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公開番号
2025104001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221818
出願日
2023-12-27
発明の名称
衣類処理装置及び衣類処理方法
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06F
33/65 20200101AFI20250702BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】処理対象に噴霧した液剤を効率的に付着可能な衣類処理装置及び衣類処理方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る衣類処理装置は、被処理物を収容する収容槽と、液剤を貯留するタンクと、タンクに貯留された液剤を収容槽内に噴霧する噴霧部と、噴霧部の動作を制御する制御部と、収容槽を回転させるモータと、を備える。制御部は、噴霧部を動作させる噴霧ステップにおいて、収容槽に収容されている被処理物の量に基づく噴霧量を噴霧部から噴霧させ、被処理物の量が小さい場合の噴霧量を、被処理物の量が大きい場合の噴霧量よりも少なくする。制御部は、収容槽の回転を制御し、収容槽内の被処理物の重量が第1の重量状態の場合と、第2の重量状態の場合と、で、噴霧ステップにおけるモータの制御を異ならせる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理物を収容する収容槽と、
前記収容槽を回転させるモータと、
液剤を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された前記液剤を前記収容槽内に噴霧する噴霧部と、
前記噴霧部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記噴霧部を動作させる噴霧ステップを実行可能であり、
前記噴霧ステップにおいて、前記収容槽に収容されている前記被処理物の量に基づく噴霧量を前記噴霧部から噴霧させ、
前記被処理物の量が小さい場合の噴霧量を、前記被処理物の量が大きい場合の噴霧量よりも少なくし、
前記収容槽内の被処理物の重量が第1の重量である第1の重量状態の場合と、前記収容槽内の被処理物の重量が第1の重量より大きい第2の重量である第2の重量状態の場合と、で、前記噴霧ステップにおける前記モータの制御を異ならせる、
衣類処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記噴霧ステップにおいて、前記収容槽に収容されている被処理物の量に基づく噴霧時間の間、前記噴霧部を噴霧させ、
前記被処理物の量が小さい場合の噴霧時間を、前記被処理物の量が大きい場合の噴霧時間よりも短く設定する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記噴霧ステップにおいて、前記第2の重量状態における前記収容槽の回転速度は、前記第1の重量状態における前記収容槽の回転速度よりも小さい、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記噴霧ステップにおいて、
前記第1の重量状態である場合、前記収容槽を回転させた状態で前記噴霧部を動作させ、
前記第2の重量状態である場合、収容槽の回転を停止させた状態で噴霧部を動作させ、所定時間経過後に収容槽の回転を開始する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記噴霧ステップにおいて、前記第2の重量状態の場合の前記収容槽の回転速度を、前記第1の重量状態の場合の前記収容槽の回転速度よりも大きくする、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記収容槽内に中綿を有する被処理物が収容されている場合の回転速度を、前記第1の重量状態の場合の前記収容槽の回転速度よりも大きくする、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の重量状態を対象とした第1噴霧コースと、前記第2の重量状態を対象とした第2噴霧コースと、をそれぞれ実行可能であり、使用者から、前記第1噴霧コースまたは前記第2噴霧コースの運転指示を受付可能である、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記収容槽が停止している場合に、前記噴霧部からの噴霧を停止する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記収容槽内に送風する送風部と、空気を加熱する加熱部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記送風部および前記加熱部を動作させる乾燥ステップを実行可能であり、
前記制御部は、
前記噴霧ステップの実行後に前記乾燥ステップを実行する噴霧運転と、
前記噴霧ステップを実行せずに前記乾燥ステップを実行する乾燥運転と、
をそれぞれ実行可能であり、
前記制御部は、前記噴霧運転における前記加熱部の動作を、前記乾燥運転における前記加熱部の動作よりも高出力で実行する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
制御部が噴霧部を制御してタンクに貯留された液剤を収容槽に噴霧する噴霧ステップを実行する衣類処理方法において、
前記制御部は、
前記噴霧ステップにおいて、前記収容槽に収容されている被処理物の量に基づく噴霧量を前記噴霧部から噴霧させ、
前記被処理物の量が小さい場合の噴霧量を、前記被処理物の量が大きい場合の噴霧量よりも少なくし、
前記制御部は、
前記収容槽を回転させるモータを制御することで前記収容槽の回転を制御し、
