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公開番号2025094844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210624
出願日2023-12-13
発明の名称ノイズキャンセリング方法、情報処理装置、及びプログラム
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10K 11/178 20060101AFI20250618BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ノイズキャンセリング技術を改善する。
【解決手段】情報処理装置10が実行するノイズキャンセリング方法であって、タイヤの特性情報に基づいて空洞共鳴音を推定するステップと、空洞共鳴音のキャンセル音を生成するステップと、キャンセル音をスピーカから発するステップとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置が実行するノイズキャンセリング方法であって、
タイヤの特性情報に基づいて空洞共鳴音を推定するステップと、
前記空洞共鳴音のキャンセル音を生成するステップと、
前記キャンセル音をスピーカから発するステップと、
を含む、ノイズキャンセリング方法。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載のノイズキャンセリング方法であって、さらに、
前記推定するステップにおいて、さらに車速情報に基づいて空洞共鳴音を補正する、ノイズキャンセリング方法。
【請求項3】
請求項2に記載のノイズキャンセリング方法であって、
実測音に基づいて、前記キャンセル音を補正するステップを含む、ノイズキャンセリング方法。
【請求項4】
請求項3に記載のノイズキャンセリング方法であって、
前記実測音は、マイク又は加速度センサにより測定される、ノイズキャンセリング方法。
【請求項5】
請求項4に記載のノイズキャンセリング方法であって、
前記タイヤの特性情報は、タイヤ外径及びリム径を含む、ノイズキャンセリング方法。
【請求項6】
請求項5に記載のノイズキャンセリング方法であって、
評価用マイクの観測音に基づいて、前記キャンセル音を補正するステップを含む、ノイズキャンセリング方法。
【請求項7】
請求項6に記載のノイズキャンセリング方法であって、
前記タイヤの特性情報、前記車速情報及び前記実測音に基づいて学習モデルを訓練するステップと、
前記推定するステップにおいて、前記タイヤの特性情報及び前記車速情報を学習モデルに入力することと、
前記学習モデルに基づき、前記空洞共鳴音を推定することと、を含む、ノイズキャンセリング方法。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のノイズキャンセリング方法を実行するプロセッサを備える、情報処理装置。
【請求項9】
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のノイズキャンセリング方法を情報処理装置に実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ノイズキャンセリング方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両の走行に伴い発生する騒音を低減するために、従来から、ノイズキャンセリング技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両前方の路面状況に応じて、車両の車室に侵入するロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を調整する車両用消音装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-169525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術は、路面凹凸部を撮影した画像データに基づいて適切なキャンセル音を選択するものであるが、車室内に侵入するノイズ(騒音)のうち、特に、人の耳に不快な音として聞こえやすい空洞共鳴音を打ち消すことについては検討されていなかった。このようにノイズキャンセリング技術には改善の余地があった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、特に空洞共鳴音をキャンセルするノイズキャンセリング技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係るノイズキャンセリング方法は、情報処理装置が実行するノイズキャンセリング方法であって、
タイヤの特性情報に基づいて空洞共鳴音を推定するステップと、
前記空洞共鳴音のキャンセル音を生成するステップと
前記キャンセル音をスピーカから発するステップと、
を含む。
このような構成によれば、情報処理装置は、タイヤの特性情報に基づいて人の耳に不快な音として聞こえやすい空洞共鳴音を打ち消すキャンセル音を発するため、効率よく騒音を減らすことができ、ノイズキャンセリング技術が改善される。
【0007】
(2)本開示の一実施形態に係るノイズキャンセリング方法は、(1)に記載のノイズキャンセリング方法であって、
前記推定するステップにおいて、さらに車速情報に基づいて空洞共鳴音を補正する。
このような構成によれば、情報処理装置は、より実際のノイズに近い音を推定することができる。これにより、ノイズキャンセルの効果が向上する。
【0008】
(3)本開示の一実施形態に係るノイズキャンセリング方法は、(1)又は(2)に記載のノイズキャンセリング方法であって、
実測音に基づいて、前記キャンセル音を補正するステップを含む。
このような構成によれば、情報処理装置は、実測音から、生成したキャンセル音の周波数帯域に対応する部分を抽出し、これを打ち消すキャンセル音を生成することにより、効率よく空洞共鳴音をキャンセルすることができる。
【0009】
(4)本開示の一実施形態に係るノイズキャンセリング方法は、(1)ないし(3)のいずれか一項に記載のノイズキャンセリング方法であって、さらに、
前記実測音は、マイク又は加速度センサにより測定される。
このような構成によれば、情報処理装置は、実測音を観測し、キャンセル音の生成又は補正に活かすことができ、ノイズキャンセルの効果を高められる。
【0010】
(5)本開示の一実施形態に係るノイズキャンセリング方法は、(1)ないし(4)のいずれか一項に記載のノイズキャンセリング方法であって、さらに、
前記タイヤの特性情報は、タイヤ外径及びリム径を含む。
このような構成によれば、タイヤ外径及びリム径に基づき空洞共鳴音を効率よく推定することができ、ノイズキャンセルの効果を高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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