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公開番号2025097014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213056
出願日2023-12-18
発明の名称コイルバネの適用構造
出願人株式会社カーメイト
代理人個人,個人
主分類F16F 1/12 20060101AFI20250623BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】押圧力を基本とした複合的な力が加えられる環境下においても、バネ力を安定して発揮することができ、かつバネ自体の小型化も図る事のできるコイルバネの適用構造を提供する。
【解決手段】バネ材を円環状に巻回したコイル部22と、コイル部22の両端からそれぞれ延設される一対の腕部24とを有するコイルバネ20と、一対の腕部24をそれぞれ支持する一対の支持部28とを有し、コイル部22の外周に、少なくとも押圧力を付与する押圧材としてのスライドガイド12が接する力点P1を設け、力点P1は、一対の支持部28間の中心位置に直交する垂線とコイル部22が交わる部位であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バネ材を円環状に巻回したコイル部と、前記コイル部の両端からそれぞれ延設される一対の腕部とを有するコイルバネと、
前記一対の腕部をそれぞれ支持する一対の支持部とを有し、
前記コイル部の外周に、少なくとも押圧力を付与する押圧材が接する力点を設け、
前記力点は、前記一対の支持部間の中心位置に直交する垂線と前記コイル部が交わる部位であることを特徴とするコイルバネの適用構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記一対の支持部の中心位置には、前記コイル部における円環状空隙に介入する軸が備えられ、
前記コイル部の内周であって、前記力点の裏面に位置する対応部位と前記軸の外周であって前記垂線と前記軸が交わる垂直部位のうちの近い方の点との離間距離と、前記力点に付与される押圧力に起因した前記力点の変動距離との関係が、離間距離>変動距離の関係を満たす構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコイルバネの適用構造。
【請求項3】
前記押圧材には摺動力も付与され、前記力点には、押圧力に加えて前記垂線と交差する方向に作用する摩擦力が付与される構造であることを特徴とする請求項1または2に記載のコイルバネの適用構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじりコイルバネの利用に係り、特に付勢力と摩擦力とが付与される部位へのコイルバネの適用構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ねじりコイルバネは特許文献1に開示されているように、コイル部から延設される腕部に押圧力が付与されるといった使用形態が採られてきた。このため、押圧力に加えて摩擦力が付与されるような場合には、摩擦力の付与方向などによって、抵抗に差が出たり、腕部の先端形状に起因した力量変化などが生じる場合があった。また、押圧力や摩擦力を安定して受けるためには、腕部の長さを長くした上で、先端形状を適正化するなどの工夫が必要になってくる。
【0003】
このため、ねじりコイルバネが大型化し、取付スペースを確保する事が困難になるなどといった問題が生じる。なお、このような問題は、バネ構造を板バネとした場合であっても同様に生じ得る問題であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6418753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明では、上記問題を解決し、押圧力を基本とした複合的な力が加えられる環境下においても、バネ力を安定して発揮することができ、かつバネ自体の小型化も図る事のできるコイルバネの適用構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明に係るコイルバネの適用構造は、バネ材を円環状に巻回したコイル部と、前記コイル部の両端からそれぞれ延設される一対の腕部とを有するコイルバネと、前記一対の腕部をそれぞれ支持する一対の支持部とを有し、前記コイル部の外周に、少なくとも押圧力を付与する押圧材が接する力点を設け、前記力点は、前記一対の支持部間の中心位置に直交する垂線と前記コイル部が交わる部位であることを特徴とする。
【0007】
また、上記のような特徴を有するコイルバネの適用構造において、前記一対の支持部の中心位置には、前記コイル部における円環状空隙に介入する軸が備えられ、前記コイル部の内周であって、前記力点の裏面に位置する対応部位と前記軸の外周であって前記垂線と前記軸が交わる垂直部位のうちの近い方の点との離間距離と、前記力点に付与される押圧力に起因した前記力点の変動距離との関係が、離間距離>変動距離の関係を満たす構成とすると良い。このような特徴を有する事によれば、支持部に対するコイルバネの配置状態を安定させる事ができ、軸がコイル部の動作の妨げとなる事も無い。
【0008】
さらに、上記のような特徴を有するコイルバネの適用構造において、前記押圧材には摺動力も付与され、前記力点には、押圧力に加えて前記垂線と交差する方向に作用する摩擦力が付与される構造としても良い。このような特徴を有する場合であっても、コイル部の力点は円弧状であるため、摺動に対する摩擦力やバネ力を安定して発揮する事ができる。
【発明の効果】
【0009】
上記のような特徴を有するコイルバネの適用構造によれば、押圧力を基本とした複合的な力が加えられる環境下においても、バネ力を安定して発揮することができる。また、バネ自体の小型化も図る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
コイルバネの適用構造の一例としての実施形態に係るスライド蓋の側断面図である。
コイルバネの適用構造の一例としての実施形態に係るスライド蓋の部分拡大断面図である。
コイルバネの適用構造の一例としての実施形態に係るスライド蓋の動作を説明するための図である。
コイルバネの適用構造の変形例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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