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公開番号2025118025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013077
出願日2024-01-31
発明の名称電池モジュールおよび組電池
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/358 20210101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】異常が生じた異常電池から噴出する噴出物が、異常電池と隣接する正常な電池に接触することを、より低減させる。
【解決手段】本開示の電池モジュール1は、第一の方向に沿って配置され、ガス排出機構22を有する2以上の電池20と、ガス排出機構22の上方に配置され、平面視でガス排出機構22と重なる位置に孔31を有する断熱板30と、断熱板30の上面と密接して配置され、電池20を収容するケース10と、を備え、断熱板30は、第一の方向と交差する第二の方向に沿って孔31と断熱板30の一端3aまたは断熱板30の他端3bの少なくとも一方に接続する溝32が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一の方向に沿って配置され、ガス排出機構を有する2以上の電池と、
前記ガス排出機構の上方に配置され、平面視で前記ガス排出機構と重なる位置に孔を有する断熱板と、
前記断熱板の上面と密接して配置され、前記電池を収容するケースと、を備え、
前記断熱板は、前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って前記孔と前記断熱板の一端または前記断熱板の他端の少なくとも一方に接続する溝が設けられている、電池モジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記溝は、前記断熱板の一端から他端に向かって延びるとともに、前記孔を横断するように設けられている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記断熱板の前記一端に達する前記溝の一端は、前記第二の方向と平行で且つ前記孔の中心を通る仮想線に対して前記第一の方向にずれた位置に設けられ、
前記断熱板の前記他端に達する前記溝の他端は、前記仮想線に対して前記第一の方向にずれた位置に設けられている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記溝は、前記断熱板の一端側に向かうにつれて、および/または、前記断熱板の他端側に向かうにつれて、前記第一の方向に沿う長さが狭くなっている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記溝の前記第一の方向に沿う長さは、前記溝の一端および他端で最小となる、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項6】
平面視で前記溝を構成する辺は、曲線状である、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記溝は、前記断熱板における前記電池と対向する面と反対の面に設けられている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記溝は、前記第一の方向に沿う長さが一定である第1部位と、前記断熱板の一端に向かうにつれて前記第一の方向に沿う長さが狭くなる第2部位と、前記断熱板の他端に向かうにつれて前記第一の方向に沿う長さが狭くなる第3部位と、を有し、
前記第2部位および前記第3部位の前記第二の方向に沿う長さは、前記第1部位の前記第二の方向に沿う長さよりも短い、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記断熱板は、前記2以上の電池を被覆しており、
前記溝は、前記電池の数に対応して2以上設けられており、各溝はそれぞれ交差せずに独立して配置されている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項10】
請求項1に記載の電池モジュールを前記第二の方向に2以上配置した組電池であって、
一方の前記電池モジュールの断熱板と他方の前記電池モジュールの断熱板との間には、前記ケースが配置されており、
前記一方の電池モジュールの溝の一端と前記他方の電池モジュールの溝の他端とは、前記第一の方向にずれている、組電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池モジュールおよび組電池に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、セル(2)および断熱板(4)を含む電池モジュールであって、断熱板(4)が電気接続アセンブリ(3)の上ケース(12)に接近する側に設けられ、断熱板(4)に複数の圧力逃し穴(41)が設けられ、各圧力逃がし穴(41)は、セル(2)の防爆弁(21)に対応して設けられた電池モジュールが開示されている(特許文献1の図2および段落[0047]参照)。
【0003】
特許文献1に記載の電池モジュールによれば、セル(2)の熱暴走によってセル(2)から噴出した噴出物は、圧力逃がし穴(41)を通過して断熱板(4)に落下するため、熱暴走したセル(2)と隣接するセル(2)に噴出物が伝わることを遮断できる点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国実用新案第218299959号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の電池モジュールにおいて、熱暴走セル(2)から噴出した噴出物は、圧力逃がし穴(41)を通過後に、通過した圧力逃がし穴と隣接する圧力逃がし穴(41)を通って、正常なセル(2)にガスや噴出物が流れる可能性があった。その結果、正常なセル(2)に悪影響を及ぼすおそれがあった。
【0006】
本開示は、かかる観点に鑑みて為されたものである。すなわち、本開示の主たる目的は、異常が生じた異常電池から噴出する噴出物が、異常電池と隣接する正常な電池に接触することを、より低減させた電池モジュールおよび電池パックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電池モジュールは、
第一の方向に沿って配置され、ガス排出機構を有する2以上の電池と、
前記ガス排出機構の上方に配置され、平面視で前記ガス排出機構と重なる位置に孔を有する断熱板と、
前記断熱板の上面と密接して配置され、前記電池を収容するケースと、を備え、
前記断熱板は、前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って前記孔と前記断熱板の一端または前記断熱板の他端の少なくとも一方に接続する溝が設けられている。
【0008】
本開示の組電池は、
上述の電池モジュールを前記第二の方向に2以上配置した組電池であって、
一方の前記電池モジュールの断熱板と他方の前記電池モジュールの断熱板との間には、前記ケースが配置されており、
前記一方の電池モジュールの溝の一端と前記他方の電池モジュールの溝の他端とは、前記第一の方向にずれている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、異常が生じた異常電池から噴出する噴出物が、異常電池と隣接する正常な電池に接触することを、より低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態の電池モジュールの斜視図である。
図2は、一実施形態の電池モジュールの分解斜視図である。
図3は、一実施形態の電池モジュールの断熱板の模式平面図である。
図4は、一実施形態の電池モジュールの断熱板の模式拡大平面図である。
図5は、一実施形態の断熱板の変形例1の模式平面図である。
図6は、一実施形態の断熱板の変形例2の模式平面図である。
図7は、一実施形態の断熱板の変形例3の模式平面図である。
図8は、一実施形態の断熱板の変形例4の模式平面図である。
図9は、一実施形態の断熱板の変形例5の模式平面図である。
図10は、一実施形態の組電池の斜視図である。
図11は、一実施形態の組電池の断熱板の模式平面図である。
図12は、一実施形態の組電池の断熱板の模式平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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