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公開番号
2025094861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210660
出願日
2023-12-13
発明の名称
反応装置およびそれを用いた反応生成物の製造方法
出願人
関西化学機械製作株式会社
,
Bio-energy株式会社
代理人
個人
主分類
B01J
19/18 20060101AFI20250618BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 水素添加反応のような所定の撹拌を必要とする化学反応において、より効率的な反応を可能にする反応装置およびそれを用いた反応生成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の反応装置は、反応液を収容する反応槽と、該反応槽内に設けられている散液部と該反応液に気相成分を供給するためのガス散逸管とを備える。ここで、散液部は、鉛直方向に沿って配置された1本の回転軸と該回転軸に装着された少なくとも1つの流液部材とを備え、流液部材は、反応液の液面よりも上方に位置する吐出部、反応液の液面よりも下方に位置する吸液部、および吐出部と吸液部との間を延びかつ反応液が流れる流路を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
反応液を収容する反応槽と、該反応槽内に設けられている散液部と該反応液に気相成分を供給するためのガス散逸管とを備え、
該散液部が、鉛直方向に沿って配置された1本の回転軸と該回転軸に装着された少なくとも1つの流液部材とを備え、
該流液部材が、該反応液の液面よりも上方に位置する吐出部、該反応液の該液面よりも下方に位置する吸液部、および該吐出部と該吸液部との間を延びかつ該反応液が流れる流路を備える、反応装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記気相成分が、水素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄、飽和炭化水素、メタノール、エタノール、アンモニアおよび酢酸からなる群から選択される少なくとも1種の気体である、請求項1に記載の反応装置。
【請求項3】
前記反応槽が、内部に含まれる気相成分をモニタリングするための手段を備える、請求項1に記載の反応装置。
【請求項4】
前記気相成分をモニタリングするための手段が、前記反応液中に含まれる該気相成分をモニタリングする、請求項3に記載の反応装置。
【請求項5】
前記気相成分をモニタリングするための手段が、前記反応液中に溶存する気相成分をモニタリングする、請求項4に記載の反応装置。
【請求項6】
前記反応槽が密閉されており、かつ前記気相成分をモニタリングするための手段が、該反応槽における前記反応液の液面上の空間に含まれる該気相成分をモニタリングする、請求項3に記載の反応装置。
【請求項7】
前記回転軸に対して、前記流液部材の前記吸液部が前記吐出部よりも近位となるように傾斜して配置されている、請求項1に記載の反応装置。
【請求項8】
前記散液部が、前記回転軸の軸周りに複数の前記流液部材を備える、請求項1に記載の反応装置。
【請求項9】
前流液部材が、両端が開放された筒状の形態を有する、請求項1に記載の反応装置。
【請求項10】
前記流液部材が樋状の形態を有する、請求項1に記載の反応装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反応装置およびそれを用いた反応生成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、植物油等に対し、水素添加反応を行うことにより得られる油脂の融点を高めることができ、同時に酸化による劣化を防止できる。こうした水素添加反応は、例えばショートニングなどに利用する油脂の製造において行われている。
【0003】
水素添加反応とは油脂中の不飽和脂肪酸の二重結合に水素を付加し単結合に変換することで、常温で液体の油を半固体や固体の油脂に作り替えることができる。
【0004】
こうした水素添加反応は、効率的な反応を行うために反応系に対して適度な撹拌が行われることがある。
【0005】
しかし、このような撹拌を利用した反応制御は必ずしも容易ではなく、より効率的な反応を行うための改良が所望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、水素添加反応のような所定の撹拌を必要とする化学反応において、より効率的な反応を可能にする反応装置およびそれを用いた反応生成物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、反応液を収容する反応槽と、該反応槽内に設けられている散液部と該反応液に気相成分を供給するためのガス散逸管とを備え、
該散液部が、鉛直方向に沿って配置された1本の回転軸と該回転軸に装着された少なくとも1つの流液部材とを備え、
該流液部材が、該反応液の液面よりも上方に位置する吐出部、該反応液の該液面よりも下方に位置する吸液部、および該吐出部と該吸液部との間を延びかつ該反応液が流れる流路を備える、反応装置である。
【0008】
1つの実施形態では、上記気相成分は、水素、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄、飽和炭化水素、メタノール、エタノール、アンモニアおよび酢酸からなる群から選択される少なくとも1種の気体である。
【0009】
1つの実施形態では、上記反応槽は、内部に含まれる気相成分をモニタリングするための手段を備える。
【0010】
さらなる実施形態では、上記気相成分をモニタリングするための手段は、上記反応液中に含まれる該気相成分をモニタリングする。
(【0011】以降は省略されています)
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