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公開番号2025093668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209450
出願日2023-12-12
発明の名称フィルタ回路
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H10D 89/00 20250101AFI20250617BHJP()
要約【課題】より小型のフィルタ回路を提供する。
【解決手段】入力端子と出力端子とを接続する信号経路に一端が接続され、基準電位に他端が接続されるLC回路を有するフィルタ回路である。第1実施形態に係るフィルタ回路は、基板と、基板の主面または内部に設けられる複数の電極を備える。LC回路は、第1キャパシタと、並列接続される第1インダクタと、直列接続される第2キャパシタと、を含む。電極同士は、基板の厚み方向に視て、少なくとも一部で重畳する。電極同士が重畳する部分は、第1キャパシタまたは第2キャパシタの電極である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
入力端子と出力端子とを接続する信号経路に一端が接続され、基準電位に他端が接続されるLC回路を有するフィルタ回路であって、
基板と、
前記基板の一方の主面に設けられる第1電極と、
前記基板の内部に設けられる第2電極と、
前記基板の他方の主面または前記基板の内部であって前記第2電極に対して前記第1電極と反対側に、設けられる第3電極と、
を備え、
前記LC回路は、
前記信号経路に一方の電極が接続される第1キャパシタと、
前記信号経路に一端が接続される第1インダクタと、
前記第1キャパシタおよび前記第1インダクタに一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続される第2キャパシタと、
を含み、
前記第1電極と前記第2電極は、前記基板の厚み方向に視て、少なくとも一部で重畳し、
前記第2電極と前記第3電極は、前記基板の厚み方向に視て、少なくとも一部で重畳し、
前記第1電極のうち、前記第2電極と重畳する部分は、前記第1キャパシタの一方の電極であり、
前記第2電極のうち、前記第1電極と重畳する部分は、前記第1キャパシタの他方の電極であり、
前記第2電極のうち、前記第3電極と重畳する部分は、前記第2キャパシタの一方の電極であり、
前記第3電極のうち、前記第2電極と重畳する部分は、前記第2キャパシタの他方の電極である、フィルタ回路。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1キャパシタの静電容量は、0.03pF以上である、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項3】
前記第1電極の表面の一部に設けられる保護膜をさらに備え、
前記第1電極は、少なくとも一部に、前記保護膜から表面が露出している領域を有する、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項4】
別の素子を実装するための電極であって、前記基板の一方の主面に、前記第1電極と離隔して設けられる第4電極をさらに備える、請求項3に記載のフィルタ回路。
【請求項5】
前記第1キャパシタの一方の電極と、前記第1インダクタとの間の、前記信号経路に挿入される、第2インダクタをさらに有するフィルタ回路であって、
前記別の素子は、前記第2インダクタである、請求項4に記載のフィルタ回路。
【請求項6】
前記基板の厚み方向に視て、前記第4電極は、前記第1電極の幾何中心に対して、前記領域の幾何中心に向かう方向に設けられる、請求項4に記載のフィルタ回路。
【請求項7】
前記第1インダクタは、前記基板の主面または内部に設けられ、一端が前記信号経路に接続され、他端が前記第2電極に接続される伝送線路であって、
前記基板の厚み方向で、前記伝送線路の一部は、前記第4電極と重畳し、
前記伝送線路の前記第4電極と重畳する部分の幅は、前記第4電極の最小幅より小さい、請求項4に記載のフィルタ回路。
【請求項8】
前記第1インダクタは、前記基板の主面または内部に設けられ、一端が前記信号経路に接続され、他端が前記第2電極に接続される伝送線路である、請求項1に記載のフィルタ回路。
【請求項9】
前記伝送線路の形状は、前記基板の厚み方向に視て、ミアンダ状である、請求項7または8に記載のフィルタ回路。
【請求項10】
前記伝送線路の幅方向の縁と、前記第2電極の縁との、前記幅方向の最小距離は、20μm以上である、請求項7または8に記載のフィルタ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ回路に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、特定の周波数を減衰させる共振回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-262349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の共振装置では、キャパシタの容量を確保するため、電極を大きくする必要がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、より小型のフィルタ回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るフィルタ回路は、入力端子と出力端子とを接続する信号経路に一端が接続され、基準電位に他端が接続されるLC回路を有するフィルタ回路であって、基板と、前記基板の一方の主面に設けられる第1電極と、前記基板の内部に設けられる第2電極と、前記基板の他方の主面に設けられる第3電極と、を備え、前記LC回路は、前記信号経路に一方の電極が接続される第1キャパシタと、前記信号経路に一方の電極が接続される第1インダクタと、前記第1キャパシタおよび前記第1インダクタに一方の電極が接続され、基準電位に他方の電極が接続される第2キャパシタと、を含み、前記第1電極と前記第2電極は、前記基板の厚み方向に視て、少なくとも一部で重畳し、前記第2電極と前記第3電極は、前記基板の厚み方向に視て、少なくとも一部で重畳し、前記第1電極のうち、前記第2電極と重畳する部分は、前記第1キャパシタの一方の電極であり、前記第2電極のうち、前記第1電極と重畳する部分は、前記第1キャパシタの他方の電極であり、前記第2電極のうち、前記第3電極と重畳する部分は、前記第2キャパシタの一方の電極であり、前記第3電極のうち、前記第2電極と重畳する部分は、前記第2キャパシタの他方の電極である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、より小型のフィルタ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るフィルタ回路が適用されるモジュールを示す概略図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
図3は、第1実施形態に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図4は、第1実施形態に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図5は、第1実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図6は、第1変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図7は、第1変形例に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図8は、第2変形例に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図9は、第3変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図10は、第3変形例に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図11は、第2実施形態に係るフィルタ回路を示す概略図である。
図12は、第2実施形態に係るフィルタ回路を示す回路図である。
図13は、第2実施形態に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図14は、第2実施形態に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
図15は、第4変形例に係るフィルタ回路の基板の主面を示す概略図である。
図16は、第4変形例に係るフィルタ回路の基板の内部を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態を説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るフィルタ回路が適用されるモジュールを示す概略図である。図2は、第1実施形態に係るII-II線に沿った断面図である。第1実施形態に係るモジュール1は、基板10上に実装された複数の集積回路および各種機能部品を一体化した集積モジュールである。
(【0011】以降は省略されています)

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