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公開番号
2025120061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015298
出願日
2024-02-02
発明の名称
リフターバーおよびライニング部材ユニット
出願人
マクセルクレハ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B02C
17/22 20060101AFI20250807BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】廃棄処理しやすいとともに、ドラム回転時の脱落を防止できるリフターバー、および、該リフターバーを含むライニング部材ユニットを提供する。
【解決手段】リフターバー3は、被処理物を処理する回転ドラムの内側に配設されるリフターバーであって、ゴム製の長尺状のバー本体4と、該バー本体4の底面側に埋め込まれ、回転ドラムとの締結に用いられる固定具を保持する締結用基材5とを有し、締結用基材5に対してバー本体4は非接着で密着しており、締結用基材5はバー本体4に対して幅方向に張り出したアンカー部5dを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理物を処理する回転ドラムの内側に配設されるリフターバーであって、
前記リフターバーは、ゴム製の長尺状のバー本体と、該バー本体の底面側に埋め込まれ、前記回転ドラムとの締結に用いられる固定具を保持する締結用基材とを有し、
前記締結用基材に対して前記バー本体は非接着で密着しており、前記締結用基材は前記バー本体に対して幅方向に張り出したアンカー部を有することを特徴とするリフターバー。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記アンカー部は、前記バー本体の底面側へ近づくように傾斜して形成されることを特徴とする請求項1記載のリフターバー。
【請求項3】
前記リフターバーにおいて、前記アンカー部の下側に存在する前記バー本体のゴム部分の肉厚が10mm以上であることを特徴とする請求項2記載のリフターバー。
【請求項4】
前記締結用基材は、該締結用基材に対する前記バー本体の長手方向の移動を防止する凸部および凹部の少なくともいずれかを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のリフターバー。
【請求項5】
前記締結用基材において、前記アンカー部は厚さ方向に凹んだ前記凹部を有し、該凹部に前記バー本体を構成するゴムが充填されていることを特徴とする請求項4記載のリフターバー。
【請求項6】
前記締結用基材の長手方向長さは前記バー本体よりも短く、前記締結用基材の軸方向両端部が前記バー本体に覆われていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のリフターバー。
【請求項7】
被処理物を処理する回転ドラムの内側に配設されるリフターバーおよびシェルプレートからなるライニング部材ユニットであって、
前記リフターバーおよび前記シェルプレートが周方向に交互に連続して配設されて構成され、
前記リフターバーは請求項1または請求項2記載のリフターバーであり、
前記シェルプレートは、平板状のゴム製のプレート本体と、該プレート本体の底部に、幅方向両側に突出したゴム製のフランジ部とを有し、前記リフターバーの前記締結用基材の下側に前記フランジ部が配設されることを特徴とするライニング部材ユニット。
【請求項8】
前記フランジ部のゴム硬度は、前記プレート本体のゴム硬度よりも大きいことを特徴とする請求項7記載のライニング部材ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールミルやロッドミルなどの回転装置におけるライニング部材であるリフターバー、およびライニング部材ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、回転可能なドラム内に砕石などの被処理物を投入して、その被処理物を粉砕、洗浄、混合、造粒などする各種回転装置が知られている。このような回転装置としては、例えば、被処理物をメディアを用いて粉砕する回転粉砕装置(例えばボールミル)や、被処理物を洗浄する回転洗浄装置(例えばドラムウォッシャー)、被処理物を混合・造粒する回転造粒装置(例えばドラムミキサー)などがある。
【0003】
このような回転装置では、ドラムの内側にライニング部材が配設されている。具体的には、ライニング部材が、ドラムの円周方向および軸方向に、複数敷き詰められることで、ドラムの円筒内面が構成される。このライニング部材は、被処理物と接触する外面部がゴムで構成されたゴム製部材である。
【0004】
ここで、図8には、従来のライニング部材の構成を示す。図8は、ドラムの一部概略断面図を示す。ライニング部材として、リフターバー31およびシェルプレート32が用いられている。これらのライニング部材がドラム本体33の内周面に交互に連続して配設されている。リフターバー31は、ゴム製のバー本体31aと、バー本体31aに埋め込まれた金属製の締結用基材31bとを有する。この締結用基材31bは、ライニング部材のドラムへの取り付けに用いられ、具体的には、締結用基材31bの内部に形成された収容部に固定具(図示省略)が保持される。シェルプレート32は、ゴム製のプレート本体32aと、金属板32bとを有する。なお、リフターバー31では、ドラム回転時にバー本体31aが脱落することを防止するため、バー本体31aは締結用基材31bに対して接着されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図8のように構成されたドラムの円筒内面は、円周方向に離間した複数の突条部(リフターバー31の一部)が形成され、この突条部に被処理物やメディア(ボールなど)が掻き上げられることによって、ドラム内に供給された被処理物が処理される。例えばボールミルの場合、ドラムの回転によって突条部で掻き上げられたボールが下方へ落下し、その衝撃によって被処理物が粉砕される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-112476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述のライニング部材はゴム製部材であることから、被処理物やメディアとの接触によって摩耗していく。特に、突条部を構成するリフターバーは摩耗しやすく、定期的な取り替えが行われている。
【0008】
取り替えられた使用済みのリフターバーやシェルプレートは分別して廃棄されることになるが、廃棄処理の観点から、上記リフターバーなどの構造には改善の余地があると考えられる。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、廃棄処理しやすいとともに、ドラム回転時の脱落を防止できるリフターバー、および、該リフターバーを含むライニング部材ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のリフターバーは、被処理物を処理する回転ドラムの内側に配設されるリフターバーであって、上記リフターバーは、ゴム製の長尺状のバー本体と、該バー本体の底面側に埋め込まれ、上記回転ドラムとの締結に用いられる固定具を保持する締結用基材とを有し、上記締結用基材に対して上記バー本体は非接着で密着しており、上記締結用基材は上記バー本体に対して幅方向に張り出したアンカー部を有することを特徴とする。本発明において「非接着で密着する」とは、接着剤を介在させないで密着する状態をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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