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公開番号
2025103970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221753
出願日
2023-12-27
発明の名称
スピーカ
出願人
フォスター電機株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04R
9/06 20060101AFI20250702BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】第二磁気ギャップの磁束密度を確保しやすいスピーカを提供する。
【解決手段】スピーカ10が備える磁気回路40は、第一磁路71と、第二磁路72と、を形成する。磁気回路40は、第一磁路71のうち、第一磁気ギャップG1の外側形成面G1bと第二磁気ギャップG2の内側形成面G2aとの間の部分を形成する筒状磁性部材43と、第一磁路71のうち、第二磁気ギャップG2の外側形成面G2bと第一磁気ギャップG1の内側形成面G1aとの間の部分を形成する迂回磁路形成部41,42,45と、を備える。第一磁気ギャップG1の下側には、筒状磁性部材43と迂回磁路形成部41,42,45とを径方向で隔てる第一空間61が形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一コイルを備える第一駆動部と、
前記第一コイルよりも径が大きい第二コイルを備える第二駆動部と、
前記第一コイルが配置される第一磁気ギャップ及び前記第二コイルが配置される第二磁気ギャップを有する磁気回路と、
を備えるスピーカであって、
前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップは、共に、軸方向一方側である上側に開放され、
前記第二磁気ギャップは、前記第一磁気ギャップよりも軸方向他方側である下側に位置し、
前記磁気回路は、
前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップのうち両方を通過する第一磁路と、
前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップのうち前記第二磁気ギャップのみを通過する第二磁路と、を形成し、
前記磁気回路は、
前記第一磁路のうち、前記第一磁気ギャップの外側形成面と前記第二磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する筒状磁性部材と、
主に前記第一磁路に磁束を与える第一磁路用磁石を有し、前記第一磁路のうち、前記第二磁気ギャップの外側形成面と前記第一磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する迂回磁路形成部と、
主に前記第二磁路に磁束を与える第二磁路用磁石と、
を備え、
前記第一磁気ギャップの下側には、前記筒状磁性部材と前記迂回磁路形成部とを径方向で隔てる第一空間が形成される、
スピーカ。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記第一空間は、前記第一コイルが進入可能な空間である、
請求項1に記載のスピーカ。
【請求項3】
前記第二磁路用磁石は、環状型磁石で構成され、
前記環状型磁石の径方向内側であって前記第一空間の下側には、前記第一コイルが進入可能な第二空間が形成される、
請求項2に記載のスピーカ。
【請求項4】
前記迂回磁路形成部は、
前記第一磁路用磁石の上側に配置される上側磁性部材と、
前記第一磁路用磁石の下側に配置される下側磁性部材と、
を備える、
請求項1に記載のスピーカ。
【請求項5】
前記第一空間は、前記筒状磁性部材と前記下側磁性部材との間に形成される、
請求項4に記載のスピーカ。
【請求項6】
前記第二磁路用磁石は、環状型磁石で構成され、
前記下側磁性部材は、前記第二磁気ギャップの外側形成面を有する、
請求項4に記載のスピーカ。
【請求項7】
前記下側磁性部材の下面における径方向中心には、上側へ窪む凹部が形成される、
請求項4に記載のスピーカ。
【請求項8】
前記凹部の上端は、前記第二磁路用磁石の下面よりも上側に位置する、
請求項7に記載のスピーカ。
【請求項9】
前記第一駆動部は、音を出すための駆動部であり、
前記第二駆動部は、前記第一駆動部によるスピーカ全体の振動を相殺するための駆動部である、
請求項1に記載のスピーカ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたスピーカは、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップを有する磁気回路を備える。第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップは、共に、軸方向一方側(上側)に開放される。第二磁気ギャップは、第一磁気ギャップよりも径方向外側かつ下側に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/040350号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップを有する磁気回路を備えるスピーカであって、第二磁気ギャップの磁束密度を確保しやすいスピーカを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様に係るスピーカは、第一コイルを備える第一駆動部と、前記第一コイルよりも径が大きい第二コイルを備える第二駆動部と、前記第一コイルが配置される第一磁気ギャップ及び前記第二コイルが配置される第二磁気ギャップを有する磁気回路と、を備えるスピーカであって、前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップは、共に、軸方向一方側である上側に開放され、前記第二磁気ギャップは、前記第一磁気ギャップよりも軸方向他方側である下側に位置し、前記磁気回路は、前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップのうち両方を通過する第一磁路と、前記第一磁気ギャップ及び前記第二磁気ギャップのうち前記第二磁気ギャップのみを通過する第二磁路と、を形成し、前記磁気回路は、前記第一磁路のうち、前記第一磁気ギャップの外側形成面と前記第二磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する筒状磁性部材と、主に前記第一磁路に磁束を与える第一磁路用磁石を有し、前記第一磁路のうち、前記第二磁気ギャップの外側形成面と前記第一磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する迂回磁路形成部と、主に前記第二磁路に磁束を与える第二磁路用磁石と、を備え、前記第一磁気ギャップの下側には、前記筒状磁性部材と前記迂回磁路形成部とを径方向で隔てる第一空間が形成される。
【0006】
本態様では、スピーカは、第一コイルを備える第一駆動部と、第二コイルを備える第二駆動部と、第一コイルが配置される第一磁気ギャップ及び第二コイルが配置される第二磁気ギャップを有する磁気回路と、を備える。第二コイルは、第一コイルよりも径が大きい。第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップは、共に、軸方向一方側である上側に開放される。第二磁気ギャップは、第一磁気ギャップよりも軸方向他方側である下側に位置する。
【0007】
また、本態様では、磁気回路は、第一磁路と、第二磁路と、を形成する。第一磁路は、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップのうち両方を通過する磁路である。第二磁路は、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップのうち第二磁気ギャップのみを通過する磁路である。磁気回路は、第一磁路のうち、第一磁気ギャップの外側形成面と第二磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する筒状磁性部材と、第一磁路のうち、第二磁気ギャップの外側形成面と第一磁気ギャップの内側形成面との間の部分を形成する迂回磁路形成部と、を備える。そして、迂回磁路形成部は、主に第一磁路に磁束を与える第一磁路用磁石を有する。
このため、第一磁路用磁石によって、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップの磁束密度を確保することができる。
【0008】
また、本態様では、磁気回路は、第二磁路用磁石を備える。第二磁路用磁石は、主に第二磁路に磁束を与える。
このため、第二磁路用磁石によって、第二磁気ギャップの磁束密度を確保することができる。
【0009】
また、本態様では、第一磁気ギャップの下側には、筒状磁性部材と迂回磁路形成部とを径方向で隔てる空間(第一空間)が形成される。
このため、第一磁気ギャップ及び第二磁気ギャップのうち第一磁気ギャップのみを通過する磁路(第三磁路)が形成されにくくなり、その結果、第二磁気ギャップの磁束密度を確保しやすくなる。
【0010】
なお、後述の実施形態では、第一駆動部が音を出すための駆動部であり、第二駆動部が第一駆動部によるスピーカ全体の振動を相殺するための駆動部である。しかし、本態様の第一駆動部及び第二駆動部は、これらの駆動部に限定されない。例えば、第一駆動部及び第二駆動部は、共に、音を出すための駆動部であってもよい。また、第二駆動部が音を出すための駆動部であり、第一駆動部が第二駆動部によるスピーカ全体の振動を相殺するための駆動部であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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