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公開番号
2025101404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218232
出願日
2023-12-25
発明の名称
冷蔵庫及び冷蔵庫用扉の製造方法
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
F25D
23/02 20060101AFI20250630BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】扉面材に生じる不所望な変形を抑えつつ、端部部材に扉面材を取り付けることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、前記冷蔵庫本体に設けられた扉44を備え、扉44は、庫外側の前面を形成する扉面材50と、扉面材50の端部に取り付けられた端部部材60,75とを備え、扉面材50は、前面51の第1端辺50aから後方に突出した第1端面52と、第1端面52の上辺部または下辺部から幅方向内側に突出した第1取付面55と、を備え、端部部材60,75は、第1取付面55が差し込まれる開口部66aを備え、扉44の内部側で開口部66aを形成する先端部62aは、第1端面52から幅方向内側に離れて設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図15A
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵室を内部に有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体に設けられた扉とを備えた冷蔵庫において、
前記扉は、庫外側の前面を形成する扉面材と、前記扉面材の端部に取り付けられた端部部材とを備え、
前記扉面材は、前記前面の第1端辺から後方に突出した第1端面と、前記第1端面の上辺部または下辺部から幅方向内側に突出した第1取付面と、を備え、
前記端部部材は、前記第1取付面が差し込まれる開口部を備え、
前記扉の内部側で前記開口部を形成する先端部は、前記第1端面から幅方向内側に離れて設けられた、冷蔵庫。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記扉面材は、
前記第1端面の後端辺から幅方向内側に突出した後面と、
前記第1取付面の後部と前記後面とを接続し、前記第1端面から幅方向内側に突出する突出部と、
を備え、
前記先端部は、前記突出部よりも幅方向内側に位置している、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記先端部と前記第1端面との間を塞ぐように設けられて、前記第1端面を支持する支持部材を前記端部部材とは別途に備えた、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記端部部材は、前記扉の内部側に向かって凹んで手掛けとなる手掛部を備え、
前記手掛部は前記扉の幅方向のうち一端側が他端側よりも前記扉の内部側への凹みが少ない形状であり、当該一端側において前記支持部材が設けられた、請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記扉面材は、前記前面において前記第1端辺と向かい合う第2端辺から後方に突出した第2端面と、前記第2端面の上辺部または下辺部のうち前記端部部材が取り付けられた側から幅方向内側に突出する第2取付面と、を備え、
前記端部部材は、前記第2取付面が差し込まれた第2開口部を備え、
前記扉の内部側で前記第2開口部を形成する先端部は、前記第2端面を支持するように設けられた、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記扉面材は、前記前面において前記第1端辺と向かい合う第2端辺から後方に突出した第2端面を備え、
前記第2端面を支持する支持部材を前記端部部材とは別途に備えた、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記扉面材は、前記前面の上辺部または下辺部のうち前記端部部材が取り付けられた側から後方に突出して前記端部部材に差し込まれた第3取付面を備え、
前記端部部材は、前記第3取付面が差し込まれた第3開口部を備え、
前記第1取付面が差し込まれた開口部の前端は、前記第3開口部から離れて設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記第1取付面が差し込まれた開口部の後端が前記端部部材の後端よりも前方に離れて設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記第1取付面が差し込まれた開口部は前後方向で複数個所設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
第1突部が傾斜部を有する
前記第1取付面が差し込まれた開口部を形成する前記先端部は、前端に向かって前記第1取付面から離れるように傾斜する傾斜部を備える、請求項1に記載の冷蔵庫。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫及び冷蔵庫用扉の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫の扉は、冷蔵庫の庫外側の前面を形成する扉面材と、庫内側の後面を形成する扉内板と、扉の上下両端を形成する端部部材とが組み合わさり、その内部に発泡断熱材が充填されている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
このような扉では、扉面材の端部を扉の内側に向かって折り曲げて、折り曲げた先の部分を端部部材に差し込むようにして端部部材を扉面材に取り付けることがある。折り曲げた先の部分を端部部材に差し込むことで、扉の前面や側面における端部部材の突出を抑制でき、外観を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-47871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、扉の内側に向かって折り曲げた先の部分を端部部材に差し込もうとすると、扉面材を手で広げるように曲げ直すなどする必要があり、変形の繰り返しによる歪みが扉面材に残るおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、歪みの発生を抑えつつ端部部材に扉面材を取り付けることができる冷蔵庫を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態による冷蔵庫は、貯蔵室を内部に有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体に設けられた扉とを備えた冷蔵庫において、前記扉は、庫外側の前面を形成する扉面材と、前記扉面材の端部に取り付けられた端部部材とを備え、前記扉面材は、前記前面の第1端辺から後方に突出した第1端面と、前記第1端面の上辺部または下辺部から幅方向内側に突出した第1取付面と、を備え、前記端部部材は、前記第1取付面が差し込まれる開口部を備え、前記扉の内部側で前記開口部を形成する先端部は、前記第1端面から幅方向内側に離れて設けられたものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
冷蔵庫の縦断面図
冷蔵庫の正面図
扉を斜め前上方から示す斜視図
扉を斜め後上方から示す斜視図
扉の断面図
扉前板を斜め後上方から示す斜視図
扉前板の平面図
扉前板の要部を斜め前上方から示す斜視図
上側の端部部材の正面図
上側の端部部材の斜視図
図9のA-A断面図
外面部を省略した端部部材と扉面材を模式的に示す平面図
上側の端部部材の右端部を斜め前下方から見た斜視図
第1突部を示す上側の端部部材の要部拡大正面図
上側の端部部材の右側面図
上側の端部部材の左端部を斜め後から見た図
図11におけるB-Bに相当する位置での扉の断面図であって、支持部材及び断熱材を省略した図
図15Aの要部を拡大して示す図
図11におけるC-Cに相当する位置での扉の断面図であって、支持部材及び断熱材を省略した図
図16Aの要部を拡大して示す図
図11におけるD-Dに相当する位置での扉の断面図であって、支持部材及び断熱材を省略した図
下側の端部部材を斜め前上方から示す斜視図
上側の端部部材に支持部材を取り付けた状態を斜め後下方から示す斜視図
上側の端部部材に支持部材を取り付ける前の状態を斜め後下方から示す斜視図
図11におけるC-Cに相当する位置での扉の断面図であって、断熱材を省略した図
端部部材を扉面材に取り付ける手順を示す図
図21(c)の要部拡大図
図21(d)の要部拡大図
端部部材を扉面材に取り付ける途中を示す図であって、第1収容部に第1取付面が挿入される状態を示す図
端部部材の底面図
支持部材の斜視図
端部部材と支持部材の分解斜視図
変更例の端部部材と支持部材を示す底面図
図28におけるA4-A4に相当する位置での断面図
図28におけるA5-A5に相当する位置での断面図
変更例1における外面部を省略した端部部材と扉面材を示す平面図
他の変更例1における外面部を省略した端部部材と扉面材を示す平面図
変更例3の冷蔵庫における支持部材の配置を示す図
変更例4の冷蔵庫における支持部材の配置を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態について図面に基づき説明する。
【0010】
(1)冷蔵庫10の構成
図1及び図2に実施形態の冷蔵庫10を示す。冷蔵庫10の筐体11は、冷蔵庫10の外郭を形成する外箱12と、外箱12と組み合わされる内箱13と、外箱12と内箱13との間の断熱部14とを有している。断熱部14には断熱材が充填されている。その断熱材を、外箱12と内箱13が挟んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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