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公開番号2025100865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025071377,2021062987
出願日2025-04-23,2021-04-01
発明の名称プログラム作成支援装置
出願人株式会社キーエンス
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G05B 19/05 20060101AFI20250626BHJP(制御;調整)
要約【課題】PLCで実行されるユーザプログラムを開発するための開発環境と、表示画面の開発環境とを統合した統合開発環境を備えたプログラム作成支援装置を提供すること。
【解決手段】プログラム作成支援装置は、プログラマブルロジックコントローラに転送されて実行されるユーザプログラムの開発を支援する非Webアプリケーションベースの第一開発環境と、前記プログラマブルロジックコントローラにおいて前記ユーザプログラムにしたがって使用されるシンボルから収集されるシンボル値を表示する表示画面を、構造を記述するデータと装飾を記述するデータと動的な処理を記述するコードとにより記述されるWebページとして生成することで当該表示画面の開発を支援するWebアプリケーションベースの第二開発環境とを統合した統合開発環境を提供する提供手段を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザプログラムである制御プログラムにしたがってデバイス又は変数であるシンボルを使用する実行エンジンと、作画データである表示部品にしたがってブラウザを有する外部の表示装置上でWebHMIを実現するために、当該表示部品を当該ブラウザに提供するWebサーバとを有するプログラマブルロジックコントローラのためのプログラム作成支援装置であって、
前記プログラマブルロジックコントローラと通信する通信手段と、
前記通信手段を介して前記プログラマブルロジックコントローラに転送されて実行される前記ユーザプログラムの開発を支援する非Webアプリケーションベースの第一開発環境と、前記通信手段を介して前記プログラマブルロジックコントローラに作画データとして転送されて前記Webサーバから当該ブラウザに提供される表示部品にしたがって、前記プログラマブルロジックコントローラにおいて前記ユーザプログラムにしたがって使用されるシンボルから収集されるシンボル値を表示するWebHMIの表示画面を、構造を記述するデータと装飾を記述するデータと動的な処理を記述するコードとにより記述されるWebページとして生成することで当該表示画面の開発を支援するWebアプリケーションベースの第二開発環境とを統合した統合開発環境を提供する提供手段と、を有することを特徴とするプログラム作成支援装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記提供手段は、前記ユーザプログラムと、前記表示画面を描画するための表示部品とを単一のプロジェクトとして管理するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項3】
前記プロジェクトは、
前記第一開発環境を通じて作成された前記ユーザプログラム、シンボルの定義情報、および、前記プログラマブルロジックコントローラの構成情報と、
前記第二開発環境を通じて作成された前記表示画面の表示部品と、を含み、
前記表示部品は、当該表示画面に表示される情報を保持しているシンボルを参照するための参照情報を含むことを特徴とする請求項2に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項4】
前記第一開発環境および前記第二開発環境から呼び出され、前記プロジェクトの全体にわたって検索を実行する共通検索手段をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項5】
前記第一開発環境および前記第二開発環境は、前記共通検索手段による検索結果を用いてユーザ入力の補助またはユーザにより入力された情報のエラーチェックを実行することを特徴とする請求項4に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項6】
前記提供手段は、前記通信手段を介して前記プログラマブルロジックコントローラから前記シンボル値を取得し、前記第一開発環境においてユーザプログラムと関連付けて前記シンボル値を表示するか、または、前記表示画面に前記シンボル値を表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項7】
前記第一開発環境は、WebAPIにしたがって前記第二開発環境と通信する第一Webサーバを有し、
前記第二開発環境は、前記表示画面を構成する表示部品に紐づけられているシンボルの定義情報であって、前記第一開発環境において作成された定義情報を、前記第一Webサーバを介して、取得して、前記表示画面を描画するための表示部品に反映させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項8】
前記プログラマブルロジックコントローラは、前記第二開発環境により作成された前記表示画面に前記シンボルに格納されている情報を反映して提供する第二Webサーバを有し、
前記第二開発環境は、前記第一Webサーバを介して前記第二Webサーバにアクセスして、前記表示画面を表示するWebブラウザを含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項9】
前記第一開発環境および前記プログラマブルロジックコントローラは、前記Webブラウザと前記第二WebサーバとにTCP透過通信を提供するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のプログラム作成支援装置。
【請求項10】
前記統合開発環境は、前記第一開発環境において前記ユーザプログラムの編集を受け付け、前記第二開発環境において前記表示画面の編集を受け付けるエディタモードと、前記第一開発環境において前記ユーザプログラムに紐づけられているシンボルからシンボル値を取得して表示し、前記第二開発環境において前記表示画面に紐づけられているシンボルのシンボル値を前記プログラマブルロジックコントローラから取得して当該表示画面に表示するモニタモードと、を含み、
