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公開番号2025101446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218292
出願日2023-12-25
発明の名称吸収性物品製造装置
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸収性物品の製造工程において、吸収体に設けられるスリット部を適切に形成することができる技術を提供する。
【解決手段】中空円筒形であり、吸収性材料を堆積可能に形成された底部を備え、外側に突出するとともに底部側から先端側に向けて傾斜する側面を備える凸部が設けられる型枠が設けられる回転ドラムと、回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において吸収性材料を型枠に向けて供給する吸収性材料供給手段と、回転ドラム内部に空気を吸引することにより吸収性材料を型枠内に堆積させる吸引手段と、回転ドラムの回転方向において吸収性材料を型枠内に堆積する領域である吸引堆積部と型枠内に堆積された吸収性材料を離型する領域である離型部との間に配置され、型枠に堆積した前記吸収性材料を少なくとも凸部の側面を含む範囲において回転ドラムの内側方向に押しつけるように構成された押圧手段と、を有する吸収性物品製造装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中空円筒形であり、通気性を有するとともに吸収性材料を堆積可能に形成された底部を備え、円筒の中心軸から離れる方向に突出するとともに前記底部側から先端側に向けて傾斜する側面を備える凸部が設けられる型枠が外周面の周方向に沿って設けられ、前記円筒の前記中心軸周りに回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において前記吸収性材料を前記型枠に向けて供給する、吸収性材料供給手段と、
前記型枠を介して前記回転ドラムの円筒内部に空気を吸引することにより前記吸収性材料を前記型枠内に堆積させる吸引手段と、
前記回転ドラムの回転方向において前記吸収性材料を前記型枠内に堆積する領域である吸引堆積部と前記型枠内に堆積された前記吸収性材料を離型する領域である離型部との間に配置され、前記型枠に堆積した前記吸収性材料を少なくとも前記凸部の前記側面を含む範囲において前記回転ドラムの内側方向に押しつけるように構成された押圧手段と、
を有する、
吸収性物品製造装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記凸部は、前記周方向に長手方向を有するように設けられている、
請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項3】
前記凸部は、前記周方向及び前記周方向と直交する方向である幅方向のいずれにも前記側面が形成されている、
請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項4】
前記回転ドラムの前記外周面には、複数の吸収体に対応する前記型枠が設けられており、
前記型枠は、前記回転ドラムの回転方向において前方に位置する前記吸収体に対応する領域の後端部と、当該領域の直後に位置する前記吸収体に対応する領域の前端部とが連通している、
請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項5】
前記型枠は、前記周方向と直交する方向である幅方向の長さが、前記周方向の中央部近傍の領域よりもその両側の領域のいずれか又は両方において長くなるように形成されており、
前記押圧手段は、前記型枠の前記周方向の中央部近傍の領域の幅方向の長さよりも短い幅で前記吸収性材料を前記回転ドラムの内側方向に押しつけるように構成されている、
請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項6】
前記押圧手段は、前記凸部に対応する凹部が外周面に形成された円筒状の回転体である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の製造装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、紙おむつ、尿漏れパッド、生理用ナプキンなどの吸収性物品において、尿などの排液を吸収する吸収体にスリット(或いは溝状の凹部、以下同様)を設けることにより、排液の通液性や吸収性物品の着用性などを向上させることが知られている(例えば特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-172862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなスリットは、排液を吸収するための吸収性材料が配置されない領域を設けることによって形成される。即ち、吸収性物品はスリット部には吸収性材料が存在しないことを前提にして、通液性(着用者にとっての快適性)などの所定の性能を発揮するように設計されている。
【0005】
しかしながら、吸収性物品の製造の工程において、吸収体の成形段階で設けられるスリット部に対して吸収性材料が残留したり、搬送中にスリット周囲に配置される吸収性材料が落ち込んだりしてスリット部の形状が崩れ、スリット部に吸収性材料が存在する状態となってしまうことがある。そのように、スリット部に吸収性材料が多く存在したり、そもそもスリット形状が崩れた状態であると、排液がスリット部の吸収性物品に吸収されることにより通液性が低下し、吸収性物品が設計通りの性能を発揮できなくなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑み、吸収性物品の製造工程において、吸収体に設けられるスリット部を適切に形成することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本開示の一側面に係る吸収性物品の製造装置は次のような構成を採用する。即ち、
中空円筒形であり、通気性を有するとともに吸収性材料を堆積可能に形成された底部を備え、円筒の中心軸から離れる方向に突出するとともに前記底部側から先端側に向けて傾斜する側面を備える凸部が設けられる型枠が外周面の周方向に沿って設けられ、前記円筒の前記中心軸周りに回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において前記吸収性材料を前記型枠に向けて供給する、吸収性材料供給手段と、
前記型枠を介して前記回転ドラムの円筒内部に空気を吸引することにより前記吸収性材料を前記型枠内に堆積させる吸引堆積手段と、
前記回転ドラムの回転方向において前記吸収性材料を前記型枠内に堆積する領域である吸引堆積部と前記型枠内に堆積された前記吸収性材料を離型する領域である離型部との間に配置され、前記型枠に堆積した前記吸収性材料を少なくとも前記凸部の前記側面を含む範囲において前記回転ドラムの内側方向に押しつけるように構成された押圧手段と、
を有する、
吸収性物品製造装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、吸収性物品の製造工程において、吸収体に設けられるスリット部を適切に形成することができる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る吸収性物品製造装置の一部を示す概略図である。
図2は、実施形態1に係るフォーミングドラムの概略を示す斜視図である。
図3Aは、実施形態1に係る型枠の概略形状を示す図である。図3Bは、実施形態1に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第1の図である。図3Cは、実施形態1に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第2の図である。図3Dは、実施形態1に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第3の図である。
図4Aは、実施形態1に係る押圧ロールの概略形状を示す斜視図である。図4Bは、実施形態1に係る押圧ロールを側面から見た状態を示す概略図である。
図5Aは、実施形態1において、吸収性材料が堆積した状態の型枠を示す説明図である。図5Bは、実施形態1に係る型枠の凸部と、押圧ロールの凹部との当接状態を示す説明図である。
図6は、実施形態2に係るフォーミングドラムの概略を示す斜視図である。
図7は、実施形態3に係る吸収性物品製造装置の一部を示す概略図である。
図8は、変形例に係る型枠の概略形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の具体的な実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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