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公開番号2025119854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014927
出願日2024-02-02
発明の名称電子部品の製造装置および電子部品の製造方法
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B02C 17/16 20060101AFI20250807BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】容器内において複数のビーズを効率的に分散させる。
【解決手段】電子部品の製造装置1は、筒状の容器10と、投入口40と、取り出し口50と、軸部70と、複数の攪拌子80とを備える。容器10は、第1の方向に延在する軸心Cを有する。投入口40は、容器10の第1の方向における第1の端部11側に位置し、スラリー2を容器10の内部に投入可能である。取り出し口50は、容器10の第1の方向における第1の端部11とは反対側の第2の端部12側に位置し、スラリー2を容器10の内部から取り出し可能である。軸部70は、容器10の内部に配置され、第1の方向に延び、第1の方向を軸中心として回転可能である。複数の攪拌子80は、軸部70から第1の方向に交差する方向に延び、軸部70とともに回転可能である。容器10の内周面111に、軸心Cを中心として回転しつつ第1の方向に延びる凸状または凹状のらせん状部130が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に延在する軸心を有する筒状の容器と、
前記容器の前記第1の方向における第1の端部側に位置し、スラリーを前記容器の内部に投入可能な投入口と、
前記容器の前記第1の方向における第1の端部とは反対側の第2の端部側に位置し、前記スラリーを前記容器の内部から取り出し可能な取り出し口と、
前記容器の内部に配置され、前記第1の方向に延び、前記第1の方向を軸中心として回転可能な軸部と、
前記軸部から前記第1の方向に交差する方向に延び、前記スラリーを複数のビーズとともに攪拌するように、前記軸部とともに回転可能な複数の攪拌子とを備え、
前記容器の内周面に、前記軸心を中心として回転しつつ前記第1の方向に延びる凸状または凹状のらせん状部が形成されている、電子部品の製造装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記容器は、前記軸心を中心として回転可能に構成されている、請求項1に記載の電子部品の製造装置。
【請求項3】
前記第1の方向における前記第1の端部側から前記第2の端部側に向かう方向から見て、
前記軸部および前記複数の攪拌子は、前記軸心の周方向における一方向に回転し、
前記らせん状部は、前記一方向とは反対方向に回転しつつ前記第1の方向において前記第1の端部側から前記第2の端部側に向かうように前記内周面に設けられている、請求項1または請求項2に記載の電子部品の製造装置。
【請求項4】
前記複数の攪拌子は、前記スラリーを複数のビーズとともに攪拌するように、前記軸部とともに回転可能である、請求項1または請求項2に記載の電子部品の製造装置。
【請求項5】
スラリーを容器の内部に投入することと、
前記容器の内部に配置された、軸部および該軸部から延びた複数の攪拌子が回転することによって、前記スラリーを複数のビーズとともに攪拌することと、
前記容器の内部の前記スラリーを取り出すことと、を備え、
前記容器の内周面に、前記容器の軸心を中心として回転しつつ前記軸心に沿って延びる凸状または凹状のらせん状部が形成されていることにより、前記攪拌する際に前記複数のビーズの少なくとも一部が前記らせん状部によって前記容器内を前記軸心に沿う方向に流動させられる、電子部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品の製造装置および電子部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品の製造装置として扱うことが可能なビーズミルの構成を開示した先行技術文献として、実用新案登録第3217671号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載されたビーズミルは、円筒容器と、攪拌子とを備える。ビーズミルは、円筒容器内において攪拌子が回転することによって、硬質粒子(ビーズ)を攪拌する。これにより、固体粒子の懸濁液(スラリー)中の粒子が粉砕される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3217671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたビーズミルにおいては、複数のビーズが容器内の特定の箇所に滞留することによって、容器内において複数のビーズが分散しにくい可能性がある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、容器内において複数のビーズを効率的に分散させることができる、電子部品の製造装置および電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に基づく電子部品の製造装置は、筒状の容器と、投入口と、取り出し口と、軸部と、複数の攪拌子とを備える。容器は、第1の方向に延在する軸心を有する。投入口は、容器の第1の方向における第1の端部側に位置し、スラリーを容器の内部に投入可能である。取り出し口は、容器の第1の方向における第1の端部とは反対側の第2の端部側に位置し、スラリーを容器の内部から取り出し可能である。軸部は、容器の内部に配置され、第1の方向に延び、第1の方向を軸中心として回転可能である。複数の攪拌子は、軸部から第1の方向に交差する方向に延び、軸部とともに回転可能である。容器の内周面に、軸心を中心として回転しつつ第1の方向に延びる凸状または凹状のらせん状部が形成されている。
【0007】
本発明に基づく電子部品の製造方法は、スラリーを容器の内部に投入することと、容器の内部に配置された、軸部および該軸部から延びた複数の攪拌子が回転することによって、スラリーを複数のビーズとともに攪拌することと、容器の内部のスラリーを取り出すことと、を備える。容器の内周面に、容器の軸心を中心として回転しつつ軸心に沿って延びる凸状または凹状のらせん状部が形成されていることにより、攪拌する際に複数のビーズの少なくとも一部がらせん状部によって容器内を軸心に沿う方向に流動させられる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装置の構造であれば複数のビーズを効率的に分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係る電子部品の製造装置の構成を示す部分断面図である。
本発明の実施の形態1に係る電子部品の製造装置が備える容器の構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態1に係る電子部品の製造装置が備える複数の攪拌子によって複数のビーズが流動する状態を示す概略図である。
本発明の実施の形態1に係る電子部品の製造装置が備える容器の内周面を複数のビーズが流動する状態を示す概略図である。
図4の容器をV-V線矢印方向から見た断面図である。
本発明の実施の形態1に係る電子部品の製造方法を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態2に係る電子部品の製造装置が備える容器の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施の形態に係る電子部品の製造装置および電子部品の製造方法について図を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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