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公開番号
2025100500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024225039
出願日
2024-12-20
発明の名称
車両ヘッドライト制御のためのデイライトオーバーライド
出願人
ハーレー-ダビッドソン・モーター・カンパニー インコーポレイテッド
,
Harley-Davidson Motor Company, Inc.
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B60Q
1/14 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両のハイビームヘッドライトを制御するシステムを提供する。
【解決手段】車両10のハイビームヘッドライト42を制御するシステム、方法、及びデバイスである。1つのシステムは、車両に搭載されているハイビームヘッドライトと、車両に搭載されているセンサ60,62と、電子制御ユニット200とを備えている。電子制御ユニットは、ハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容し、車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定し、センサから受容したデータに基づいて現在の時刻を決定するように構成されている。現在の時刻が日中であり、オーバーライドのステータスが有効にされることに応答して、電子制御ユニットは、自動ハイビーム機能をオーバーライドして、自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、入力に基づいてハイビームヘッドライトを点灯させるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されているハイビームヘッドライトと、
前記車両に搭載されているセンサと、
電子制御ユニットであり、
前記ハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容するように構成され、
前記車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定するように構成され、
前記センサから受容したデータに基づいて現在の時刻を決定するように構成され、
前記現在の時刻が日中であり、かつ前記オーバーライドの前記ステータスが有効にされることに応答して、前記自動ハイビーム機能をオーバーライドし、前記自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするように構成されている、電子制御ユニットとを備えている、
システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
さらに、前記現在の時刻が日中であり、かつ前記オーバーライドの前記ステータスが無効にされることに応答して、前記自動ハイビーム機能によって、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトが点灯されることを防止するように、前記電子制御ユニットは構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記センサは、カメラと光センサとのうちの少なくとも一方を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記電子制御ユニットはさらに、第2入力を受容し、前記第2入力に基づいて前記オーバーライドの前記ステータスを設定するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
さらに、前記車両に搭載されているユーザインターフェースを備え、前記電子制御ユニットは、前記ユーザインターフェースから前記第2入力を受容するように構成されている、請求項4記載のシステム。
【請求項6】
前記電子制御ユニットはさらに、前記車両の市場構成を決定するように構成され、
前記現在の時刻が日中であることと、前記オーバーライドの前記ステータスが有効にされることと、前記オーバーライドが前記市場構成で可能にされることとに応答して、前記電子制御ユニットは、前記自動ハイビーム機能の前記ステータスを有効にされた状態に維持しながら、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするように、前記自動ハイビーム機能をオーバーライドするように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項7】
車両のハイビームヘッドライトを制御する方法であって、
前記車両の電子制御ユニットで、前記ハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容するステップと、
前記電子制御ユニットで、前記車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定するステップと、
前記電子制御ユニットで、現在の時刻を決定するステップと、
前記現在の時刻が日中であり、かつ前記オーバーライドの前記ステータスが有効にされることに応答して、前記電子制御ユニットで、前記自動ハイビーム機能をオーバーライドし、前記自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするステップとを備えている、方法。
【請求項8】
さらに、前記現在の時刻が夜間であることに応答して、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするステップを備えている、請求項7記載の方法。
【請求項9】
さらに、前記現在の時刻が日中であり、かつ前記オーバーライドの前記ステータスが無効にされることに応答して、前記自動ハイビーム機能によって、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトが点灯されることを防止するステップを備えている、請求項7記載の方法。
【請求項10】
さらに、
前記自動ハイビーム機能の前記ステータスを決定するステップと、
前記自動ハイビーム機能の前記ステータスが無効にされることに応答して、前記入力に基づいて前記ハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするステップとを備えている、請求項7記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載する態様は、自動二輪車のハイビームシステムなど、車両の照明システムを制御するシステム及び方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、例えば1つ以上のロービームヘッドライトや、1つ以上のハイビームヘッドライトなど、1つ以上のヘッドライトが装備されている。ヘッドライトは、ユーザ入力(例えば、アクチュエータ又は他の入力機構、即ち、ボタン、レバー、スイッチなどの操作)に応答して制御されてよい。また、自動ヘッドライト制御が装備された車両がある。自動ヘッドライト制御の中では、車両に含まれた電子制御ユニットが、1つ以上の車両センサなどの1つ以上のセンサを介して収集されたデータに応答して、ヘッドライトの動作を制御するように構成されている例えば、車両には、自動ハイビーム(AHB)制御又は機能が装備されてよく、自動ハイビーム(AHB)制御又は機能は、ハイビームが効果的でないか、又は他の車両に影響する可能性がある運転条件など、1つ以上の運転条件の検出に応答して、ハイビームヘッドライトを自動的に(即ち、ユーザの操作なしに)消灯させるように構成されている。
