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公開番号
2025094951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2025031163,2023209812
出願日
2025-02-28,2023-12-13
発明の名称
流動乾燥装置
出願人
株式会社高岡屋
代理人
個人
,
個人
主分類
A01C
1/06 20060101AFI20250618BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】コーティング種子の乾燥に適した流動乾燥装置を提供する。
【解決手段】乾燥処理する種子が収容される乾燥処理槽4と、乾燥処理槽4の底面側に接続された送風ダクト6と、送風ダクト6を通して空気を送給するための送風ブロア8と、送風ダクト6に配設された加熱ユニット10と、送風ブロア8及び加熱ユニット10を制御するためのコントローラとを備えた流動乾燥装置。種子を乾燥させる乾燥処理パターンは、送風量を多くする強送風パターン部と、送風量を少なくする弱送風パターン部とを含み、コントローラは、乾燥処理パターンを調整して修正処理パターンを生成するパターン調整手段を有し、パターン調整手段は、乾燥処理パターンの強送風パターン部を調整して修正乾燥処理パターンを生成し、作動制御手段は、乾燥処理パターン又は修正乾燥処理パターンに基づいて送風手段を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
乾燥処理する種子が収容される乾燥処理槽と、前記乾燥処理槽の底面側に接続された送風ダクトと、前記送風ダクトを通して空気を送給するための送風手段と、前記送風ダクトに配設された加熱手段と、前記送風手段及び前記加熱手段を制御するためのコントローラとを備え、前記送風手段からの空気を前記加熱手段により温めて前記乾燥処理槽に送給し、温めた空気を前記乾燥処理槽の底面側から噴出させて前記乾燥処理槽に収容された前記種子を流動させながら乾燥処理する流動乾燥装置であって、
前記種子を乾燥させる乾燥処理パターンは、前記送風手段からの送風量を多くする強送風パターン部と、前記送風手段からの送風量を少なくする弱送風パターン部とを含み、前記強送風パターン部及弱送風パターン部がこの順に設けられており、
前記コントローラは、前記乾燥処理パターンを調整して修正処理パターンを生成するパターン調整手段を有し、前記パターン調整手段は、前記乾燥処理パターンの前記強送風パターン部を調整して前記修正乾燥処理パターンを生成し、前記作動制御手段は、前記乾燥処理パターン又は前記修正乾燥処理パターンに基づいて少なくとも前記送風手段を制御することを特徴とする流動乾燥装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記乾燥処理パターンの全体処理時間は一定であり、前記パターン調整手段により前記強送風パターン部の処理時間を長くなるように調整すると前記弱送風パターン部の処理時間が短くなるように調整され、また前記強送風パターン部の処理時間を短くなるように調整すると前記弱送風パターン部の処理時間が長くなるように調整されることを特徴とする請求項1に記載の流動乾燥装置。
【請求項3】
前記乾燥処理パターンの前記弱送風パターン部の処理時間は一定であり、前記パターン調整手段により前記強送風パターン部の処理時間を長くなるように調整すると前記乾燥処理パターンの全体処理時間が長くなるように調整され、また前記強送風パターン部の処理時間を短くなるように調整すると前記乾燥処理パターンの全体処理時間が短くなるように調整されることを特徴とする請求項1に記載の流動乾燥装置。
【請求項4】
前記乾燥処理パターンは、前記送風手段からの送風量を多くする前記強送風パターン部と、前記送風手段からの送風量を少なくする前記弱送風パターン部と、前記送風手段からの送風量を前記強送風パターン部のときよりも少なく且つ前記弱送風パターン部のときよりも多くする中送風パターン部とを含み、前記コントローラの前記パターン調整手段は、前記乾燥処理パターンの少なくとも前記強送風パターン部を調整することを特徴とする請求項1に記載の流動乾燥装置。
【請求項5】
前記コントローラの前記作動制御手段は、前記乾燥処理パターンに基づき前記送風手段及び前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の流動乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬などをコーティングした種子を乾燥処理する流動乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
