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公開番号2025099700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216581
出願日2023-12-22
発明の名称インクジェット記録装置、及び温度計測部データ削減案
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250626BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】プリンターにおける温度検出は省電力中にも実施されており、現在の装置構成では、省電力中に電源や制御回路を用いて、電力を確保し、温度検出を行う技術を使用することで課題を解決する先行権があったものの、データ量に関しては触れられておらず、データ量の増加がデメリットとなる。
【解決手段】本発明では、サブASICとなるMCUを使用し、通信データ、通信頻度を削減することで上記発明よりデータ量を抑えた発明となる。すなわち、MCUにより、取得温度範囲の選別とデータ換算によりデータ量を抑える構成により課題解決を計った。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
プリンターにおける温度を計測する温度判別部と、
前記判定データを取得し判別するマイコンと、
前記データを取得するＡＳＩＣを有するインクジェット記録装置であり更に、
前記判定部で取得した計測温度データを取得し、アナログデジタル変換を行う変換部と、
前記取得データを換算を行う温度処理部と、
前記データ取得後、前記取得温度データを振り分ける判定部と、
前記データをＡＳＩＣへ送信するＩ２Ｃ送信部と、
前記データを受けるＩ２Ｃ受信部を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
請求項１に記載のインクジェット記録装置であり、
前記マイコン部において、前記取得データをプリンター独自で使用する温度データである判定閾値内であるか、適切な使用温度範囲を限定することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項３】
請求項１に記載のインクジェット記録装置であり、
前記マイコン部において、前記取得データをＬｏｏｋｕｐｔａｂｌｅを使用し、メンテンナンスが必要な温度でないかを閾値を用いて確認し、温度データを取得することを特徴とするインクジェット記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、インクジェット記録装置における省電力時データ転送に関する。
続きを表示（約 940 文字）【背景技術】
【０００２】
インクジェット記録装置が印刷を行う際、プリントヘッドの噴射性能を良好な状態に維持するため、定期的にメンテナンスが行われる。また、メンテナンスを行うタイミングは様々な要因から判断されるが、その中の一つとして環境温度を見る場合もある。このため、省電力時においても、定期的にプリントヘッド周辺の温度検出を行う必要がある。
【０００３】
現在の装置構成では、特許文献１のように、省電力時でもスイッチング電源、小容量電源、制御回路、センサを備えた構成となる。スイッチング電源や制御回路を用いて、電力を確保し、温度検出を行う技術が確立されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－２２９３１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
先述の通り、プリントヘッドの定期的なメンテナンスのため、メンテナンス動作を行うタイミング確認のためのプリントヘッド周辺の温度検出は必要となる。
【０００６】
プリントヘッドの定期的なメンテナンスを行う理由は、プリントヘッドが様々な要因で固着し理想的な印字ができなくなってしまうためである。
【０００７】
温度を検出する理由は、例えばプリントヘッドの周辺で外部温度が変化した場合、プリントヘッドが乾く速度が変わることがあり、前記を検出しておくことでメンテナンスタイミングを適切にすることができるためである。
【０００８】
前記、プリントヘッドを放置しておくタイミングは省電力時も含まれ、省電力中の温度検出も必要となる。
【０００９】
一方で省電力時の消費電力に係る法規制も年々厳しくなっており、省電力時の温度検出の実施方法が課題となる。
【００１０】
しかし、先行技術のような従来の電力を確保する構成では問題ないものの、プリントヘッド周辺の温度データを取得する頻度やデータ量に関しては触れられておらず、温度データを取得する頻度やデータ量の増加が課題となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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