前記収容槽内の被処理物の重量が第1の重量である第1の重量状態の場合と、前記収容槽内の被処理物の重量が第1の重量より大きい第2の重量である第2の重量状態の場合と、で、前記噴霧ステップにおける前記モータの制御を異ならせる、
衣類処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被処理物を処理する衣類処理装置及び衣類処理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、洗濯物にミストを供給するドラム式洗濯乾燥機を開示する。このドラム式洗濯乾燥機は、水槽と、水槽内に設けられた回転ドラムと、除湿手段および加熱手段を備えた循環送風経路と、循環送風経路に水溜め容器を有し、水溜め容器に貯留された水に超音波振動を加えることによりミストを発生させるミスト生成装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-220561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、処理対象に噴霧した液剤を効率的に付着可能な衣類処理装置及び衣類処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様の衣類処理装置は、被処理物を収容する収容槽と、液剤を貯留するタンクと、タンクに貯留された液剤を収容槽内に噴霧する噴霧部と、噴霧部の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、噴霧部を動作させる噴霧ステップを実行可能であり、噴霧ステップにおいて、収容槽に収容されている被処理物の量に基づく噴霧量を噴霧部から噴霧させ、被処理物の量が小さい場合の噴霧量を、被処理物の量が大きい場合の噴霧量よりも少なくする。収容槽内の被処理物の重量が第1の重量である第1の重量状態の場合と、収容槽内の被処理物の重量が第1の重量より大きい第2の重量である第2の重量状態の場合と、で、噴霧ステップにおけるモータの制御を異ならせる。
【0006】
本開示の一態様の衣類処理方法は、制御部が噴霧部を制御してタンクに貯留された液剤を収容槽に噴霧する噴霧ステップを実行する。制御部は、噴霧ステップにおいて、収容槽に収容されている被処理物の量に基づく噴霧量を噴霧部から噴霧させ、被処理物の量が小さい場合の噴霧量を、被処理物の量が大きい場合の噴霧量よりも少なくする。制御部は、収容槽を回転させるモータを制御することで収容槽の回転を制御し、収容槽内の被処理物の重量が第1の重量である第1の重量状態の場合と、収容槽内の被処理物の重量が第1の重量より大きい第2の重量である第2の重量状態の場合と、で、噴霧ステップにおけるモータの制御を異ならせる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、処理対象に噴霧した液剤を効率的に付着可能な衣類処理装置及び衣類処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1における洗濯乾燥機の前面図
洗濯乾燥機の要部縦断面図
液剤噴霧装置の主要構成を示す模式図
洗濯乾燥機の液剤噴霧装置を含む縦断面図
ノズルユニットの分解斜視図
洗濯乾燥機の前後方向における中部から、前方を見た断面図
図6の部分拡大図
制御部の機能ブロック図
ミスト供給工程におけるフローチャート
ミスト供給工程の噴霧コース選択ステップの流れを示すフローチャート
噴霧コースのコースA1における動作を示す説明図
ドラム内で回転する1枚の衣類を説明する説明図
ドラム内で回転する複数枚の衣類を説明する説明図
噴霧コースのコースA2における動作を示す説明図
噴霧コースのコースBにおける動作を示す説明図
団子状に丸くなった衣類を示す説明図
ドラム内で貼り付いた衣類を示す説明図
衣類に作用する風の力を示す説明図
実施の形態1の変形例におけるミスト供給工程の噴霧コース選択ステップの流れを示すフローチャート
噴霧ステップのコースC1における動作を示す説明図
噴霧ステップのコースC2における動作を示す説明図
噴霧ステップのコースC1における衣類の状態を示す説明図
噴霧ステップのコースC1における衣類の状態を示す説明図
噴霧ステップのコースC2における衣類の状態を示す説明図
実施の形態2における洗濯乾燥機の液剤噴霧装置を含む縦断面図
洗濯コースの一連の流れを示すフローチャート
乾いた衣類に対する前処理工程および噴霧ステップでの処理を示す説明図
濡れた衣類に対する前処理工程および噴霧ステップでの処理を示す説明図
洗濯コースの一連の流れを示すフローチャート
湿った衣類の回転状態を示す説明図
回転OFF時間中に広がる湿った衣類を示す説明図
実施の形態3における乾燥機の液剤噴霧装置を含む縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、水溜め容器に貯留された水に超音波振動を加えることによりミストを発生させるミスト生成装置を備え、乾燥された洗濯物にミストを供給するという技術があった。このような状況から、発明者らは、液剤をミストとして噴霧する噴霧部により、衣類などの被処理物や槽内の空間に液剤を噴霧することで、被処理物や槽に対して効果的に処理を施すという発想を得た。しかしながら、噴霧部によって液剤を噴霧する場合には、さらに複数の課題があることを発明者らは発見した。
【0010】
第1に、噴霧部によって液剤を噴霧する場合に、被処理物の量に関係なくミストを均一に付着させる課題である。ドラムの中に単数の衣類を入れてミストを噴霧する場合や、複数の衣類を入れてミストする場合において、それぞれミストを均一に付着する必要がある。また、大型の衣類や重量の重い衣類にも均一にミストを付着する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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