合を示す。
第2の実施の形態に係るユーザ端末の表示装置での表示を説明する図であり、(a)は表示装置に結果表示画面が表示される場合を示し、(b)は表示装置に通知画面が表示される場合を示す。
第3の実施の形態に係るユーザ端末の表示装置での表示を説明する図であり、(a)は表示装置に結果表示画面が表示される場合を示し、(b)は表示装置に通知画面が表示される場合を示す。
図10(b)の通知画面よりも詳細な内容を通知する通知画面を説明する図である。
第4の実施の形態に係るユーザ端末の表示装置での表示を説明する図であり、(a)は表示装置に結果表示画面が表示される場合を示し、(b)は表示装置に通知画面が表示される場合を示す。
前処理を説明する図であり、(a)は前処理としてコントラスト表を作成する処理のフローチャートの一例、(b)はコントラスト表の一例を示す。
表示処理を説明する図であり、(a)は表示処理のフローチャートの一例、(b)~(d)は、(a)のステップで取得ないし選択された情報を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、診断システム1の一例を示した図である。
本実施形態の診断システム1では、複数台の画像形成装置100と、この複数台の画像形成装置100の各々に対して通信回線900を介して接続されるサーバ装置200とが設けられている。本実施形態では、情報処理システムの一例及び情報処理装置の一例としてのサーバ装置200において、画像形成装置100の各々の診断が行われる。
さらに、本実施形態の診断システム1には、サーバ装置200に接続され、ユーザから操作を受け付けるユーザ端末300が設けられている。
なお、図1では、複数台の画像形成装置100のうちの2台の画像形成装置100を表示している。
【0009】
ユーザ端末300には、表示装置310が設けられている。ユーザ端末300は、コンピュータにより実現される。ユーザ端末300の形態としては、例えば、PC(Personal Computer)や、スマートフォンや、タブレット端末が挙げられる。
画像形成装置100には、記録媒体の一例である用紙への画像の形成を行う画像形成手段の一例としての画像形成部100Aが設けられている。
画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、例えば、インクジェット方式や電子写真方式が用いられて行われる。なお、画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、インクジェット方式や電子写真方式に限らず、他の方式を用いて行ってもよい。
画像形成装置100には、さらに、情報処理部100Bが設けられている。情報処理部100Bは、画像形成装置100について行われる各種の処理を実行する。
【0010】
図2は、サーバ装置200、画像形成装置100に設けられた情報処理部100Bのハードウェアの構成例を示した図である。サーバ装置200、画像形成装置100に設けられた情報処理部100Bは、コンピュータにより実現される。
サーバ装置200、情報処理部100Bの各々は、プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算処理部11と、情報を記憶する2次記憶部12とを有する。
2次記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ、磁気テープ等、既存の情報記憶装置により実現される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
音響装置
2か月前
個人
携帯端末保持具
2か月前
個人
店内配信予約システム
2日前
個人
テレビ会議拡張システム
3か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
2か月前
日本精機株式会社
投影システム
2か月前
サクサ株式会社
中継装置
9日前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
22日前
日本精機株式会社
画像投映システム
11日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
3か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
TOA株式会社
音響システム
3か月前
電気興業株式会社
無線中継器
29日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
3か月前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
9日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
2か月前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
通信システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
2か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
1か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
3か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
続きを見る