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公開番号
2025104405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222155
出願日
2023-12-28
発明の名称
固形化粧料
出願人
株式会社コーセー
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
A61K
8/89 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ツヤの持続性、色の持続性、化粧料の割れにくさ、繰り返し使った後の取れのよさの全てに優れた固形化粧料の開発。
【解決手段】(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
(B)下記(X)成分と(Y)成分との付加反応物である架橋型有機ケイ素樹脂であって、当該樹脂から発生する質量当たりの水素ガス量が、標準状態で1.5mL/g以下であり、前記(X)成分中のアルケニル基量1モルに対して、ヒドロシリル基量が0.5~1.2モルとなる量で前記(Y)成分を付加反応してなる架橋型有機ケイ素樹脂
(C)25℃で液状の油剤
(D)粉体
を含有し、成分(D)に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(D)が0.60~1.60である固形化粧料。
(X)下記式(1)で表されるアルケニル基含有有機ケイ素樹脂
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(Y)下記式(2)で表され、1分子中にヒドロシリル基を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025104405000029.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">7</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(D);
(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(ただし、成分(B)を除く)
(B)下記(X)成分と(Y)成分との付加反応物である架橋型有機ケイ素樹脂であって、当該架橋型有機ケイ素樹脂から発生する質量当たりの水素ガス量が、標準状態で1.5mL/g以下であり、前記(X)成分中のアルケニル基量1モルに対して、ヒドロシリル基量が0.5~1.2モルとなる量で前記(Y)成分を付加反応してなる架橋型有機ケイ素樹脂
(C)25℃で液状の油剤
(D)粉体
を含有し、前記成分(D)に対する前記成分(C)の含有質量割合(C)/(D)が0.60~1.60である、固形化粧料。
(X)下記式(1)で表され、1分子中に1個以上のアルケニル基を有するアルケニル基含有有機ケイ素樹脂
JPEG
2025104405000026.jpg
7
148
[式中、R
1
は、炭素数2~8のアルケニル基であり、R
2
は互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基である。R
3
は互いに独立に、オルガノポリシロキサン含有基、及び前記R
2
から選ばれる基であり、各R
3
3
SiO
1/2
単位にあるR
3
の1つ以上はオルガノポリシロキサン含有基である。a1、a2、a3、b、c、及びdは、0<a1≦5、0<a2≦400、0≦a3≦400、0≦b≦320、0≦c≦320、0<d≦1,000であり、かつ、0.5≦(a1+a2+a3)/d≦1.5を満たす数である。]
(Y)下記式(2)で表され、1分子中にヒドロシリル基を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
JPEG
2025104405000027.jpg
7
149
[式中、R
2
は上記と同じであり、R
4
は互いに独立に、水素原子又は上記R
2
で示される基であり、全R
4
中の2個以上が水素原子であり、e、f、g、hは、0又は正数であり、ただし、2≦e+f+g+h<32を満たす。]
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記成分(C)が、屈折率が1.48以上の油剤を含む、請求項1に記載の固形化粧料。
【請求項3】
前記成分(C)における前記屈折率が1.48以上の油剤が、フェニル変性シリコーンである、請求項2に記載の固形化粧料。
【請求項4】
前記成分(D)が、板状粉体を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
【請求項5】
前記成分(D)に対する前記板状粉体の含有質量割合が0.5以上である、請求項4に記載の固形化粧料。
【請求項6】
さらに、成分(E)油溶性ポリウレタンを含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
【請求項7】
さらに、成分(F)イヌリン脂肪酸エステルを含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固形化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
