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公開番号2025100925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025073261,2021565692
出願日2025-04-25,2020-12-18
発明の名称スライドレール装置に於けるスライドロック構造
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60N 2/08 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】スライドレール装置におけるスライドロック構造において、簡素な構造をもって高い機械的強度の確実なロック状態が得られること。
【解決手段】ケーシング50と、左右外側に設けられたカム面66及び左右外向きに突出する係合突部58を備え、係合突部58がレール24のスロット40に突入する係合位置と、係合突部58がスロット40から離脱した解除位置との間を左右方向に変位可能にケーシング20に設けられた左右のロック部材56と、左右のロック部材56を前記係合位置に向けて付勢する圧縮コイルばね68と、ケーシング50に変位可能に設けられ、上下方向に変位することにより、左右のロック部材56を、圧縮コイルばね68のばね力に抗して前記解除位置に変位させるべくカム面66に摺設する対応カム面94を備えた操作部材86とを設ける。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
左右方向に隔置されて互いに対向する第1側壁及び第2側壁を含み、溝形の断面を有して長手方向に延在し、前記第1側壁及び前記第2側壁のそれぞれに、前記長手方向に所定間隔をおいて複数のスロットが設けられている直線状のレールと、前記レールにスライド可能に係合するスライダとを有するスライドレール装置に於けるスライドロック構造であって、
前記スライダに取り付けられ、前記第1側壁及び前記第2側壁間に位置する部分を含むケーシングと、
左右外側に設けられたカム面及び左右外向きに突出する少なくとも一つの係合突部を備え、前記少なくとも一つの係合突部が、前記スロットのいずれかに突入する係合位置と、前記少なくとも一つの係合突部が、前記スロットのいずれかからも離脱した解除位置との間を前記左右方向に変位可能に、前記ケーシングに設けられた第1ロック部材及び第2ロック部材と、
前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材を前記係合位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記ケーシングに変位可能に設けられ、所定の方向に変位することにより、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材のそれぞれを、前記第1付勢部材のばね力に抗して、前記解除位置に変位させるべく、前記カム面に摺設する対応カム面を備えた操作部材と、
前記操作部材を前記ケーシングに対して上方に向けて付勢する第2付勢部材とを有し、
前記操作部材は、前記第2付勢部材のばね力に抗して下向きに変位可能であって、
前記カム面が上側から下側に向けて外向きに傾斜した少なくとも一つの傾斜外面を含み、前記対応カム面が上側から下側に向けて外向きに傾斜した少なくとも一つの傾斜内面を含むことにより、前記操作部材の下方向の移動により、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材のそれぞれが、前記第1付勢部材のばね力に抗して、前記解除位置に変位するようにし、
前記操作部材が下方に向けて押圧されていない定常状態では、前記操作部材が前記第2付勢部材によって付勢され、前記操作部材の前記傾斜内面が前記傾斜外面から上方に離間しているスライドロック構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はスライドレール装置に於けるスライドロック構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車のシート装置等に用いられるスライドレール装置に於けるスライドロック構造として、ロアレールに形成されたラック歯或いは凹部に、スライダに回動可能に設けられたレバーの係止爪が係合することによりロック状態になるものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-75947号公報
特開2019-137126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスライドロック構造は、簡素な構造と高い機械的強度の確実なロック状態とを両立することが難しい。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、スライドレール装置におけるスライドロック構造において、簡素な構造をもって高い機械的強度の確実なロック状態が得られることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるスライドロック構造は、左右方向に隔置されて互いに対向する第1側壁(36)及び第2側壁(36)を含み、溝形の断面を有して長手方向に延在し、前記第1側壁及び前記第2側壁のそれぞれに、前記長手方向に所定間隔をおいて複数のスロット(40)が設けられている直線状のレール(24)と、前記レールにスライド可能に係合するスライダ(26)とを有するスライドレール装置(14)におけるスライドロック構造(10)であって、前記スライダに取り付けられ、前記第1側壁及び前記第2側壁間に位置する部分を含むケーシング(50)と、左右外側に設けられたカム面(66)及び左右外向きに突出する少なくとも一つの係合突部(58)を備え、前記少なくとも一つの係合突部が、前記スロットのいずれかに突入する係合位置と、前記少なくとも一つの係合突部が、前記スロットのいずれかからも離脱した解除位置との間を前記左右方向に変位可能に、前記ケーシングに設けられた第1ロック部材(56)及び第2ロック部材(56)と、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材を前記係合位置に向けて付勢する第1付勢部材(68)と、前記ケーシングに変位可能に設けられ、所定の方向に変位することにより、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材のそれぞれを、前記第1付勢部材のばね力に抗して、前記解除位置に変位させるべく、前記カム面に摺設する対応カム面(94)を備えた操作部材(86)とを有する。
【0007】
この構成によれば、簡素な構造をもって高い機械的強度の確実なロック状態が得られる。また、スライドロック構造が一つのカートリッジとして取り扱われ、スライドレール装置に対するスライドロック構造の組み付け性が向上する。
【0008】
本実施形態によるスライドロック構造は、好ましくは、前記操作部材を前記ケーシングに対して上方に向けて付勢する第2付勢部材(92)を更に有し、前記操作部材は、前記第2付勢部材のばね力に抗して下向きに変位可能であって、前記カム面が上側から下側に向けて外向きに傾斜した少なくとも一つの傾斜外面を含み、前記対応カム面が上側から下側に向けて外向きに傾斜した少なくとも一つの傾斜内面を含むことにより、前記操作部材の下方向の移動により、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材のそれぞれが、前記第1付勢部材のばね力に抗して、前記解除位置に変位するようになっている。
【0009】
この構成によれば、簡素な構造をもって第1ロック部材及び第2ロック部材の解除位置への変位が確実に行われる。
【0010】
本実施形態によるスライドロック構造は、好ましくは、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材の前記少なくとも一つの係合突部は、前記長手方向について、隣り合う前記スロットの間隔の整数倍の間隔をおいて設けられた複数の係合突部を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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