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公開番号
2025094549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210169
出願日
2023-12-13
発明の名称
電子機器、その制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
1/26 20060101AFI20250618BHJP(計算;計数)
要約
【課題】突入電流起因の瞬断が発生しても異なる電圧供給が可能な電源間での切り替えを可能とする電子機器、制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】電力供給を行う第1電源部(112)と、第1電源部よりも高電圧で目標電圧に相当する供給電圧で電力供給を行う第2電源部(200、109)と、第2電源部から供給される電圧値を検出する電圧検出部205と、電圧検出部205により検出された電圧値に基づいて第2電源部からの電力供給において瞬断が発生したか否かを判定する判定部と、第1電源部または第2電源部のいずれかに電源の切り替えを行う電源切替部110と、瞬断が発生したと判定された場合、瞬断が発生しないように目標電圧を低下させる電圧低下部とを備え、電源切替部110による第1電源部から第2電源部への電源切り替えを可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力供給を行う第1電源部と、
前記第1電源部よりも高電圧で目標電圧に相当する供給電圧で電力供給を行う第2電源部と、
前記第2電源部から供給される電圧値を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部により検出された電圧値に基づいて、前記第2電源部からの電力供給において瞬断が発生したか否かを判定する判定部と、
記第1電源部または前記第2電源部のいずれかに電源の切り替えを行う電源切替部と、
前記判定部により瞬断が発生したと判定された場合、瞬断が発生しないように前記目標電圧を低下させる電圧低下部と、を備え、
前記電源切替部による前記第1電源部から前記第2電源部への電源の切り替えを可能としたことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第2電源部が要求する消費電力を満たす電力供給が可能であるか否かを判定する第2判定部と、
前記第2判定部により要求する消費電力を満たす電力供給が可能でないと判定された場合、前記第2電源部からの電力供給を停止させる供給停止部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記供給停止部は、
前記電源切替部により前記第2電源部から前記第1電源部へ強制的に電源を切り替えさせることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記電源切替部により前記第1電源部から前記第2電源部に電源が切り替えられた後に、前記判定部により瞬断が発生していないと判定された場合、前記第2電源部から供給される供給電圧を変更すべく前記目標電圧を変更する変更部を更に備えたこと特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記変更部は更に、
前記電源切替部により前記第1電源部から前記第2電源部に電源が切り替えられた後に、前記判定部により瞬断が発生していない判定された場合であって前記第2電源部から供給される供給電圧が前記目標電圧の最大値でない時、前記目標電圧を高くすることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記電圧低下部は、
前記目標電圧を予め設定した低下態様で順次低下させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第2電源部を備える給電機器と自機器とはUSBケーブルで接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項8】
自機器は撮像を行う撮像部を備える機器であり、
前記第1電源部は自機器に着脱可能なバッテリーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項9】
電力供給を行う第1電源部と、前記第1電源部よりも高電圧で目標電圧に相当する供給電圧で電力供給を行う第2電源部とを備える電子機器の制御方法であって、
前記第2電源部から供給される電圧値を検出する電圧検出工程と、
前記電圧検出工程により検出された電圧値に基づいて、前記第2電源部からの電力供給において瞬断が発生したか否かを判定する判定工程と、
前記第1電源部または前記第2電源部のいずれかに電源の切り替えを行う電源切替工程と、
前記判定工程により瞬断が発生したと判定された場合、瞬断が発生しないように前記目標電圧を低下させる電圧低下工程と、を有し、
前記電源切替工程による前記第1電源部から前記第2電源部への電源の切り替えを可能としたことを特徴とする電子機器の制御方法。
【請求項10】
電力供給を行う第1電源部と、前記第1電源部よりも高電圧で目標電圧に相当する供給電圧で電力供給を行う第2電源部とを備える電子機器の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御方法は、
前記第2電源部から供給される電圧値を検出する電圧検出工程と、
前記電圧検出工程により検出された電圧値に基づいて、前記第2電源部からの電力供給において瞬断が発生したか否かを判定する判定工程と、
前記第1電源部または前記第2電源部のいずれに電源の切り替えを行う電源切替工程と、
前記判定工程により瞬断が発生したと判定された場合、瞬断が発生しないように前記目標電圧を低下させる電圧低下工程と、を有し、
前記電源切替工程による前記第1電源部から前記第2電源部への電源の切り替えを可能としたことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる供給電圧を供給する電源から電力供給を受けることが可能な電子機器、その制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、USBに関して「USB Power Delivery(USB_PD)」の規格が策定され、これまでのVBUSを用いた電力供給より多い電力供給を行う環境が整いつつある。「USB_PD」は、電力供給元の機器と電力供給先の電子機器との間で供給電力についてのネゴシエーションを実行して最大240(W)の電力供給が可能である。また、供給電力は一定でなく、電子機器が備える「USB_PD」の電力供給プロファイルに応じて複数種類の電力量で電力供給を行うことが可能である。例えば特許文献1はこれらに関する技術を開示している。
【0003】
また、従来から電圧が異なる複数種類の電源から電力供給を受けて動作することが可能な電子機器がある。例えば「USB_PD」による電力供給と、電池(バッテリーを含む)から電力供給を受けることが可能で、両者の電源のいずれか一方の電力で動作する電子機器がある。このような電子機器の中でも、第1電源(例えば「USB_PD」対応給電機器)と第2電源(例えば電池)が同時に接続された場合、第1電源からの供給電力で動作する電子機器がある。
【0004】
このような電子機器では、第1電源と第2電源が同時に接続されている場合、第1電源からの電力供給が断たれると、第2電源からの電力供給で動作する状態に切り換わる。また、第2電源のみが接続されている状態から第1電源が接続された状態になると、第1電源からの電力供給で動作する状態に切り換わる電子機器もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-259315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来技術のように、供給電圧が異なる電源に切り替えた時に「突入電流」が発生することがある。突入電流が発生する場合には例えば以下のような場合が挙げられる。第1電源(例えば「USB_PD」対応の給電機器)と第2電源(例えば電池)が同時に接続可能な電子機器において、第2電源から第1電源に電源が切り替わる場合であって第1電源の供給電圧が第2電源より高電圧の場合である。突入電流が発生した場合であっても、突入電流に対して強い耐性を有する電子機器の場合には供給電力の瞬断が発生しないため、そのまま使用することが可能である。
【0007】
しかし、「USB_PD」対応の電子機器は汎用品として多種多様な製品が販売されており、突入電流に対する耐性が弱い電子機器も多数存在する。このような突入電流に対する耐性が弱い電子機器にあっては、突入電流によって供給電力の瞬断が発生するため電力供給を行う電源の切り替えが行えないという課題があった。
【0008】
本発明の目的は、突入電流起因の瞬断が発生しても異なる電圧供給が可能な電源間での切り替えを可能とする電子機器、制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器の一態様は、電力供給を行う第1電源部と、前記第1電源部よりも高電圧で目標電圧に相当する供給電圧で電力供給を行う第2電源部と、前記第2電源部から供給される電圧値を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された電圧値に基づいて、前記第2電源部からの電力供給において瞬断が発生したか否かを判定する判定部と、前記第1電源部または前記第2電源部のいずれかに電源の切り替えを行う電源切替部と、前記判定部により瞬断が発生したと判定された場合、瞬断が発生しないように前記目標電圧を低下させる電圧低下部と、を備え、前記電源切替部による前記第1電源部から前記第2電源部への電源の切り替えを可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、突入電流起因の瞬断が発生しても異なる電圧供給が可能な電源間での切り替えが可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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