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公開番号2025110717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004706
出願日2024-01-16
発明の名称タブ、電池モジュールおよび電池パック
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01M 50/583 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】過電流が流れてヒューズが溶断しても、溶断個所の再接触を防止するタブ、電池モジュールおよび電池パックを提供する。
【解決手段】本開示のタブは、第1タブ部10と、第2タブ部20と、第1タブ部10と第2タブ部20とを接続する接続部30と、接続部30と第1タブ部10の少なくとも一部と第2タブ部20の少なくとも一部とを被覆する熱収縮部材40と、を備え、第1タブ部10と第2タブ部20とが並ぶ方向をX方向、第1タブ部10および第2タブ部20の厚み方向をZ方向、X方向およびZ方向それぞれと垂直な方向をY方向としたときに、接続部30のY方向の寸法30sは、第1タブ部10のY方向の寸法および第2タブ部20のY方向の寸法それぞれよりも小さく、第1タブ部10と第2タブ部20とは、接続部30の中心を通ってY方向に伸びる仮想線Lyに対してZ方向に沿って視て非線対称、および/または、接続部30の中心を通ってZ方向に伸びる仮想線Lzに対してY方向に沿って視て非線対称である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1タブ部と、
第2タブ部と、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とを接続する接続部と、
前記接続部と前記第1タブ部の少なくとも一部と前記第2タブ部の少なくとも一部とを被覆する熱収縮部材と、を備え、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とが並ぶ方向をX方向、
前記第1タブ部および前記第2タブ部の厚み方向をZ方向、
前記X方向および前記Z方向それぞれと垂直な方向をY方向としたときに、
前記接続部の前記Y方向の寸法は、前記第1タブ部の前記Y方向の寸法および前記第2タブ部の前記Y方向の寸法それぞれよりも小さく、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とは、前記接続部の中心を通って前記Y方向に伸びる仮想線に対して前記Z方向に沿って視て非線対称、および/または、前記接続部の中心を通って前記Z方向に伸びる仮想線に対して前記Y方向に沿って視て非線対称である、タブ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1タブ部における前記熱収縮部材によって被覆されている部分の前記Y方向の一方側に位置して前記X方向に沿う外側辺は、前記第2タブ部の前記Y方向の前記一方側に位置して前記X方向に沿う外側辺に対して前記Z方向に沿って視て前記Y方向にずれている、請求項1に記載のタブ。
【請求項3】
前記第1タブ部は、前記Z方向に沿って視て前記接続部に向かうにつれて前記Y方向の寸法が小さくなっており、
前記第2タブ部は、前記Z方向に沿って視て前記接続部に向かうにつれて前記Y方向の寸法が小さくなっている、請求項2に記載のタブ。
【請求項4】
前記第1タブ部における前記熱収縮部材によって被覆されている部分の前記接続部側の外縁は、前記Y方向に沿っており、
前記第2タブ部の前記接続部側の外縁は、前記Y方向に沿っている、請求項2に記載のタブ。
【請求項5】
前記Z方向に沿って視て、前記第1タブ部を被覆する前記熱収縮部材の領域は、前記接続部を被覆する前記熱収縮部材の領域よりも広く、
前記Z方向に沿って視て、前記第2タブ部を被覆する前記熱収縮部材の領域は、前記接続部を被覆する前記熱収縮部材の領域よりも広い、請求項2に記載のタブ。
【請求項6】
前記接続部の前記Y方向の寸法は、前記第1タブ部の前記Y方向の寸法の2分の1以下である、請求項2に記載のタブ。
【請求項7】
前記第1タブ部における前記熱収縮部材によって被覆されていない部分の前記Y方向の寸法は、前記第2タブ部の前記Y方向の寸法よりも大きい、請求項2に記載のタブ。
【請求項8】
前記第1タブ部における前記熱収縮部材によって被覆されている部分の前記Y方向の寸法と前記第2タブ部の前記Y方向の寸法とが同じである、または、前記第1タブ部における前記熱収縮部材によって被覆されている部分の前記Y方向の寸法と前記第2タブ部の前記Y方向の寸法との差が前記第1タブ部の前記Y方向の寸法および前記第2タブ部の前記Y方向の寸法のうちの大きい方の寸法に対して50%以内である、請求項2に記載のタブ。
【請求項9】
前記第1タブ部は、前記Z方向に沿って視て前記熱収縮部材で被覆される被覆部と、前記熱収縮部材で被覆されていない非被覆部と、を備えており、
前記非被覆部は、前記Z方向に沿って視て前記熱収縮部材と前記Y方向で隣り合う位置に配置されている、請求項2に記載のタブ。
【請求項10】
前記第1タブ部は、前記Z方向に沿って視て前記接続部に対し、前記Y方向側に延在しており、
前記第2タブ部は、前記Z方向に沿って視て前記接続部に対し、前記Y方向と反対方向側に延在しており、
前記非被覆部は、前記Z方向に沿って視て前記接続部に対し、前記Y方向側に位置している、請求項9に記載のタブ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タブ、電池モジュールおよび電池パックに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、導電性材料からなる長方形の平板状であって、その中央は板厚に対して凹状に成形され平面に対してはくびれた狭隘部を設け、その周囲を耐熱性熱収縮チューブが覆っているヒューズ機能付きバスバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3109953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のヒューズ機能付きバスバーは、狭隘部の中心を通って長方形の平板の長辺方向(および短辺方向)に伸びる仮想線に対して平面視で線対称であり、狭隘部の中心を通って長方形の厚み方向に伸びる仮想線に対して側面視で線対称である形状となっている。
【0005】
当該バスバーに対し、異常な大電流が流れて狭隘部が溶断すると、発生した金属蒸気や溶融金属の飛散を耐熱性熱収縮チューブによって防止するものの、耐熱性熱収縮チューブの内部で溶断に起因する外力印加や狭隘部の溶融金属の接触等が生じ、溶断された狭隘部が再接触する虞があり、溶断箇所の再接触に関し改善の余地がある。
【0006】
本開示は、かかる観点に鑑みて為されたものである。すなわち、本開示の主たる目的は、過電流が流れてヒューズが溶断しても、溶断個所の再接触を防止するタブ、電池モジュールおよび電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のタブは、
第1タブ部と、
第2タブ部と、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とを接続する接続部と、
前記接続部と前記第1タブ部の少なくとも一部と前記第2タブ部の少なくとも一部とを被覆する熱収縮部材と、を備え、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とが並ぶ方向をX方向、
前記第1タブ部および前記第2タブ部の厚み方向をZ方向、
前記X方向および前記Z方向それぞれと垂直な方向をY方向としたときに、
前記接続部の前記Y方向の寸法は、前記第1タブ部の前記Y方向の寸法および前記第2タブ部の前記Y方向の寸法それぞれよりも小さく、
前記第1タブ部と前記第2タブ部とは、前記接続部の中心を通って前記Y方向に伸びる仮想線に対して前記Z方向に沿って視て非線対称、および/または、前記接続部の中心を通って前記Z方向に伸びる仮想線に対して前記Y方向に沿って視て非線対称である。
【0008】
本開示の電池モジュールは、上述のタブを備える。
【0009】
本開示の電池パックは、上述の電池モジュールを備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、過電流が流れて第1タブ部と第2タブ部とを接続する接続部が溶断しても、溶断個所の再接触を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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