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公開番号
2025096138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024166910
出願日
2024-09-26
発明の名称
電気加熱型除湿静圧空気軸受
出願人
武漢第二船舶設計研究所
,
WUHAN 2ND SHIP DESIGN AND RESEARCH INSTITUTE
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
F16C
32/06 20060101AFI20250619BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】稼働の確実性を向上できる静圧空気軸受を提供する。
【解決手段】電気加熱型除湿静圧空気軸受は、軸受ホルダ10、回転軸20、環状絞り30、および複数の加熱棒40を備える。軸受ホルダは、内部にキャビティが設けられ、外面にキャビティと連通する吸気管70が設けられる。環状絞りは、回転軸の外部に外嵌され、環状絞りと回転軸との間に第1の隙間101を有し、環状絞りは、媒体に対して絞りを行うことで温度を下げる。複数の加熱棒は、環状絞り内に内蔵されると共に、環状絞りの円周方向に沿って環状に設置されており、温度が下がった媒体における液相を加熱して気化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部にはキャビティが設けられ、外面には、前記キャビティと連通している吸気管が設けられた軸受ホルダと、
前記軸受ホルダに挿通された回転軸と、
前記回転軸の外部に外嵌され、前記キャビティ内に位置し、媒体に対して絞りを行うことで温度を下げる役割を果たすための環状絞りであって、前記回転軸との間に第1の隙間を有し、前記第1の隙間は、前記軸受ホルダを貫通して排気通路を形成する環状絞りと、
前記環状絞り内に内蔵されているとともに、前記環状絞りの円周方向に沿って環状に設置されており、温度が下がった媒体における液相を加熱して気化するための複数の加熱棒と、を備えた、
ことを特徴とする電気加熱型除湿静圧空気軸受。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記環状絞りは、多孔構造を有する材料としている、ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項3】
前記環状絞りの壁面には、媒体に対して絞りを行うことで温度を下げる役割を果たすための第1の貫通孔が複数設けられた、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項4】
前記環状絞りは、非金属環状絞りである、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項5】
複数の前記加熱棒は、前記環状絞りの円周方向に沿って環状に設けられて加熱層として形成され、
前記加熱層の数は、多層であり、
隣り合う2層の前記加熱層の間にはピッチがある、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項6】
第1の可変抵抗をさらに含み、
前記第1の可変抵抗は、複数の前記加熱棒と電気的に接続され、
前記第1の可変抵抗が前記加熱棒の電力を調節するためのものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項7】
前記第1の隙間に隣接する加熱層と電気的に接続された第2の可変抵抗と、
残りの各層の加熱層に電気的に接続された第3の可変抵抗と、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項8】
複数の前記加熱棒の両端は、それぞれ、リードによって接続されてから、前記第1の可変抵抗と接続された、
ことを特徴とする請求項6に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項9】
前記環状絞りと前記軸受ホルダの内壁の間には、第2の隙間が形成され、
前記第2の隙間は、前記吸気管と連通している吸気通路を構成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
【請求項10】
前記軸受ホルダは、環状具と、一対のエンドキャップと、を含み、
一対の前記エンドキャップは、それぞれ、前記環状具の両端に設置されており、
各前記エンドキャップには、前記回転軸が挿通された第2貫通孔が設けられ、
前記排気通路を形成するために、前記第2貫通孔の直径は、前記回転軸の直径よりも大きいとしている、ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱型除湿静圧空気軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸受の技術分野に関し、特に、電気加熱型除湿静圧空気軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受は、動力機械のコア部品の一つである。例えば、特許文献1には、静圧空気軸受が開示されている。静圧空気軸受は、耐荷重能力が強いものであり、軸受の媒体として、動力システムの内部における高圧気体が用いられてもよい。軸受の媒体は、システムと良好な相性を有し、従来の油潤滑型軸受と比べて、油供給システムを省くことができるとともに、軸受の摩擦損失が低下し、動力システムの簡素化およびエネルギー効率の向上を実現させることもできる。一部の動力システムでは、例えば、原子力発電所における蒸気システムでは、水蒸気が絞り膨張されている過程において液化して、水滴に変化するようになる。そのような媒体を静圧空気軸受の媒体として給気する場合、静圧空気軸受の絞り過程において、気体の圧力や温度が低下して、液化するようになり、気液混合物が軸受の隙間に入ってしまい、軸受が確実に稼働できなくなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-300576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電気加熱型除湿静圧空気軸受を提供することにより、従来技術における、気液混合物が絞り膨張されている過程において液化して水滴に変化したことにより、軸受が確実に稼働できなくなるという不備を解消することを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、内部にはキャビティが設けられ、外面には、前記キャビティと連通している吸気管が設けられた軸受ホルダと、前記軸受ホルダに挿通された回転軸と、前記回転軸の外部に外嵌され、前記キャビティ内に位置し、媒体に対して絞りを行うことで温度を下げる役割を果たすための環状絞りであって、前記回転軸との間に第1の隙間を有し、前記第1の隙間は、前記軸受ホルダを貫通して排気通路を形成する環状絞りと、前記環状絞り内に内蔵されているとともに、前記環状絞りの円周方向に沿って環状に設置されており、温度が下がった媒体における液相を加熱して気化するための複数の加熱棒と、を備えた、電気加熱型除湿静圧空気軸受を提供する。
【0006】
本発明が提供する電気加熱型除湿静圧空気軸受によれば、前記環状絞りは、多孔構造を有する材料としている。
【0007】
本発明が提供する電気加熱型除湿静圧空気軸受によれば、前記環状絞りの壁面には、媒体に対して、絞りを行うことで温度を下げる役割を果たすための第1の貫通孔が複数設けられた。
【0008】
本発明が提供する電気加熱型除湿静圧空気軸受によれば、前記環状絞りは、非金属環状絞りである。
【0009】
本発明が提供する電気加熱型除湿静圧空気軸受によれば、複数の前記加熱棒は、前記環状絞りの円周方向に沿って環状に設けられて加熱層として形成され、前記加熱層の数は、多層であり、隣り合う2層の前記加熱層の間にはピッチがある。
【0010】
本発明が提供する電気加熱型除湿静圧空気軸受によれば、第1の可変抵抗をさらに含み、前記第1の可変抵抗は、複数の前記加熱棒と電気的に接続され、前記第1の可変抵抗が前記加熱棒の電力を調節するためのものである。
(【0011】以降は省略されています)
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