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公開番号
2025103740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221348
出願日
2023-12-27
発明の名称
積層セラミックコンデンサ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高容量且つ信頼性に優れた積層セラミックコンデンサを提供すること。
【解決手段】積層セラミックコンデンサ1において、積層体2は、内部電極15と、静電容量の形成に寄与しない電極であって、最も第1主面AA側に配置される内部電極15よりも第1主面AA側に配置される複数のダミー電極と、を有する。複数のダミー電極5は、複数のダミー電極のうち最も第1主面AA側に配置される外側ダミー電極5Aと、外側ダミー電極5Aよりも内部電極15側に配置される内側ダミー電極5Bと、を含む。外側ダミー電極5Aのカバレッジは、内部電極15のカバレッジよりも低くなっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
交互に積層された誘電体層と内部電極とを含む内層部と、前記内層部を積層方向に挟んで設けられた一対の外層部と、前記積層方向に相対する第1主面及び第2主面と、前記積層方向に直交する幅方向に相対する第1側面及び第2側面と、前記積層方向及び前記幅方向に直交する長さ方向に相対する第1端面及び第2端面と、を有する積層体と、
前記各側面及び前記各端面のうち少なくともいずれかに対となって配置された外部電極と、
を備える積層セラミックコンデンサであって、
前記積層方向のうち、前記積層体の前記積層方向の中央部から前記各主面を見た方向を、積層方向外側とし、前記積層方向のうち、前記各主面から前記積層体の前記積層方向の中央部を見た方向を積層方向内側とすると、
前記積層体は、静電容量の形成に寄与しない電極であって、前記内部電極よりも前記積層方向外側に配置される複数のダミー電極を有し、
前記複数のダミー電極は、前記複数のダミー電極のうち最も前記積層方向外側に配置される外側ダミー電極と、前記外側ダミー電極よりも前記積層方向内側に配置される内側ダミー電極と、を含み、
前記外側ダミー電極のカバレッジは、前記内部電極のカバレッジよりも低い、積層セラミックコンデンサ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記外側ダミー電極のカバレッジは、前記内側ダミー電極のカバレッジよりも低い、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項3】
前記内側ダミー電極のカバレッジは、前記内部電極のカバレッジよりも低い、請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項4】
前記外側ダミー電極のカバレッジは、40%以上60%未満であり、前記内部電極のカバレッジは、60%以上90%以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項5】
前記外側ダミー電極のカバレッジは、40%以上60%未満であり、前記内側ダミー電極のカバレッジは、60%以上90%以下である、請求項2又は3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項6】
前記内部電極は、前記積層方向に隣り合う前記内部電極と対向する対向部と、前記対向部から引き出され、前記外部電極と接続される引出部と、を有し、
前記各ダミー電極は、最も前記第1主面側の前記対向部と前記積層方向に重なるダミー対向部と、前記ダミー対向部から、前記引出部のうち最も前記積層方向外側の前記引出部が接続される前記外部電極側に引き出されるダミー引出部と、を有し、
前記ダミー引出部のカバレッジは、前記引出部のカバレッジよりも低い、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項7】
前記引出部のカバレッジは、前記対向部のカバレッジよりも低い、請求項6に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項8】
前記ダミー引出部は、前記ダミー対向部から引き出され、前記ダミー対向部側から前記ダミー対向部とは離間する側に向かうにつれて前記積層方向内側に傾斜する第1ダミー傾斜部と、前記第1ダミー傾斜部から前記ダミー対向部とは離間する側に延び、前記第1ダミー傾斜部よりも緩やかな傾斜で、前記ダミー対向部側から前記ダミー対向部とは離間する側に向かうにつれて前記積層方向内側に傾斜する第2ダミー傾斜部と、を有し、
前記第1ダミー傾斜部のカバレッジは、前記第2ダミー傾斜部のカバレッジよりも低い、請求項6に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項9】
前記引出部は、前記対向部から引き出され、前記対向部側から前記対向部とは離間する側に向かうにつれて前記積層方向内側に傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部から前記対向部とは離間する側に延び、前記第1傾斜部よりも緩やかな傾斜で、前記対向部側から前記対向部とは離間する側に向かうにつれて前記積層方向内側に傾斜する第2傾斜部と、を有し、
前記第1傾斜部の当該第1傾斜部の傾斜方向の寸法は、前記第1ダミー傾斜部の当該第1ダミー傾斜部の傾斜方向の寸法よりも、小である、請求項8に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項10】
前記内側ダミー電極に形成された前記第1ダミー傾斜部の当該第1ダミー傾斜部の傾斜方向の寸法は、前記外側ダミー電極に形成された前記第1ダミー傾斜部の当該第1ダミー傾斜部の傾斜方向の寸法よりも、小である、請求項8に記載の積層セラミックコンデンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、積層セラミックコンデンサにおいて、小型化、高容量化が要求されている。このため、誘電体層や内部電極層の薄層化及び多層化が試みられている。積層セラミックコンデンサにおいては、信頼性の向上についても要求されている。
【0003】
そこで、積層体の機械的強度や耐湿信頼性の向上を図るべく、積層体の上下部カバー部にダミー電極を配置する技術が知られている。ダミー電極は、複数並べて配置されていてもよい。その場合、積層体の機械的強度等を更に向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-073974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ダミー電極の枚数を増加させると、ダミー電極と積層体の外表面とが接近する。積層体の外表面の近傍においては、ダミー電極に負荷が作用し易いと考えられる。このため、外表面近くのダミー電極において、層間剥離等の不具合が生じ易くなるおそれがある。
【0006】
本発明は、高容量且つ信頼性に優れた積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明の積層セラミックコンデンサは、交互に積層された誘電体層と内部電極とを含む内層部と、前記内層部を積層方向に挟んで設けられた一対の外層部と、前記積層方向に相対する第1主面及び第2主面と、前記積層方向に直交する幅方向に相対する第1側面及び第2側面と、前記積層方向及び前記幅方向に直交する長さ方向に相対する第1端面及び第2端面と、を有する積層体と、前記各側面及び前記各端面のうち少なくともいずれかに対となって配置された外部電極と、を備える積層セラミックコンデンサであって、前記積層方向のうち、前記積層体の前記積層方向の中央部から前記各主面を見た方向を、積層方向外側とし、前記積層方向のうち、前記各主面から前記積層体の前記積層方向の中央部を見た方向を積層方向内側とすると、前記積層体は、静電容量の形成に寄与しない電極であって、前記内部電極よりも前記積層方向外側に配置される複数のダミー電極を有し、前記複数のダミー電極は、前記複数のダミー電極のうち最も前記積層方向外側に配置される外側ダミー電極と、前記外側ダミー電極よりも前記積層方向内側に配置される内側ダミー電極と、を含み、前記外側ダミー電極のカバレッジは、前記内部電極のカバレッジよりも低い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高容量且つ信頼性に優れた積層セラミックコンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る積層セラミックコンデンサの概略斜視図である。
図1のII-II断面図である。
図2のIII部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る積層セラミックコンデンサ1について図1~図3を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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