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公開番号
2025094321
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209764
出願日
2023-12-13
発明の名称
事前固液分離を行うことで、分離した固形物を魚介類の飼養に用いると共に、後段の生物処理への汚濁負荷量を軽減する技術
出願人
個人
代理人
主分類
B01D
33/06 20060101AFI20250618BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】浄化槽などを小さくして、運搬、設置を容易にする排水処理装置を提供する。
【解決手段】トイレ排水、飲食店排水、食品工場排水で糞便、厨芥物を分離して、後段の生物処理槽への汚濁負荷量を軽減、または分離した固形物を魚介類のエサなど飼料化する装置である。この分離装置は排水の落下鉛直方向に対して、30°程度の傾き(水平に対して、左回転60°程度)を持つ、格子とし、格子棒はプラスチックかステンレスの円筒棒であり、直径1~3cmのものとする。縦・横棒とも回転することで、捕捉した固形物が速やかに格子板を滑走し、下部の固形物収集箱または魚介類飼育槽に落下するものである。格子を通過した液分については、漏斗状の集水装置に集められ、後段の生物処理槽など浄化施設に移送されるものとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トイレ排水、飲食店排水、食品工場排水で糞便、厨芥物を分離して、後段の生物処理槽への汚濁負荷量を軽減、または分離した固形物を魚介類のエサなど飼料化する装置(以降、事前固液分離装置)である。
この分離装置は排水の落下鉛直方向に対して、30°程度の傾き(水平に対して、左回転60°程度)を持つ、格子とし、格子棒はプラスチックかステンレスの円筒棒であり、直径1~3cmのものとする。
縦・横棒とも回転することで、捕捉した固形物が速やかに格子板を滑走し、下部の固形物収集箱または魚介類飼育槽に落下するものである。
格子を通過した液分については、漏斗状の集水装置に集められ、後段の生物処理槽など浄化施設に移送されるものとする。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
格子棒は横棒がより表面側とする。横棒は一律、表面に向かってから鉛直下向きに向かう回転とするが、縦棒は相対する棒同士が逆回転同志になるようにする。また、回転動力は風力で行うものとし、格子棒の片側にファンをつける構造とする。横棒は片側にファンを集中させ、ファン全体を覆うことで、風力分散を防ぎ、効率よくファンに風力がかかり、格子棒を回転させるものとする。なお、縦棒は相対するものが逆回転同志になるため、同じ回転は同じ側にファンをつけ、逆回転の場合は反対側にファンをつける構造とする。横棒と同じように風力分散防止のため、ファン全体を覆うものとする。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
固液分離、水処理、生物処理、魚介類飼養
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の技術は、排水を固液混合して処理するもので、生物処理槽が大きくなっていた。また生物処理を経て得られた汚泥は、無機質が多く、植物肥料や建設資材しか利用できず、含水率が大きいことから、直接燃料には使用できなかった。本特許のように固液が完全混合する前に分離することで、生物処理槽を小さくでき、分離固形物は有機物が豊富であることから、魚介類など動物の飼養に使える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5597042
特許4215427
特許4586095
特開2012-008922
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
(1) 浄化槽などを小さくして、運搬、設置を容易にする。特に途上国では、設置者に具体的なメリット(現金収入につながるなど)がないと設置しないことが多く、結果、環境汚染が進行し、河川のみならず地下水汚染が進み、上水コストが上がる。
(2) 特に、途上国での食料自給率を上げて、食料生産コストを下げることで、飢餓を防ぐ。
【課題を解決するための手段】
【0005】
家庭から排出される汚濁負荷量は、BODで58g/人日であり、うちし尿(ほとんどが大便)は18g/人日と言われており(流域総合下水道指針より)、その比率は、約30%である。
【0006】
(1) 浄化槽や下水道の処理槽に入ると、固液の分離が困難になるため、排水管から落下してこれらの槽に入る前に、本発明の固液分離装置を入れることで、事前に糞分などを分離するこれによって、上記課題を解決できる。固形物は魚介類の飼養に用い、再度、飼育魚類を家畜飼育に用いれば、糞尿に対する嫌悪感が薄れる。
また、30%の負荷削減になるため、浄化槽の生物処理槽の容量が30%縮小できる。
(2) 事前固液分離装置は、斜方向の格子板であるが、そのままでは、分離した糞分などの固形物が落下しにくい。また、格子が目詰まりして、分離効率を落とす。このため、横方向の格子棒と縦方向の格子棒を回転させて、それらを解決する。
(3) 格子棒の回転水に弱い電力系動力を使うのでなく、風力で格子棒に取り付けた羽(ファン)を回転させることで行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
事前固液分離装置を用いた固形物(糞分)の魚介類飼養と液体物(尿、粉砕糞、洗浄水)の浄化槽処理のモデル注)途上国ではトイレ紙はゴミ箱に入れる風習が強い。
【0008】
途上国向けの事前固液分離装置を適用した小型浄化槽の構造
【0009】
途上国向けの事前固液分離装置を適用した小型浄化槽の処理フロー
【0010】
事前固液分離装置(格子)の動作状況
(【0011】以降は省略されています)
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