TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025095047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023210817
出願日
2023-12-14
発明の名称
半導体装置
出願人
ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H10D
84/83 20250101AFI20250619BHJP()
要約
【課題】半導体装置の性能を向上する。
【解決手段】非素子形成領域R2内にダミーフィールド構造部100を有する。ダミーフィールド構造部100は、ディープn型ウェル110、n型ウェル120、トレンチSTI、導体層150、第1n型半導体領域140、第2n型半導体領域130Aおよび第2n型半導体領域130Bを有する。半導体装置は、寄生バイポーラトランジスタTr1だけでなく、寄生バイポーラトランジスタTr2を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
素子形成領域と非素子形成領域とを有する半導体装置であって、
p型半導体基板と、
前記p型半導体基板上に形成されたp型エピタキシャル層と、
前記p型半導体基板内または前記p型エピタキシャル層内に形成されたn型埋め込み層と、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、前記p型エピタキシャル層内に形成され、かつ、第1領域と第2領域とを有するn型ウェルと、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、前記n型埋め込み層と前記n型ウェルとの間に配置され、かつ、前記n型埋め込み層と前記n型ウェルとに接続されたディープn型ウェルと、
平面視において前記素子形成領域を囲み、かつ、前記n型埋め込み層を貫通するディープトレンチと、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、前記n型ウェル内に底面を有するトレンチと、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、平面視において前記トレンチに囲まれ、かつ、前記第1領域上に形成された導体層と、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、平面視において前記トレンチに囲まれ、かつ、前記n型ウェル内に形成され、かつ、平面視において前記第1領域を囲み、かつ、前記トレンチの前記底面よりも浅い位置に形成された第1n型半導体領域と、
前記非素子形成領域内に形成され、かつ、平面視において前記トレンチに囲まれ、かつ、前記n型ウェルの前記第2領域内に形成され、かつ、前記トレンチの前記底面よりも浅い位置に形成された第2n型半導体領域と、
前記第2n型半導体領域上に配置され、かつ、前記第2n型半導体領域と接続されたプラグと、
を備え、
前記ディープトレンチの内部には、第1絶縁材料が埋め込まれ、
前記トレンチの内部には、第2絶縁材料が埋め込まれ、
前記第1n型半導体領域の不純物濃度は、前記n型ウェルの不純物濃度よりも高く、
前記第2n型半導体領域の不純物濃度は、前記n型ウェルの不純物濃度よりも高く、
前記第2n型半導体領域には、前記プラグを介して固定電位が供給されている、半導体装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記第1n型半導体領域は、平面視において前記導体層を囲む、半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記固定電位は、グランド電位である、半導体装置。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記導体層は、プラグと接続されないように配置されている、半導体装置。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記素子形成領域は、第1素子形成領域と第2素子形成領域とを有し、
前記ディープトレンチは、第1ディープトレンチと第2ディープトレンチとを有し、
前記半導体装置は、
平面視において前記第1素子形成領域を囲み、かつ、前記n型埋め込み層を貫通する前記第1ディープトレンチと、
前記第1素子形成領域に形成され、かつ、前記n型埋め込み層上に形成された第1n型ウェルと、
前記第1素子形成領域に形成され、かつ、前記第1n型ウェルに内包される第2n型ウェルと、
前記第1素子形成領域に形成され、かつ、前記第2n型ウェルに内包される第1n型拡散層と、
平面視において前記第2素子形成領域を囲み、かつ、前記n型埋め込み層を貫通する前記第2ディープトレンチと、
前記第2素子形成領域に形成され、かつ、前記n型埋め込み層上に形成された第3n型ウェルと、
前記第2素子形成領域に形成され、かつ、前記第3n型ウェルに内包される第4n型ウェルと、
前記第2素子形成領域に形成され、かつ、前記第4n型ウェルに内包される第2n型拡散層と、
を有する、半導体装置。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体装置において、
平面視において、前記第1素子形成領域は、前記非素子形成領域に囲まれ、
平面視において、前記第2素子形成領域は、前記非素子形成領域に囲まれている、半導体装置。
【請求項7】
請求項5に記載の半導体装置において、
前記第1n型拡散層および前記第2n型拡散層のそれぞれは、p型LDMOSFETのn型ボディコンタクト領域、npn型バイポーラトランジスタのコレクタ領域、または、ラテラルpnp型バイポーラトランジスタのベース領域を構成している、半導体装置。
【請求項8】
請求項5に記載の半導体装置において、
前記非素子形成領域に形成されている前記n型埋め込み層、前記ディープn型ウェル、前記n型ウェルおよび前記第2n型半導体領域がダミーフィールド構造部を構成し、
前記第1素子形成領域に形成されている前記n型埋め込み層、前記第1n型ウェル、前記第2n型ウェルおよび前記第1n型拡散層が第1積層構造部を構成し、
前記第2素子形成領域に形成されている前記n型埋め込み層、前記第3n型ウェル、前記第4n型ウェルおよび前記第2n型拡散層が第2積層構造部を構成し、
前記第1積層構造部、前記p型半導体基板および前記第2積層構造部が第1寄生バイポーラトランジスタを構成し、
前記第1積層構造部、前記p型半導体基板および前記ダミーフィールド構造部が第2寄生バイポーラトランジスタを構成し、
前記第1積層構造部は、前記第1寄生バイポーラトランジスタのエミッタおよび前記第2寄生バイポーラトランジスタのエミッタとして機能し、
