TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025100125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217260
出願日2023-12-22
発明の名称処理装置、リーン車両及び診断方法
出願人ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人個人,個人,個人
主分類B60W 50/04 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】リーン車両の安全性を向上させることができる処理装置を得る。
【解決手段】処理装置80は、慣性計測装置70を備えるリーン車両100に搭載される処理装置であって、慣性計測装置70の電源がオンとなって当該慣性計測装置70の第1診断が実行されてから、電源がオフとなるまでの間において、慣性計測装置70に衝撃が加わる事象の発生の有無を推定する推定部81と、当該事象が発生したと推定部により推定される場合に、慣性計測装置70の第2診断の支援動作を実行する支援動作部82と、を備えている。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
慣性計測装置(70)を備えるリーン車両(100)に搭載される処理装置であって、
前記慣性計測装置(70)の電源がオンとなって当該慣性計測装置(70)の第1診断が実行されてから、前記電源がオフとなるまでの間において、前記慣性計測装置(70)に衝撃が加わる事象の発生の有無を推定する推定部(81)と、
前記事象が発生したと前記推定部(81)により推定される場合に、前記慣性計測装置(70)の第2診断の支援動作を実行する支援動作部(82)と、
を備えている
処理装置(80)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記推定部(81)は、前記慣性計測装置(70)の検出結果に基づいて、前記事象の有無を推定する構成である
請求項1に記載の処理装置(80)。
【請求項3】
前記リーン車両(100)は、駆動源としてエンジン(5)を備え、
前記推定部(81)は、前記エンジン(5)が停止したことに基づいて、前記事象が発生したと推定する構成である
請求項1に記載の処理装置(80)。
【請求項4】
前記支援動作は、前記慣性計測装置(70)に前記第2診断を実行させる動作を含む
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の処理装置(80)。
【請求項5】
前記支援動作は、前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行する動作を含む
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の処理装置(80)。
【請求項6】
前記支援動作部(82)は、前記支援動作において前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行するときに、一回前の前記慣性計測装置(70)の診断結果に基づいて、前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行する構成である
請求項5に記載の処理装置(80)。
【請求項7】
前記支援動作部(82)は、前記リーン車両(100)が停止している状態で、前記支援動作での前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行する構成である
請求項5に記載の処理装置(80)。
【請求項8】
前記リーン車両(100)は、駆動源としてエンジン(5)を備え、
前記支援動作部(82)は、前記リーン車両(100)が停止しており、且つ前記エンジン(5)が停止している状態で、前記支援動作での前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行する構成である
請求項5に記載の処理装置(80)。
【請求項9】
前記支援動作は、前記リーン車両(100)のライダーに前記慣性計測装置(70)の前記第2診断を実行させる操作を促す報知を報知装置(101)に行わせる信号である報知信号を出力する構成を含む
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の処理装置(80)。
【請求項10】
前記支援動作部(82)は、
前記慣性計測装置(70)の異常が検出されたときに、報知装置(101)に報知させる信号である報知信号を出力する構成であり、
前記第2診断で前記慣性計測装置(70)の異常が検出されたとき、前記第1診断で前記慣性計測装置(70)の異常が検出されたときと比べ、前記報知装置(101)による報知の知覚性が高くなる前記報知信号を出力する構成である
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の処理装置(80)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リーン車両に搭載される処理装置、該処理装置を備えたリーン車両、及び、リーン車両に用いられる診断方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リーン車両には、該車両の姿勢を検出する慣性計測装置を備え、当該慣性計測装置の検出結果に基づいて、車両の制動力を制御する構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-062851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているようなリーン車両は、自動四輪車等と比べて車体の安定性が低く、例えば、車体が転倒すること等がある。慣性計測装置は、そのような車体の転倒の衝撃等によって不具合が生じることがあり得る。そして、慣性計測装置に不具合が生じている状態で、該慣性計測装置の検出結果に基づいて制動力等の制御が行われる場合には、リーン車両の安全性が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上述の課題を背景としてなされたものであり、リーン車両の安全性を向上させることができる処理装置を得ることを、第1の目的とする。また、本発明は、このような処理装置を備えたリーン車両を得ることを、第2の目的とする。また、本発明は、車両の安全性を向上させることができる診断方法を得ることを、第3の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る処理装置は、慣性計測装置を備えるリーン車両に搭載される処理装置であって、慣性計測装置の電源がオンとなって当該慣性計測装置の第1診断が実行されてから、電源がオフとなるまでの間において、慣性計測装置に衝撃が加わる事象の発生の有無を推定する推定部と、当該事象が発生したと推定部により推定される場合に、慣性計測装置の第2診断の支援動作を実行する支援動作部と、を備えている。
【0007】
本発明に係るリーン車両は、本発明に係る処理装置を備えている。
【0008】
本発明に係る診断方法は、リーン車両に搭載された慣性計測装置を診断する診断方法であって、慣性計測装置の電源がオンとなって当該慣性計測装置の第1診断が実行されてから、電源がオフとなるまでの間において、慣性計測装置に衝撃が加わる事象の発生の有無を推定部が推定する推定ステップと、当該事象が発生したと推定ステップにより推定される場合に、慣性計測装置の第2診断の支援動作を支援動作部が実行する支援動作ステップと、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る処理装置は、慣性計測装置の電源がオンとなって当該慣性計測装置の第1診断が実行され後において、慣性計測装置に衝撃が加わる事象が発生したと推定される場合に、慣性計測装置の第2診断の支援動作を実行する。このため、処理装置は、第1診断が実行された後に、例えば、リーン車両が転倒して慣性計測装置に衝撃が加わるような場合等に、慣性計測装置の第2診断の支援動作を実行することができ、慣性計測装置を診断することができるので、リーン車両の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る処理装置が搭載されるリーン車両の構成を示す図である。
本発明の実施の形態に係るリーン車両のブレーキシステムの構成を示す図である。
本発明の実施の形態に係る処理装置を説明するためのブロック図である。
本発明の実施の形態に係る処理装置の動作の一例を示す制御フロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
1か月前
個人
警告装置
2か月前
個人
車窓用防虫網戸
1か月前
個人
小型EVシステム
2か月前
個人
車輪清掃装置
1か月前
個人
ホイルのボルト締結
4日前
日本精機株式会社
ケース
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
個人
アンチロール制御装置
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
個人
キャンピングトライク
19日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
個人
車両用スリップ防止装置
10日前
個人
ブレーキシステム
3か月前
個人
キャンピングトレーラー
19日前
個人
アクセルのソフトウェア
9日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
5日前
株式会社ニフコ
保持装置
3日前
株式会社クラベ
ヒータユニット
1か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
1か月前
個人
自走式立体型洗車場
3か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
3か月前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
2か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
2日前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
26日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
23日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
帝国繊維株式会社
作業車両
2か月前
続きを見る