水稲栽培においては、土壌に直播種子を播いて育てる方法(直播栽培)と、育苗箱に種子を播いてある程度大きくなるまで育て、育った苗を田植え機で水田に移植するという方法(移植栽培)とが行われている。この水稲移植栽培の育苗では、床土混和や育苗箱に農薬(例えば、殺菌剤など)を施して水稲の病害虫から保護している。
【0003】
近年、環境問題の高まりなどにより農薬の使用量を抑えるようにした使用方法が求められてきており、その使用方法が農薬メーカーから提案(農薬登録)されている。この使用方法の一つに、種子に予め農薬(例えば、殺菌剤など)のコーティングを施した種子(「コーティング種子」とも称する。)を育苗箱に播いて育苗する。この使用方法では、育苗箱に農薬を施すのではなく、種子にコーティングを施すため農薬の使用量を大幅に(例えば90%程度まで)減らすことができ、農薬の軽量化や空容器の減少、省力化(労働力の分散)などに貢献して、環境に優しい農薬の使用方法を提供することができる。
【0004】
この使用方法を採用する場合、コーティングした農薬が種子の表面から溶け出さないようにするために展着剤が用いられ、農薬にこの展着剤を攪拌混合させて種子表面にコーティングしているが、展着剤を加用して農薬をコーティングしたときには、種子表面が付着しやすくなって種子同士が固まりやすくなる。また、展着剤を加用しない場合でも同じことが懸念される。
【0005】
そこで、コーティングした種子を乾燥することも考えられる。乾燥装置としては、米籾を乾燥するための流動乾燥装置が知られており(例えば、特許文献1参照)、この流動乾燥装置は、米籾を収容する乾燥室本体を備え、乾燥室本体の底面から温風を噴出させて米籾を流動混合させて乾燥させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-22362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の流動乾燥装置は米籾を乾燥させるためのものであることから、装置全体が大きく、大量の米籾を乾燥処理するに適したものとなっている。それ故に、農薬(展着剤に農薬を混合したもの)をコーティングした種子の乾燥には適してなく、コーティング種子の乾燥に適した流動乾燥装置の実現が望まれている。
【0008】
本発明の目的は、コーティング種子の乾燥に適した流動乾燥装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の流動乾燥装置は、乾燥処理する種子が収容される乾燥処理槽と、前記乾燥処理槽の底面側に接続された送風ダクトと、前記送風ダクトを通して空気を送給するための送風手段と、前記送風ダクトに配設された加熱手段と、前記送風手段及び前記加熱手段を制御するためのコントローラとを備え、前記送風手段からの空気を前記加熱手段により温めて前記乾燥処理槽に送給し、温めた空気を前記乾燥処理槽の底面側から噴出させて前記乾燥処理槽に収容された前記種子を流動させながら乾燥処理する流動乾燥装置であって、
前記種子を乾燥させる乾燥処理パターンは、前記送風手段からの送風量を多くする強送風パターン部と、前記送風手段からの送風量を少なくする弱送風パターン部とを含み、前記強送風パターン部及弱送風パターン部がこの順に設けられており、
前記コントローラは、前記乾燥処理パターンを調整して修正処理パターンを生成するパターン調整手段を有し、前記パターン調整手段は、前記乾燥処理パターンの前記強送風パターン部を調整して前記修正乾燥処理パターンを生成し、前記作動制御手段は、前記乾燥処理パターン又は前記修正乾燥処理パターンに基づいて少なくとも前記送風手段を制御することを特徴とする。
【0010】
この流動乾燥装置においては、乾燥処理パターンの全体処理時間を一定となるようにし、パターン調整手段により強送風パターン部の処理時間を長く(又は短く)調整するようになり、この強送風パターン部の処理時間を長く(又は短く)なるように調整すると、弱送風パターン部の処理時間が短く(又は長く)なるように調整され、このように調整することによって乾燥処理作業の効率化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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