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公開番号2025117302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012064
出願日2024-01-30
発明の名称円筒型二次電池
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01M 50/131 20210101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外装部と被覆部との密着性の向上を図ることが可能な円筒型二次電池を提供すること。
【解決手段】本開示では、電池要素を内部に有し、対向する両端部とその間に配置された外周面を有する円筒型の外装部と、前記外装部の両端部の少なくとも一部と外周面すべてを被覆する被覆部とを備え、前記外装部は、一端側に開口を有し、前記一端側に対向する他端側に底部を有する円筒状の本体部と前記開口を塞ぐ蓋部とを有し、前記円筒状の本体部の算出平均粗さ(Ra)が0.7~1.5μmであり、前記本体部の底部の径方向における前記被覆部の内側面の最大高さ粗さ(Rz)が2.5μm以下である、円筒型二次電池が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電池要素を内部に有し、対向する両端部とその間に配置された外周面を有する円筒型の外装部と、前記外装部の両端部の少なくとも一部と外周面すべてを被覆する被覆部とを備え、
前記外装部は、一端側に開口を有し、前記一端側に対向する他端側に底部を有する円筒状の本体部と前記開口を塞ぐ蓋部とを有し、
前記円筒状の本体部の算出平均粗さ(Ra)が0.7~1.5μmであり、前記本体部の底部の径方向における前記被覆部の内側面の最大高さ粗さ(Rz)が2.5μm以下である、円筒型二次電池。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
電池の長手方向における前記被覆部の内側面の最大高さ粗さ(Rz)が2.0μm以下である、請求項1に記載の円筒型二次電池。
【請求項3】
前記被覆部は、30μm以上150μm以下の厚みを有する、請求項1に記載の円筒型二次電池。
【請求項4】
前記被覆部は、ポリエステル系樹脂を含む、請求項1に記載の円筒型二次電池。
【請求項5】
前記被覆部は熱収縮性チューブである、請求項1に記載の円筒型二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、円筒型二次電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、円筒型二次電池が用いられている。この円筒型二次電池として、電池要素を内部に有する円筒型の外装部と、この外装部の表面を被覆する被覆部(熱収縮性のチューブまたはフィルムに相当)とを備えるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-132865号公報
特開2005-171127号公報
特表2019-535100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、本願発明者らは、従前の円筒型二次電池において、以下の点で改善すべき事項があることを見出した。
【0005】
具体的には、従前の円筒型二次電池において、その構成要素である円筒型の外装部とこの表面を被覆する被覆部との密着性が十分ではない場合があり得る。この場合、外装部の底部側にて外装部と被覆部との間に水分が浸入し、これに起因して所謂トラッキング現象が生じ、結果として電池の短絡が生じる虞がある。
【0006】
そこで、本開示は、外装部と被覆部との密着性の向上を図ることが可能な円筒型二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示では、
電池要素を内部に有し、対向する両端部とその間に配置された外周面を有する円筒型の外装部と、前記外装部の両端部の少なくとも一部と外周面すべてを被覆する被覆部とを備え、
前記外装部は、一端側に開口を有し、前記一端側に対向する他端側に底部を有する円筒状の本体部と前記開口を塞ぐ蓋部とを有し、
前記円筒状の本体部の算出平均粗さ(Ra)が0.7~1.5μmであり、前記本体部の底部の径方向における前記被覆部の内側面の最大高さ粗さ(Rz)が2.5μm以下である、円筒型二次電池が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の円筒型二次電池によれば、外装部と被覆部との密着性の向上を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る円筒型二次電池の模式斜視図である。
図1の電池長手方向に沿って切り取った際における本開示の一実施形態に係る円筒型二次電池の模式断面図である。
比較例の円筒型二次電池の模式斜視図である。
図3の電池長手方向に沿って切り取った際における比較例の円筒型二次電池の模式断面図である。
トラッキングショート試験を実施する円筒型二次電池の模式断面図である。
正極およぶ負極の構造を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、図面を参照しながら、本開示の一実施形態に係る円筒型二次電池を具体的に説明する。必要に応じて図面を参照して説明を行うものの、図面における各種の要素は、本開示の理解のために模式的かつ例示的に示したにすぎず、外観や寸法比などは実物と異なり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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