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公開番号
2025103759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221381
出願日
2023-12-27
発明の名称
切断砥石の装着構造
出願人
FSテクニカル株式会社
代理人
弁理士法人真菱国際特許事務所
主分類
B24B
55/02 20060101AFI20250702BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】切断砥石に冷却液を安定に供給すること、および切断砥石を駆動軸に着脱自在に且つ適切に装着することできる切断砥石の装着構造を提供する。
【解決手段】冷却液を供給可能な切断砥石20の装着構造であって、回止め軸部11aおよび雄ネジ状軸部11bから成る駆動軸11と、回止め軸部11aに係合すると共に切断砥石20を受けるインナーフランジ61と、雄ネジ状軸部に螺合すると共に切断砥石を挟持固定するロックナット62と、駆動軸11およびロックナット62の少なくとも一方に構成され、供給された冷却液を流入口35aに導く冷却液導入機構84,86と、冷却液導入機構84,86と流路接続された連結雄ネジ部材92および冷却液供給源と流路接続されたジョイント本体91から成る供給ジョイント部63と、を備えたものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
装着孔の孔形成部に冷却液流路の流入口が形成された切断砥石に対し、回転駆動時に冷却液を供給可能な切断砥石の装着構造であって、
装置ボディ側に設けた回止め軸部および前記回止め軸部から突出した雄ネジ状軸部から成り、装着した前記切断砥石を回転駆動する駆動軸と、
前記回止め軸部に係合すると共に、前記雄ネジ状軸部に装着した前記切断砥石を受けるインナーフランジと、
前記雄ネジ状軸部に螺合する雌ネジ状部を有すると共に、前記インナーフランジとの間に前記切断砥石を挟持固定するロックナットと、
前記駆動軸に前記ロックナットを螺合した状態で前記駆動軸および前記ロックナットの少なくとも一方に構成され、冷却液供給源から供給された冷却液を前記流入口に導く冷却液導入機構と、
前記駆動軸と同軸上において前記冷却液導入機構と流路接続された軸状回転部および前記冷却液供給源と流路接続された非回転部材部を有する供給ジョイント部と、を備え、
前記軸状回転部は、前記冷却液導入機構に連通する軸心流路を有し、
前記非回転部材部は、前記軸状回転部を囲繞すると共に径方向から前記軸心流路に連通する環状液溜りと、前記環状液溜りに連通すると共に前記冷却液供給源が接続される接続口部と、を有することを特徴とする切断砥石の装着構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記冷却液導入機構は、
前記流入口が臨むように、前記ロックナットと前記切断砥石との間に構成された環状の冷却液溜りと、
上流側を前記軸心流路に連通すると共に下流側を前記冷却液溜りに連通する導入流路部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項3】
前記導入流路部は、
前記雌ネジ状部の内周面に凹入形成され、前記冷却液溜りから前記雌ネジ状部に沿って軸方向に延びる凹入流路と、
前記凹入流路と前記軸心流路とを連通する連絡流路と、を有することを特徴とする請求項2に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項4】
前記導入流路部は、
前記冷却液溜りに臨むように前記雄ネジ状軸部の外周面に形成された環状溝流路と、
前記雄ネジ状軸部の外周面に形成され、前記環状溝流路から前記雄ネジ状軸部の先端まで延びる一文字流路と、
前記一文字流路と前記軸心流路とを連通する連絡流路と、を有することを特徴とする請求項2に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項5】
前記導入流路部は、
前記冷却液溜りに臨むように前記雄ネジ状軸部の外周面に形成された径方向孔流路と、
前記雄ネジ状軸部の軸心部に形成され、前記径方向孔流路から前記雄ネジ状軸部の先端まで延びる軸方向孔流路と、
前記軸方向孔流路と前記前記軸心流路とを連通する連絡流路と、を有することを特徴とする請求項2に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項6】
前記駆動軸は、前記雄ネジ状軸部の基端側に連なると共に前記装置ボディを貫通して反対側まで延長した延長軸部を有し、且つ前記供給ジョイント部は、前記延長軸部に取り付けられており、
前記導入流路部は、
前記冷却液溜りに臨むように前記雄ネジ状軸部の外周面に形成された径方向孔流路と、
前記雄ネジ状軸部および前記延長軸部の軸心部に形成され、前記径方向孔流路から前記延長軸部の先端まで延びる延長軸方向孔流路と、
前記延長軸方向孔流路と前記前記軸心流路とを連通する連絡流路と、を有することを特徴とする請求項2に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項7】
前記インナーフランジは、前記切断砥石との間をシールする第1シール部材と、前記雄ネジ状軸部との間をシールする第2シール部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の切断砥石の装着構造。