前記第一開発環境および前記第二開発環境はそれぞれ、前記エディタモードと前記モニタモードとの切り替えを指示する指示手段を有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム作成支援装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
プログラマブルロジックコントローラ(PLC)はファクトリーオートメーションにおいて製造機器や搬送装置、検査装置などの産業機械を制御するコントローラである。PLCはプログラマーによって作成されるラダープログラムなどのユーザプログラムを実行することで様々な拡張ユニットや被制御機器を制御する。PLCの動作を監視するために、PLCが保持しているデータを収集して、PLCの外部に接続されたHMI(ヒューマンマシンインタフェース:表示装置)でデータをリアルタイムでモニタすることが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-166827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、PLCのHMIはビットマップデータを表示するように構成されており、HMI用の表示プログラムと表示設定が専用のソフトウエアを用いてプログラム作成支援装置で作成されていた。プログラム作成支援装置はパーソナルコンピュータ(PC)や産業用コンピュータ(IPC)により実現される。その一方で、PLCのそばに設置されているHMIの代わりに、PLCから離れた場所にあるPCからPLCにアクセスしてPLCのデータをリアルタイムで監視できれば便利であろう。とりわけ、Webベースの技術でPLCのデータを表示できれば、Webブラウザを搭載したPCであればPLCのリアルタイム監視装置として利用可能となる。このような監視装置または表示装置をWebHMIと呼ぶことにする。
【0005】
ところで、プログラム作成支援装置は、PLCで実行されるラダープログラムなどのユーザプログラムを作成するPCアプリケーションベースのソフトウエア開発環境を有している。また、プログラム作成支援装置は、HMIまたはWebHMIのためのソフトウエア開発環境を別にインストールされていることがある。従来、これら二つのソフトウエア開発環境は独立しており、ユーザは個別にこれらを起動してPLCやWebHMIのためのソフトウエアを開発しており、開発効率が悪かった。そこで、本発明は、PLCで実行されるユーザプログラムを開発するための開発環境と、表示画面の開発環境とを統合した統合開発環境を備えたプログラム作成支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
ユーザプログラムである制御プログラムにしたがってデバイス又は変数であるシンボルを使用する実行エンジンと、作画データである表示部品にしたがってブラウザを有する外部の表示装置上でWebHMIを実現するために、当該表示部品を当該ブラウザに提供するWebサーバとを有するプログラマブルロジックコントローラのためのプログラム作成支援装置であって、
前記プログラマブルロジックコントローラと通信する通信手段と、
前記通信手段を介して前記プログラマブルロジックコントローラに転送されて実行される前記ユーザプログラムの開発を支援する非Webアプリケーションベースの第一開発環境と、前記通信手段を介して前記プログラマブルロジックコントローラに作画データとして転送されて前記Webサーバから当該ブラウザに提供される表示部品にしたがって、前記プログラマブルロジックコントローラにおいて前記ユーザプログラムにしたがって使用されるシンボルから収集されるシンボル値を表示するWebHMIの表示画面を、構造を記述するデータと装飾を記述するデータと動的な処理を記述するコードとにより記述されるWebページとして生成することで当該表示画面の開発を支援するWebアプリケーションベースの第二開発環境とを統合した統合開発環境を提供する提供手段と、を有することを特徴とするプログラム作成支援装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、PLCで実行されるユーザプログラムを開発するための開発環境と、表示画面の開発環境とを統合した統合開発環境を備えたプログラム作成支援装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
PLCシステムを示す図
PCを説明する図
PLCを説明する図
プログラム作成支援装置のCPUにより実現される機能
PLCのCPUにより実現される機能
PLC開発環境とWebHMI開発環境との間で実行される通信を示すシーケンス図
PLC開発環境とWebHMI開発環境との間で実行される通信を示すシーケンス図
動作モードの切り替え方法を示すフローチャート
動作モードの切り替え方法を示すフローチャート
動作モードの切り替え方法を示すフローチャート
動作モードの切り替え方法を示すフローチャート
WebHMI開発環境の起動方法を説明する図
WebHMI開発環境のUIを説明する図
WebHMI開発環境のUIを説明する図
WebHMI開発環境のUIを説明する図
検索置換機能を説明する図
入力補助機能を説明する図
プロジェクトのインポート/エクスポートを説明する図
インポートに伴うユニット構成の対応関係の入力を説明する図
WebHMI開発環境のUIを説明する図
WebHMI開発環境のUIを説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態が詳しく説明される。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一または同様の構成には同一の参照番号が付され、重複した説明は省略される。同一または類似の要素を示す参照符号の末尾には小文字のアルファベットが付与されることがある。複数の要素に共通する事項が説明される場合、小文字のアルファベットが省略される。
【0010】
<システム構成>
はじめにプログラマブルロジックコントローラ(PLC、単にプログラマブルコントローラと呼ばれてもよい)を当業者にとってよりよく理解できるようにするために、一般的なPLCの構成とその動作について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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