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公開番号2025133320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031207
出願日2024-03-01
発明の名称高周波モジュール及び通信装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H01L 25/04 20230101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シールド性の信頼性を向上させる。
【解決手段】高周波モジュール100では、樹脂層5は、実装基板1の第1主面101に配置されており、電子部品3を覆っている。外部シールド層6は、実装基板1の外周面103の少なくとも一部と樹脂層5とを覆っている。実装基板1は、第1誘電体層11と、第2誘電体層12と、グランド電極220と、を有する。第1誘電体層11は、樹脂を含みガラス繊維を含まない。第2誘電体層12は、実装基板1の厚さ方向D1において第1誘電体層11に重なり、第1誘電体層11に接している。第2誘電体層12は、樹脂を含みガラス繊維を含まない。グランド電極220は、第1誘電体層11と第2誘電体層12との間に介在している。グランド電極220が外部シールド層6と直接接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向する第1主面及び第2主面を有する実装基板と、
前記実装基板の前記第1主面に配置されている電子部品と、
前記実装基板の前記第1主面に配置されており、前記電子部品を覆っている樹脂層と、
前記実装基板の外周面の少なくとも一部と前記樹脂層とを覆っている外部シールド層と、を備え、
前記実装基板は、
樹脂を含みガラス繊維を含まない第1誘電体層と、
前記実装基板の厚さ方向において前記第1誘電体層に重なり、前記第1誘電体層に接しており、樹脂を含みガラス繊維を含まない第2誘電体層と、
前記第1誘電体層と前記第2誘電体層との間に介在しているグランド電極と、を有し、
前記グランド電極が前記外部シールド層と直接接続されている、
高周波モジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記実装基板の前記第2主面に配置されている複数の外部接続端子を更に備え、
前記複数の外部接続端子のうち少なくとも1つの外部接続端子は、前記実装基板の前記厚さ方向において前記グランド電極に重なっており、
前記グランド電極は、銅を含み、
前記グランド電極に重なっている前記外部接続端子は、銅とはんだとの少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の高周波モジュール。
【請求項3】
前記実装基板の前記厚さ方向において、前記グランド電極と前記実装基板の前記第2主面との間の距離は、前記グランド電極と前記実装基板の前記第1主面との間の距離よりも短い、
請求項2に記載の高周波モジュール。
【請求項4】
前記実装基板の前記第2主面は、前記第1誘電体層における前記第2誘電体層側とは反対側の主面を含む、
請求項2に記載の高周波モジュール。
【請求項5】
前記実装基板は、
ガラス繊維と樹脂とを含む第3誘電体層と、
樹脂を含みガラス繊維を含まない第4誘電体層と、
樹脂を含みガラス繊維を含まない第5誘電体層と、を更に有し、
前記実装基板の前記厚さ方向において、前記第1誘電体層、前記第2誘電体層、前記第3誘電体層、前記第4誘電体層及び前記第5誘電体層が、前記第1誘電体層、前記第2誘電体層、前記第3誘電体層、前記第4誘電体層及び前記第5誘電体層の順に並んでいる、
請求項1~4のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
【請求項6】
前記実装基板は、
前記第1主面と前記第2主面との間に前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層を含む複数の誘電体層を有し、
前記複数の誘電体層の各々は、樹脂を含みガラス繊維を含まない、
請求項1~4のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
【請求項7】
前記電子部品である第1電子部品とは異なり、前記実装基板の前記第2主面に配置されている第2電子部品を更に備える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
【請求項8】
前記樹脂層である第1樹脂層とは異なり、前記実装基板の前記第2主面に配置されており、前記第2電子部品を覆っている第2樹脂層を更に備える、
請求項7に記載の高周波モジュール。
【請求項9】
前記第1誘電体層及び前記第2誘電体層の各々は、フィラーを含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載の高周波モジュール。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか一項に記載の高周波モジュールと、
前記高周波モジュールに接続されている信号処理回路と、を備える、
通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に高周波モジュール及び通信装置に関し、より詳細には、実装基板を備える高周波モジュール、及び、その高周波モジュールを備える通信装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、印刷回路基板用の銅張積層板を開示している。銅張積層板は、プリプレグの両面にガラス繊維が形成された複合体を有する。複合体は、第1樹脂付銅箔(第1RCC)の樹脂層と第2樹脂付銅箔(第2RCC)の樹脂層との間に位置している。
【0003】
また、特許文献1は、上記の銅張積層板の銅箔に回路パターンを形成して適用された印刷回路基板を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-44397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実装基板と電子部品とを備える高周波モジュールでは、シールド性の信頼性の向上が求められる場合がある。
【0006】
本発明の目的は、シールド性の信頼性を向上させることが可能な高周波モジュール及び通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、実装基板と、電子部品と、樹脂層と、外部シールド層と、を備える。前記実装基板は、互いに対向する第1主面及び第2主面を有する。前記電子部品は、前記実装基板の前記第1主面に配置されている。前記樹脂層は、前記実装基板の前記第1主面に配置されており、前記電子部品を覆っている。前記外部シールド層は、前記実装基板の外周面の少なくとも一部と前記樹脂層とを覆っている。前記実装基板は、第1誘電体層と、第2誘電体層と、グランド電極と、を有する。前記第1誘電体層は、樹脂を含みガラス繊維を含まない。前記第2誘電体層は、前記実装基板の厚さ方向において前記第1誘電体層に重なり、前記第1誘電体層に接している。前記第2誘電体層は、樹脂を含みガラス繊維を含まない。前記グランド電極は、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層との間に介在している。前記グランド電極が前記外部シールド層と直接接続されている。
【0008】
本発明の一態様に係る通信装置は、上記一態様の高周波モジュールと、信号処理回路と、を備える。前記信号処理回路は、前記高周波モジュールに接続されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の上記態様に係る高周波モジュール及び通信装置は、シールド性の信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係る高周波モジュールの断面図である。
図2は、同上の高周波モジュールの一部の平面図である。
図3は、同上の高周波モジュールの一部の下面図である。
図4は、同上の高周波モジュールの要部断面図である。
図5は、同上の高周波モジュールを備える通信装置の回路ブロック図である。
図6は、実施形態2に係る高周波モジュールの断面図である。
図7は、実施形態3に係る高周波モジュールの断面図である。
図8は、実施形態4に係る高周波モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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