【請求項8】
前記ロックナットは、前記切断砥石との間をシールする第3シール部材を有することを特徴とする請求項1に記載の切断砥石の装着構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスクグラインダ等の切断装置に切断砥石を装着するための切断砥石の装着構造に関し、特に冷却液仕様の切断砥石に冷却液を供給可能とするものに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の切断砥石の装着構造として、内部に冷却媒体用の貫通孔を有する回転刃を、流体流路を有する中空の駆動軸に嵌着するものが知られている(特許文献1参照)。
この装置は、中空部を流体流路とする駆動軸と、駆動軸が水密に且つ回転自在に貫通するマニホールドと、導管を介してマニホールドに冷却媒体を供給する液体の供給源とを備えており、回転刃は、駆動軸の先端部に嵌着されている。
供給源の冷却媒体は、導管を介してマニホールドに供給される。マニホールドでは、回転する駆動軸の流体流路に、マニホールド側開口端から冷却媒体が供給され、さらに先端部に形成された回転刃開放端から回転刃の貫通孔に冷却媒体が供給される。回転刃に流入した冷却媒体は、貫通孔および孔を経て刃部に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭64-42108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような、中空部を冷却媒体の流体流路とする駆動軸に、取付け孔の部分で回転刃(切断砥石)を嵌着する従来の装着構造では、この嵌着部分が脆弱な構造となっていた。このため、回転刃(切断砥石)に冷却液を安定に供給することと、回転刃を駆動軸に着脱自在に且つ適切に装着することと、を両立することができない問題があった。
【0005】
本発明は、切断砥石に冷却液を安定に供給することと、切断砥石を駆動軸に着脱自在に且つ適切に装着することと、を両立することできる切断砥石の装着構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の切断砥石の装着構造は、装着孔の孔形成部に冷却液流路の流入口が形成された切断砥石に対し、回転駆動時に冷却液を供給可能な切断砥石の装着構造であって、装置ボディ側に設けた回止め軸部および回止め軸部から突出した雄ネジ状軸部から成り、装着した切断砥石を回転駆動する駆動軸と、回止め軸部に係合すると共に、雄ネジ状軸部に装着した切断砥石を受けるインナーフランジと、雄ネジ状軸部に螺合する雌ネジ状部を有すると共に、インナーフランジとの間に切断砥石を挟持固定するロックナットと、駆動軸にロックナットを螺合した状態で駆動軸およびロックナットの少なくとも一方に構成され、冷却液供給源から供給された冷却液を流入口に導く冷却液導入機構と、駆動軸と同軸上において冷却液導入機構と流路接続された軸状回転部および冷却液供給源と流路接続された非回転部材部を有する供給ジョイント部と、を備え、軸状回転部は、冷却液導入機構に連通する軸心流路を有し、非回転部材部は、軸状回転部を囲繞すると共に径方向から軸心流路に連通する環状液溜りと、環状液溜りに連通すると共に冷却液供給源が接続される接続口部と、を有することを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、インナーフランジとロックナットの間に切断砥石を挟持固定する形態で、切断砥石を駆動軸に確実に取り付ける(装着する)ことができる。これにより、切断砥石を駆動軸に着脱自在に且つ適切に装着することができる。
また、この状態で、供給ジョイント部から冷却液導入機構を介して切断砥石に冷却液を供給することができる。この場合、冷却液を、非回転部材部の接続口部に連通する環状液溜りから軸状回転部の軸心流路を経て、冷却液導入機構に導くようにしているため、回転することのない非回転部材部から回転する冷却液導入機構および切断砥石に、冷却液を円滑に供給することができる。したがって、切断砥石に冷却液を安定に供給することができる。
【0008】
この場合、冷却液導入機構は、流入口が臨むように、ロックナットと切断砥石との間に構成された環状の冷却液溜りと、上流側を軸心流路に連通すると共に下流側を冷却液溜りに連通する導入流路部と、を有することが好ましい。
【0009】
この構成によれば、インナーフランジとロックナットに挟持固定された切断砥石は、冷却液の流入口が環状の冷却液溜りに臨む。一方、供給ジョイント部の導入流路から流入した冷却液は、導入流路部を通って冷却液溜りに導かれる。そして、冷却液溜りの冷却液は、流入口を介して切断砥石に供給される。回転する切断砥石に供給された冷却液には遠心力が作用するため、供給ジョイント部から流入した冷却液は、導入流路部および冷却液溜りを経て切断砥石に円滑に導かれる。
【0010】
この場合、導入流路部は、雌ネジ状部の内周面に凹入形成され、冷却液溜りから雌ネジ状部に沿って軸方向に延びる凹入流路と、凹入流路と軸心流路とを連通する連絡流路と、を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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