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公開番号2025103241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220482
出願日2023-12-27
発明の名称インストール方法及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 8/61 20180101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約【課題】データの冗長性と機密性と可用性とを維持したままソフトウェアをインストール又は再インストールするインストール方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】プロセッサと、データが記憶され、暗号化された第1データ領域を含むデータ記憶装置と、データが記憶され、暗号化された第2データ領域と、ソフトウェアがインストールされたシステム記憶領域と、を含むシステム記憶装置と、を備えた情報処理装置のソフトウェアをインストール又は再インストールする際に、プロセッサは、少なくとも第1データ領域の暗号化のロックを解除し、少なくともデータ記憶装置のパーティション構成が適切か否かを判断する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサと、
データが記憶される第1データ領域であって、暗号化された第1データ領域を含むデータ記憶装置と、
前記データが記憶される第2データ領域であって、暗号化された第2データ領域と、ソフトウェアがインストールされたシステム記憶領域と、を含むシステム記憶装置と、
を備えた情報処理装置の前記ソフトウェアをインストール又は再インストールするインストール方法において、
前記プロセッサは、
前記システム記憶装置の交換の有無の情報を取得し、
前記システム記憶装置が交換された場合は、
前記データ記憶装置の前記第1データ領域の暗号化のロックを解除し、
前記データ記憶装置のパーティション構成が適切か否かを判断し、
前記パーティション構成が適切と判断した場合に、前記システム記憶装置に前記第2データ領域と前記システム記憶領域とを作成し、
前記システム記憶領域に前記ソフトウェアをインストールし、
前記システム記憶装置が交換されていない場合は、
前記データ記憶装置の前記第1データ領域の暗号化のロックを解除し、
前記システム記憶装置の前記第2データ領域の暗号化のロックを解除し、
前記データ記憶装置及び前記システム記憶装置のパーティション構成が適切か否かを判断し、
前記パーティション構成が適切と判断した場合に前記システム記憶装置に前記ソフトウェアを再インストールする、
インストール方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
前記システム記憶装置が交換された場合に、前記データ記憶装置の前記第1データ領域のデータを前記システム記憶装置の前記第2データ領域に記憶させる、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記システム記憶装置が交換された場合は、前記データ記憶装置が前記第1データ領域を含む場合に前記パーティション構成を適切と判断し、
前記システム記憶装置が交換されていない場合は、前記データ記憶装置が前記第1データ領域を含み、かつ前記システム記憶装置が前記第2データ領域、及び前記システム記憶領域を含む場合に前記パーティション構成を適切と判断する、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記データ記憶装置、及び前記システム記憶装置が存在しているか否かを判断し、
前記存在している場合に前記ソフトウェアをインストール又は再インストールする、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記システム記憶装置が交換された場合は、前記データ記憶装置の全ての領域を列挙して前記パーティション構成が適切か否かを判断し、
前記システム記憶装置が交換されていない場合は、前記データ記憶装置及び前記システム記憶装置の全ての領域を列挙して前記パーティション構成が適切か否かを判断する、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記暗号化のロックの解除に失敗した場合にエラーメッセージを出力する、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記パーティション構成が不適切と判断した場合にエラーメッセージを出力する、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項8】
前記データは、患者の検査対象部位がX線画像診断装置で撮像された検査データを含む、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項9】
前記ソフトウェアは、オペレーティングシステム、及びオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一方を含む、
請求項1に記載のインストール方法。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記データ記憶装置の交換の有無の情報を取得し、
前記システム記憶装置及び前記データ記憶装置が交換された場合は、
前記データ記憶装置に前記第1データ領域を作成し、
前記システム記憶装置に前記第2データ領域と前記システム記憶領域とを作成し、
前記システム記憶領域に前記ソフトウェアをインストールする、
請求項1に記載のインストール方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はインストール方法及びプログラムに係り、特にデータが暗号化されて2重化された装置にソフトウェアをインストール又は再インストールする技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
X線画像診断装置で撮像した検査データを失うと再撮像が必要になり、無効被ばくになる。このため、X線画像診断装置に接続されたコンピュータであるスキャンPC(Personal Computer)は、2台のHDD(Hard Disk Drive)にそれぞれ同じデータを保存している。
【0003】
また、スキャンPCの外部に転送するまでの間の検査データの保護は重要であり、検査データを残したまま、スキャンPCのアプリケーションプログラム及びオペレーティングシステム等の再インストールができる仕組みを持っている。再インストールの際には、事前にHDDのパーティションをチェックし、検査データを間違って上書きして消去しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4567843号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、セキュリティ上の対策で、検査データのパーティションの暗号化が必要である。しかしながら、暗号化のロックがかかっている状態では、インストールプログラムでは検査データ用のパーティションが存在するか否かが判別できない。したがって、この状態で誤って再インストールすると、検査データが上書きされて消去されてしまうという問題があった。
【0006】
特許文献1には、DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)管理ファイルが異常の際に復旧する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1では、オペレーティングシステム等の再インストールによるデータ消去の可能性は考慮されていない。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、データの冗長性と機密性と可用性とを維持したままソフトウェアをインストール又は再インストールするインストール方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の第1態様に係るインストール方法は、プロセッサと、データが記憶される第1データ領域であって、暗号化された第1データ領域を含むデータ記憶装置と、データが記憶される第2データ領域であって、暗号化された第2データ領域と、ソフトウェアがインストールされたシステム記憶領域と、を含むシステム記憶装置と、を備えた情報処理装置のソフトウェアをインストール又は再インストールするインストール方法において、プロセッサは、システム記憶装置の交換の有無の情報を取得し、システム記憶装置が交換された場合は、データ記憶装置の第1データ領域の暗号化のロックを解除し、データ記憶装置のパーティション構成が適切か否かを判断し、パーティション構成が適切と判断した場合に、システム記憶装置に第2データ領域とシステム記憶領域とを作成し、システム記憶領域にソフトウェアをインストールし、システム記憶装置が交換されていない場合は、データ記憶装置の第1データ領域の暗号化のロックを解除し、システム記憶装置の第2データ領域の暗号化のロックを解除し、データ記憶装置及びシステム記憶装置のパーティション構成が適切か否かを判断し、パーティション構成が適切と判断した場合にシステム記憶装置にソフトウェアを再インストールする、インストール方法である。
【0009】
本態様によれば、データの冗長性と機密性と可用性とを維持したままソフトウェアをインストール又は再インストールすることができる。
【0010】
本開示の第2態様に係るインストール方法は、第1態様に係るインストール方法において、プロセッサは、システム記憶装置が交換された場合に、データ記憶装置の第1データ領域のデータをシステム記憶装置の第2データ領域に記憶させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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