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公開番号
2025097705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214050
出願日
2023-12-19
発明の名称
スチールコード被覆用ゴム組成物及びタイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
7/00 20060101AFI20250624BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】接着性能及び老化接着性能に優れるとともに、高い破断強度を示す、スチールコード被覆用ゴム組成物、並びに、これを用いたタイヤを提供する。
【解決手段】下記条件Aを満たす天然ゴムを含むジエン系ゴムと、コバルト化合物とを含有し、上記コバルト化合物の含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、コバルト元素含有量として0.1~0.3質量部である、スチールコード被覆用ゴム組成物。
条件A:25℃1気圧の環境下で50mLのオートクレーブに2gの天然ゴムと12mLの水を入れて密閉し、120℃で2時間加熱する。オートクレーブを25℃1気圧に戻し、抽出液を得る。25℃1気圧の環境下で測定した抽出液のpHが6以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記条件Aを満たす天然ゴムを含むジエン系ゴムと、コバルト化合物とを含有し、
前記コバルト化合物の含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、コバルト元素含有量として0.1~0.3質量部である、スチールコード被覆用ゴム組成物。
条件A:25℃1気圧の環境下で50mLのオートクレーブに2gの天然ゴムと12mLの水を入れて密閉し、120℃で2時間加熱する。オートクレーブを25℃1気圧に戻し、抽出液を得る。25℃1気圧の環境下で測定した抽出液のpHが6以上である。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記pHが6.5以上である、請求項1に記載のスチールコード被覆用ゴム組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスチールコード被覆用ゴム組成物を、スチールコードの被覆に用いた、タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スチールコード被覆用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤは、強い衝撃や大きな荷重がかかるため、通常、ゴム組成物によって被覆された複数のスチールコードからなるベルト層を有する。スチールコードを被覆するためのゴム組成物(スチールコード被覆用ゴム組成物)としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-155935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、安全に対する要求が高まるなか、スチールコード被覆用ゴム組成物に対して、スチールコードへの接着性(以下、「接着性能」とも言う)や破断強度のさらなる向上が望まれている。特に、老化後の接着性能(以下、「老化接着性能」とも言う)のさらなる向上が望まれていている。
このようななか、本発明者が特許文献1に記載のゴム組成物について検討したところ、今後さらに高まるであろう要求を考慮すると、接着性能(特に老化接着性能)及び破断強度のさらなる向上が望ましいことが明らかになった。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、接着性能及び老化接着性能に優れるとともに、高い破断強度を示す、スチールコード被覆用ゴム組成物、並びに、これを用いたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、特定の天然ゴムを使用することで上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
(1) 下記条件Aを満たす天然ゴムを含むジエン系ゴムと、コバルト化合物とを含有し、
上記コバルト化合物の含有量が、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、コバルト元素含有量として0.1~0.3質量部である、スチールコード被覆用ゴム組成物。
条件A:25℃1気圧の環境下で50mLのオートクレーブに2gの天然ゴムと12mLの水を入れて密閉し、120℃で2時間加熱する。オートクレーブを25℃1気圧に戻し、抽出液を得る。25℃1気圧の環境下で測定した抽出液のpHが6以上である。
(2) 上記pHが6.5以上である、上記(1)に記載のスチールコード被覆用ゴム組成物。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のスチールコード被覆用ゴム組成物を、スチールコードの被覆に用いた、タイヤ。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、接着性能及び老化接着性能に優れるとともに、高い破断強度を示す、スチールコード被覆用ゴム組成物、並びに、これを用いたタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの実施態様の一例を表す部分断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明のスチールコード被覆用ゴム組成物及び本発明のタイヤについて説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、高い破断強度を示すことを「破断強度が優れる」とも言う。
また、接着性能、老化接着性能及び破断強度が優れることをまとめて「本発明の効果が優れる」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)
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