固形化粧料は、その携帯性と簡便な使用性からファンデーションなどのベースメイク製品や、アイシャドウ等のポイントメイク製品の幅広い領域において使用されている形態である。一般的に固形化粧料には、水や油を連続層とし、その液体を固化剤で固めた水系固形、油性固形、乳化固形等の剤型と、粉末を連続層とし、その粉末を賦形剤で固めた固形粉末剤型があり、種々の検討が行われてきた。その中でも、粉と油が両方とも連続層になりうる油性固形と固形粉末の中間領域の化粧料は、油性剤型のツヤ感やエモリエント効果と粉末剤型の軽い伸び広がりやパウダリーな仕上がりの両立ができ、注目される剤型である。
【0003】
このようにそれぞれの剤型の良さを兼ね備える技術はこれまでにも開発されている。例えば、シリコーンエラストマー、イソドデカン、皮膜形成性樹脂、光輝性粉体、及び、液状の脂肪酸エステル油を特定量で含有することによって、とれや塗布時の伸び広がりが良好で、べたつきがなく、化粧持続性・均一性等に優れ、さらには視覚効果にも優れた化粧膜が形成される固形化粧料が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、特定の架橋型有機ケイ素樹脂を含有することによって、使用感が良好で、化粧持ちが良く、伸びや仕上がりが良く、耐擦過性に優れた化粧料が開示されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-128357号公報
特開2020-007486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば特許文献1の技術では、化粧料を肌に塗布後に形成される化粧膜は硬く、髪が触れるなど外部からの衝撃に対して化粧膜が崩れることは少ないものの、化粧膜の柔軟性に劣り脆い。このため、化粧膜の成膜時に収縮したり、成膜後の皮膚の動きに追従できない等の理由により、化粧膜が割れてしまうことがあった。また、例えば特許文献2の技術では、特定の架橋型有機ケイ素樹脂膜の屈曲性が高いことが記載されているが、特に固形化粧料に適用した場合には、期待される効果が発揮されない場合があった。また、特許文献2は、ツヤの持続性や色の持続性、さらには繰り返し化粧料を使用した後に塗布具や指で容器からの化粧料を取る際に適量とることができるか(取れのよさ)について検討されていなかった。
【0006】
そこで本発明は、ツヤの持続性、色の持続性が高く、化粧料が形成する化粧膜が割れにくい固形化粧料を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、繰り返し使った後の取れのよさに優れる固形化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、シリコーンエラストマー、特定の架橋型有機ケイ素樹脂、25℃で液状の油剤、粉体を含有し、油剤と粉体を特定の割合で含有することで、ツヤの持続性、色の持続性、化粧料の割れにくさ、繰り返し使った後の取れのよさに優れる固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち本発明は、以下の形態を含む。
[1]
次の成分(A)~(D);
(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(ただし、成分(B)を除く)
(B)下記(X)成分と(Y)成分との付加反応物である架橋型有機ケイ素樹脂であって、当該架橋型有機ケイ素樹脂から発生する質量当たりの水素ガス量が、標準状態で1.5mL/g以下であり、前記(X)成分中のアルケニル基量1モルに対して、ヒドロシリル基量が0.5~1.2モルとなる量で前記(Y)成分を付加反応してなる架橋型有機ケイ素樹脂
(C)25℃で液状の油剤
(D)粉体
を含有し、成分(D)に対する成分(C)の含有質量割合(C)/(D)が0.60~1.60である固形化粧料。
(X)下記式(1)で表され、1分子中に1個以上のアルケニル基を有するアルケニル基含有有機ケイ素樹脂
【0009】
JPEG
2025104405000001.jpg
7
148
【0010】
[式中、R
1
は、炭素数2~8のアルケニル基であり、R
2
は互いに独立に、炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、及び炭素数7~30のアラルキル基から選ばれる基である。R
3
は互いに独立に、オルガノポリシロキサン含有基、及び前記R
2
から選ばれる基であり、各R
3
3
SiO
1/2
単位にあるR
3
の1つ以上はオルガノポリシロキサン含有基である。a1、a2、a3、b、c、及びdは、0<a1≦5、0<a2≦400、0≦a3≦400、0≦b≦320、0≦c≦320、0<d≦1,000であり、かつ、0.5≦(a1+a2+a3)/d≦1.5を満たす数である。](Y)下記式(2)で表され、1分子中にヒドロシリル基を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(【0011】以降は省略されています)
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