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公開番号2025098690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215007
出願日2023-12-20
発明の名称電池パックの連結構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250625BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の側面衝突時にフロアパネルのセンタトンネルが下方に押し下げられることを抑制可能な電池パックの連結構造を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る電池パック(4)の連結構造(1)は、電池パック(4)の左右いずれか一方の側端部が連結されるブラケット(7)と、ブラケット(7)の上端部とフロアパネル(3)とを連結する連結部材(8)と、を備える。連結部材(8)は、ブラケット(7)とフロアパネル(3)とを連結し、車両(2)の内方に向かうのに従って上方に向かう傾斜部と、傾斜部の下端部に配置され、センタトンネル(3a)における車両(2)の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して、車両(2)の前後方向に延在する軸回りの剛性が低い脆弱部(8h)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前後方向に延在するセンタトンネルを有するフロアパネルの下方に配置された電池パックを前記フロアパネルに連結する連結構造であって、
前記電池パックの左右いずれか一方の側端部が連結されるブラケットと、
前記ブラケットの上端部と前記フロアパネルとを連結する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記ブラケットと前記フロアパネルとを連結し、前記車両の内方に向かうのに従って上方に向かう傾斜部と、
前記傾斜部の下端部に配置され、前記センタトンネルにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して、前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性が低い脆弱部と、
を備える、電池パックの連結構造。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ブラケットにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記連結部材の脆弱部における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して高い、請求項1に記載の電池パックの連結構造。
【請求項3】
前記電池パックの側端部と前記ブラケットとを連結する補強部材を備え、
前記補強部材における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記ブラケットにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性及び前記センタトンネルにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して高い、請求項2に記載の電池パックの連結構造。
【請求項4】
前記車両の左右方向において、前記電池パックと前記ブラケットとの間には、前記車両の側面衝突時に前記電池パックと前記ブラケットとの接触を防ぐための空隙部が形成されている、請求項3に記載の電池パックの連結構造。
【請求項5】
前記連結部材の脆弱部における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記センタトンネルに設けられたセンタトンネルリーンフォースにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して低く、
前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記補強部材、前記ブラケット、前記センタトンネルリーンフォース、前記連結部材の脆弱部の順で高い、請求項3又は4に記載の電池パックの連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックの連結構造に関し、例えば、車両の前後方向に延在するセンタトンネルを有するフロアパネルの下方に配置された電池パックを当該フロアパネルに連結する連結構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に電池パックを車両に搭載する場合、電池パックが車両のフロアパネルの下方に配置された状態で当該フロアパネルに連結されている。例えば、特許文献1では、EA(Energy Absorption)材である側部フレームを介して電池パックがフロアパネルに連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-111787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、以下の課題を見出した。一般的なフロアパネルには、ブレーキ配管などを通すためのセンタトンネルが車両の前後方向に延在するように形成されている。このようなセンタトンネルは、車両の側面衝突時にセンタトンネルが所謂下倒れし、センタトンネルが下方に押し下げられる場合がある。
【0005】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、車両の側面衝突時にフロアパネルのセンタトンネルが下方に押し下げられることを抑制可能な電池パックの連結構造を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電池パックの連結構造は、車両の前後方向に延在するセンタトンネルを有するフロアパネルの下方に配置された電池パックを前記フロアパネルに連結する連結構造であって、
前記電池パックの左右いずれか一方の側端部が連結されるブラケットと、
前記ブラケットの上端部と前記フロアパネルとを連結する連結部材と、
を備え、
前記連結部材は、
前記ブラケットと前記フロアパネルとを連結し、前記車両の内方に向かうのに従って上方に向かう傾斜部と、
前記傾斜部の下端部に配置され、前記センタトンネルにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して、前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性が低い脆弱部と、
を備える。
【0007】
上述の電池パックの連結構造において、前記ブラケットにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記連結部材の脆弱部における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して高いことが好ましい。
【0008】
上述の電池パックの連結構造は、前記電池パックの側端部と前記ブラケットとを連結する補強部材を備え、
前記補強部材における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記ブラケットにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性及び前記センタトンネルにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して高いことが好ましい。
【0009】
上述の電池パックの連結構造は、前記車両の左右方向において、前記電池パックと前記ブラケットとの間には、前記車両の側面衝突時に前記電池パックと前記ブラケットとの接触を防ぐための空隙部が形成されていることが好ましい。
【0010】
上述の電池パックの連結構造において、前記連結部材の脆弱部における前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記センタトンネルに設けられたセンタトンネルリーンフォースにおける前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性に対して低く、
前記車両の前後方向に延在する軸回りの剛性は、前記補強部材、前記ブラケット、前記センタトンネルリーンフォース、前記連結部材の脆弱部の順で高いことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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