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公開番号2025114644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025074306,2024077830
出願日2025-04-28,2020-03-10
発明の名称半導体装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H10D 10/80 20250101AFI20250729BHJP()
要約【課題】高放熱性に適した半導体装置を提供する。
【解決手段】
半導体装置は、回路素子が配置される基板と、基板上に設けられ、回路素子に接続された外部接続用の第1の導体突起部と、基板における回路素子と異なる位置に配置された第2の導体突起部と、を備え、基板は、第1基材と、当該第1基材上に配置され、第1基材とは材料が異なる第2基材とを含み、回路素子は第2基材に形成され、第1基材は第2基材に比べて熱伝導率が高く、回路素子が発生する熱を第1の導体突起部を経由して放熱する第1の熱伝導経路と、回路素子が発生する熱を基板を経由して放熱する第2の熱伝導経路と、回路素子が発生する熱を、第2の導体突起部を経由して放熱する第3の熱伝導経路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前記回路素子が配置される基板と、
前記基板上に設けられ、前記回路素子に接続された外部接続用の第1の導体突起部と、
前記基板における前記回路素子と異なる位置に配置された第2の導体突起部と、
を備え、
前記基板は、第1基材と、当該第1基材上に配置され、前記第1基材とは材料が異なる第2基材とを含み、
前記回路素子は前記第2基材に形成され、
前記第1基材は前記第2基材に比べて熱伝導率が高く、
前記回路素子が発生する熱を前記第1の導体突起部を経由して放熱する第1の熱伝導経路と、
前記回路素子が発生する熱を前記基板を経由して放熱する第2の熱伝導経路と、
前記回路素子が発生する熱を、前記第2の導体突起部を経由して放熱する第3の熱伝導経路と、
を備える、
半導体装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第2基材は、接合層を介して前記第1基材に接合される、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記接合層は、金属のみを用いて構成される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記接合層は、絶縁体のみを用いて構成される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記接合層は、金属と絶縁体を用いて構成される、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2基材は、前記第1基材に直接的に接合される、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記回路素子は、前記第2基材の表面に配置される、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項8】
前記回路素子は、前記第2基材に埋め込まれて配置される、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項9】
前記回路素子を複数備え、
前記複数の回路素子は、1つの前記第1の導体突起部によって覆われる、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に、高周波回路に用いられ、発熱部を有する半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バンプを介して半導体装置を実装基板に実装し、バンプを放熱経路として利用した半導体装置が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、化合物半導体基板に複数の単位トランジスタが並列接続されたヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)が構成された、化合物半導体装置が示されている。これら複数の単位トランジスタは化合物半導体基板に配列され、これら複数の単位トランジスタのエミッタにはバンプが電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-103540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
移動体通信や衛星通信等で用いられる高周波増幅回路が形成されたMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)では、近年のさらなる高速・高機能化に伴い、RFFE(RF Front-End)の損失の増加及びパワーアンプデバイスの自己発熱による特性限界が課題となっている。例えば、バイポーラトランジスタでは、そのコレクタ損失によって発熱し、バイポーラトランジスタ自体の昇温によって、ベース・エミッタ間電圧Vbeが低下し、そのことでコレクタ電流が増大し、Vbeがさらに低下する、という正帰還が掛かると熱暴走に至る。MMICの放熱性が高くないと、熱暴走しない範囲で使用可能な電力が制限されるので、結局、扱える電力とMMICのサイズとはトレードオフの関係にある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、高放熱性に適した半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つの態様としての半導体装置は、回路素子が配置される基板と、基板上に設けられ、回路素子に接続された外部接続用の第1の導体突起部と、基板における回路素子と異なる位置に配置された第2の導体突起部と、を備え、基板は、第1基材と、当該第1基材上に配置され、第1基材とは材料が異なる第2基材とを含み、回路素子は第2基材に形成され、第1基材は第2基材に比べて熱伝導率が高く、回路素子が発生する熱を第1の導体突起部を経由して放熱する第1の熱伝導経路と、回路素子が発生する熱を基板を経由して放熱する第2の熱伝導経路と、回路素子が発生する熱を、第2の導体突起部を経由して放熱する第3の熱伝導経路と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、放熱性が高い半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は第1の実施形態に係る半導体装置110の断面図である。
図2(A)、図2(B)は、実装基板に対する半導体装置110の実装構造を示す断面図である。
図3(A)は半導体装置110の放熱経路を示す断面図であり、図3(B)は比較例の半導体装置の放熱経路を示す断面図である。
図4は半導体装置110の製造方法について示す図である。
図5は、第1の実施形態の変形例としての半導体装置111の断面図である。
図6は第2の実施形態に係る半導体装置120の断面図である。
図7は、実装基板90に半導体装置120を実装した後の断面図である。
図8(A)、図8(B)は、第3の実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図9は第3の実施形態の別の半導体装置の断面図である。
図10は第4の実施形態に係る半導体装置140の平面図である。
図11(A)は図10におけるA-A部分の断面図であり、図11(B)は図10におけるB-B部分の断面図である。
図12は第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法についての各工程における斜視図である。
図13は、半導体薄膜片の転写後、第1基材10に対する処理によって形成される半導体装置の部分断面図である。
図14は、第6の実施形態に係る半導体装置160の断面図である。
図15(A)、図15(B)は、半導体装置160の実装構造を示す断面図である。
図16は、第7の実施形態に係る半導体装置170の断面図である。
図17は、比較例としての半導体装置が実装基板に実装された状態での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明又は理解の容易性を考慮して、実施形態を説明の便宜上、複数の実施形態に分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせは可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
(【0011】以降は省略されています)

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