【発明の概要】
【0003】
本明細書に記載される態様は、制御を無効にすることを必要とせずに、特定の運転条件に対して、例えば、AHB機能などの自動ヘッドライト制御をオーバーライドするシステム及び方法を提供する。例えば、一態様では、システムを提供する。システムは、
車両に搭載されているハイビームヘッドライトと、
車両に搭載されているセンサと、
電子制御ユニットであり、
ハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容するように構成され、
車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定するように構成され、
センサから受容したデータに基づいて現在の時刻を決定するように構成され、
現在の時刻が日中であり、かつオーバーライドのステータスが有効にされることに応答して、自動ハイビーム機能をオーバーライドし、自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、入力に基づいてハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするように構成されている、電子制御ユニットとを備えているものである。
【0004】
他の態様では、車両のハイビームヘッドライトを制御する方法を提供する。方法は、
車両の電子制御ユニットで、ハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容するステップと、
電子制御ユニットで、車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定するステップと、
電子制御ユニットで、現在の時刻を決定するステップと、
現在の時刻が日中であり、かつオーバーライドのステータスが有効にされることに応答して、電子制御ユニットで、自動ハイビーム機能をオーバーライドし、自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、入力に基づいてハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にするステップとを備えているものである。
【0005】
さらに他の態様では、1つ以上の電子プロセッサによって実行された場合に、一連の機能を実行する命令を含むコンピュータプログラム(非一時的なコンピュータ可読媒体)を提供する。一連の機能は、
車両のハイビームヘッドライトを点灯させるために、入力を受容することと、
車両の自動ハイビーム機能のオーバーライドのステータスを決定することと、
現在の時刻を決定することと、
現在の時刻が日中であり、かつオーバーライドのステータスが有効にされることに応答して、自動ハイビーム機能をオーバーライドし、自動ハイビーム機能のステータスを有効にされた状態に維持しながら、入力に基づいてハイビームヘッドライトを点灯させることを可能にすることとを備えているものである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
以下の詳細な説明とともに、同様の参照数字が別々の図全体を通して同一又は機能的に類似の要素を指し示す添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、さらに、さまざまな態様を例示し、それらの態様のさまざまな原理及び利点を説明するのに役立つ。
【0007】
いくつかの態様に係る自動二輪車の側面図である。
いくつかの態様に係り、図1の自動二輪車の電子制御ユニットを概略的に示す。
いくつかの態様に係り、図1の自動二輪車のハイビームヘッドライトを制御する方法を示すフローチャートである。
他の態様に係り、図1の自動二輪車のハイビームヘッドライトを制御する他の方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の説明及び添付図面に、1つ以上の態様を記載及び図示する。これらの態様は、本明細書で提供される特定の詳細に限定されず、さまざまな方式で変更されてよい。さらに、本明細書に記載されない他の態様が、存在してよい。また、1つの構成要素によって実行されるものとして本明細書に記載した機能性は、分散された方式で、複数の構成要素によって実行されてよい。同様に、複数の構成要素によって実行される機能性は、統合されて単一の構成要素によって実行されてよい。同様に、特定の機能を実行するものとして記載される構成要素はさらに、本明細書に記載されない追加的な機能を実行してよい。例えば、ある方式で「構成」されているデバイス又は構造は、少なくともその方式で構成されているが、記載されない方式で構成されてよい。さらに、本明細書に記載されるいくつかの例は、1つ以上の電子制御ユニット又はコントローラを含んでよい。例えば、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、カスタマイズされたプロセッサ、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つ以上の汎用又は特殊な電子プロセッサと、本明細書に記載される機能性を実施するために、1つ以上の電子制御ユニット又はコントローラを制御する固有の格納されたプログラム命令(ソフトウェアとファームウェアとの両方を含む)とで、これらの電子制御ユニット又はコントローラは、構成されてよいことが、理解されることである。
【0009】
同様に、記載される機能性を実行するために、1つ以上の電子プロセッサによって実行可能な命令を格納する非一時的なコンピュータ可読媒体として、本明細書に記載される態様は実施されてよい。本出願で使用されるように、「非一時的なコンピュータ可読媒体」は、全てのコンピュータ可読媒体を含むが、一時的な伝播する信号から構成されない。従って、非一時的なコンピュータ可読媒体は、例えば、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory),レジスタメモリ,プロセッサキャッシュ,又はそれらの任意の組み合わせを含んでよい。
【0010】
さらに、本明細書で使用される言い回しと用語とは、説明のためであり、限定的とはみなされないものとする。例えば、本明細書で「含む」、「含有する」、「備えている」、「有する」、及びそれらの変種の使用は、それ以降に列挙される事項及びその等価物、及び追加の事項を含むことを意味する。「接続される」及び「結合される」という用語は、広義に使用され、直接的及び間接的な接続と結合との両方を含む。さらに、「接続される」及び「結合される」は、物理的又は機械的な接続又は結合に限定されず、直接的/間接的であるかにかかわらず、電気的な接続又は結合を含んでよい。さらに、第1及び第2、上部及び下部などの関係用語は、本明細書では、1つの実体又は動作を別の実体又は動作から区別するためにのみ使用され、そのような実体又は動作間の実際のそのような関係又は順序を、必ずしも要求又は暗示しない。
(【0011】以降は省略されています)
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