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公開番号
2025110588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004503
出願日
2024-01-16
発明の名称
振動モータ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類
H02K
33/12 20060101AFI20250722BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】形状を大型化を抑制しながら、特性の劣化を抑制し、騒音を抑制する振動モータを提供する。
【解決手段】筒状ホルダ30は、両端部が開口された貫通孔300を有し、貫通孔に可動子磁石40が収納される。固定子磁石51および固定子磁石52は、可動子磁石の可動方向である第1方向において、可動子磁石を間に挟んで筒状ホルダの一方端および他方端に配置される。スペーサ71およびスペーサ72は、筒状ホルダの端部が収容され、筒状ホルダの端部の外側面に当接する内側面を形成する段差部を有する。固定子磁石は、スペーサの段差部を用いて、少なくとも一部が筒状ホルダ内に収容されるように、筒状ケースに固定される。固定子磁石は、スペーサを用いて、少なくとも一部が筒状ホルダ内に収容されるように、筒状ケースに固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
1つの可動子磁石と、
両端部が開口された貫通孔を有し、前記貫通孔に前記可動子磁石が収納されるとともに、外側面の中央部に鍔部を有する筒状ホルダと、
前記筒状ホルダの外周において、前記鍔部を挟んで両側に巻回される駆動巻線と、
前記可動子磁石の可動方向である第1の方向において、それぞれが前記可動子磁石に対して反発する磁力を発生するように、前記可動子磁石を間に挟んで前記筒状ホルダの一方端に配置された第1固定子磁石および他方端に配置された第2固定子磁石と、
絶縁性を有する第1スペーサおよび第2スペーサと、
前記筒状ホルダ、前記駆動巻線、前記第1固定子磁石、前記第2固定子磁石、前記第1スペーサ、および、前記第2スペーサが収容される筒状ケースと、
前記駆動巻線に接続する端子ピンと、
を備え、
前記筒状ケースは、金属材料よって構成され、
延びる方向の両端が開口する主体部と、
前記主体部の前記延びる方向の一方端に配置される第1蓋部材と、
前記主体部の前記延びる方向の他方端に配置される第2蓋部材と、
を備え、
前記第1スペーサは、前記主体部の一方端に配置され、
前記第2スペーサは、前記主体部の他方端に配置され、
前記第1スペーサおよび前記第2スペーサは、前記筒状ホルダの端部が収容され、前記筒状ホルダの前記端部の外側面に当接する内側面を形成する段差部を有し、
前記第1スペーサおよび前記第2スペーサの少なくとも一方は、前記端子ピンが貫通し、
前記第1固定子磁石は、前記第1スペーサの段差部を用いて、少なくとも一部が前記筒状ホルダ内に収容されるように、前記筒状ケースに固定され、
前記第2固定子磁石は、前記第2スペーサの段差部を用いて、少なくとも一部が前記筒状ホルダ内に収容されるように、前記筒状ケースに固定される、
振動モータ。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記第1の方向に視て、
前記第1スペーサは、前記段差部よりも中央に、前記第1固定子磁石が挿嵌される第1固定子磁石用貫通孔を備え、
前記第2スペーサは、前記段差部よりも中央に、前記第2固定子磁石が挿嵌される第2固定子磁石用貫通孔を備える、
請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記筒状ケースは、前記両端部に、複数の嵌合用凹部を備え、
前記段差部は、前記中央側に突出する複数の凸部を備え、
前記筒状ケースは、前記複数の嵌合用凹部が前記複数の凸部にそれぞれ嵌合するように、前記第1スペーサおよび前記第2スペーサに配置される、
請求項1に記載の振動モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動モータの構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、共振モータが記載されている。共振モータは、ハウジング、固定子磁石、および、可動子磁石を備える。可動子磁石は、ハウジングに収納される。固定子磁石は、ハウジングの両端に配置される。
【0003】
このような構成のモータにおいて、限られた寸法内で、可動子磁石の加速度を高めるためには、ハウジングの外面に配置する駆動コイルを可動子磁石に可能な限り近付ける構成が考えられる。
【0004】
特許文献1の構成では、可動子磁石に2個の永久磁石を用い、スペーサ等を挟んで互いに反発する向きに接着剤で2個の永久磁石を接着した構成を備える。この場合、ハウジングの延びる方向(可動子磁石の振動方向)の略中央に、外面から凹む凹部を設け、駆動コイルを凹部に配置する。これにより、駆動コイルと可動子磁石は近づく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-223014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の構成を用いた場合、可動子磁石に2個の永久磁石を用いるので、モータの構成要素の数が増加するとともに、ハウジングが長くなってしまう。
【0007】
一方で、可動子磁石を1個の永久磁石で構成する場合、ハウジングの延びる方向の両端部に駆動コイルをそれぞれ配置する必要がある。そして、駆動コイルを可動子磁石に近づけるため、ハウジングの両端部に凹部を設ける必要がある。
【0008】
この場合、ハウジングの端部が薄くなってしまい、ハウジングの端部の機械的強度が低下する。ハウジングの機械的強度が担保できないと、可動子磁石が摺動する際に抵抗になって逆に加速度が下がったり、騒音が大きくなるという問題があった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、形状を大型化を抑制しながら、振動モータとしての特性の劣化を抑制し、騒音を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の一実施形態に係る振動モータは、1つの可動子磁石、筒状ホルダ、駆動巻線、第1固定子磁石、第2固定子磁石、第1スペーサ、第2スペーサ、筒状ケース、および、端子ピンを備える。筒状ホルダは、両端部が開口された貫通孔を有し、貫通孔に可動子磁石が収納されるとともに、外側面の中央部に鍔部を有する。駆動巻線は、筒状ホルダの外周において、鍔部を挟んで両側に巻回される。第1固定子磁石および第2固定子磁石は、可動子磁石の可動方向である第1の方向において、それぞれが可動子磁石に対して反発する磁力を発生するように、可動子磁石を間に挟んで筒状ホルダの一方端および他方端に配置される。第1スペーサおよび第2スペーサは、絶縁性を有する。筒状ケースは、筒状ホルダ、駆動巻線、第1固定子磁石、第2固定子磁石、第1スペーサ、および、第2スペーサを収容する。端子ピンは、駆動巻線に接続する。筒状ケースは、金属材料よって構成され、延びる方向の両端が開口する主体部と、主体部の延びる方向の一方端に配置される第1蓋部材と、主体部の延びる方向の他方端に配置される第2蓋部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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