前記p型半導体基板は、前記第1寄生バイポーラトランジスタのベースおよび前記第2寄生バイポーラトランジスタのベースとして機能し、
前記第2積層構造部は、前記第1寄生バイポーラトランジスタのコレクタとして機能し、
前記ダミーフィールド構造部は、前記第2寄生バイポーラトランジスタのコレクタとして機能する、半導体装置。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体装置において、
前記エミッタを第1電流が流れ、
前記第1寄生バイポーラトランジスタの前記コレクタを第2電流が流れ、
前記第2電流/前記第1電流=αとする場合、α≦10
-4
である、半導体装置。
【請求項10】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記p型半導体基板には、硼素が導入されており、
硼素の濃度は、0.5×10
19
(1/cm
3
)以上且つ4.0×10
19
(1/cm
3
)以下である、半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、例えば、素子形成領域と非素子形成領域とを有する半導体装置に適用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2017-117882号公報(特許文献1)は、アクティブバリア構造を有する半導体装置に関する技術を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-117882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、インダクタを含む回路と接続されている半導体装置においては、逆起電力に基づくノイズによって、寄生バイポーラトランジスタが動作する場合がある。この場合、寄生バイポーラトランジスタが動作することによって、回路の電位を変調させる。この結果、回路の動作不良を引き起こすことがある。したがって、回路の動作不良を抑制するために、寄生バイポーラトランジスタの動作を抑制する技術が望まれている。
【0005】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態における半導体装置は、非素子形成領域内に形成されたダミーフィールド構造を有する。このダミーフィールド構造が寄生バイポーラトランジスタのコレクタとして機能する。ダミーフィールド構造は、非素子形成領域内に形成され、かつ、固定電位が供給されるn型半導体領域の積層構造を含む。
【発明の効果】
【0007】
一実施の形態によれば、半導体装置の性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
p型LDMOSFETを含む半導体装置の構成を示す図である。
npn型バイポーラトランジスタを含む半導体装置の構成を示す図である。
ラテラルpnp型バイポーラトランジスタを含む半導体装置の構成を示す図である。
積層構造部を示す図である。
第1関連技術を説明するための図である。
第2関連技術を説明するための図である。
実施の形態における基本思想を説明する図である。
具現化態様における半導体装置の構成を示す図である。
素子形成領域と非素子形成領域との間の位置関係を示す平面図である。
非素子形成領域の一部を示す平面図である。
図10のA-A線に沿う断面図である。
図10のB-B線に沿う断面図である。
具現化態様において、距離と「α」との関係を示すグラフである。
応用例における半導体装置の構成を示す平面図である。
図14のA-A線に沿う断面図である。
図14のB-B線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
【0010】
本明細書でいう「素子形成領域」には、トランジスタなどの素子が形成されている。すなわち、「素子形成領域」には、回路を構成する素子が形成されている。また、本明細書でいう「非素子形成領域」には、トランジスタなどの素子が形成されていない。すなわち、「非素子形成領域」には、回路を構成する素子が形成されていない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
太陽電池の製造方法
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体発光装置
16日前
ローム株式会社
半導体装置
24日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
個人
圧電素子及び摩擦発電共成デバイス
3日前
株式会社村田製作所
電子部品
17日前
三菱電機株式会社
半導体装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
1日前
東レ株式会社
転写体、機能性素子の製造方法
3日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1日前
株式会社エレックス
発光装置の製造方法
15日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
16日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
22日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
4日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
21日前
株式会社エネコートテクノロジーズ
太陽電池
17日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
28日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
16日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
9日前
ローム株式会社
縦型ホール素子
1か月前
日亜化学工業株式会社
発光装置
8日前
エイブリック株式会社
分圧回路及びそれを用いた半導体装置
16日前
ローム株式会社
半導体発光装置
18日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体モジュール
15日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置、及び表示装置
8日前
株式会社ニコン
半導体素子および撮像装置
8日前
新電元工業株式会社
半導体装置及びその製造方法
10日前
キヤノン株式会社
光学センサ
21日前
浜松ホトニクス株式会社
光検出素子
22日前
新電元工業株式会社
半導体装置及びその製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る