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公開番号
2025093550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209268
出願日
2023-12-12
発明の名称
作業車両の昇降ステップ
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
E02F
9/16 20060101AFI20250617BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】破損を抑制する。
【解決手段】昇降ステップは、車体の側方位置で車両前後方向に互いに間隔をあけて配置され、車体との連結部が回動軸を中心に回動自在に連結された前側連結部材及び後側連結部材と、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の下端部又は前記下端部よりも上方に位置する部分に対して前記車両前後方向の両端部が回動軸を中心に回動自在に連結された少なくとも1つの踏板と、を備え、前記車両前後方向から見て、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記車体との前記連結部における前記回動軸と、前記踏板の前記両端部における前記回動軸とは、互いに平行に配置されるとともに、車両幅方向に対して傾斜する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の側方位置で車両前後方向に互いに間隔をあけて配置され、車体との連結部が回動軸を中心に回動自在に連結された前側連結部材及び後側連結部材と、
前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の下端部又は前記下端部よりも上方に位置する部分に対して前記車両前後方向の両端部が回動軸を中心に回動自在に連結された少なくとも1つの踏板と、を備え、
前記車両前後方向から見て、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記車体との前記連結部における前記回動軸と、前記踏板の前記両端部における前記回動軸とは、互いに平行に配置されるとともに、車両幅方向に対して傾斜する、
作業車両の昇降ステップ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記踏板は、複数設けられ、
複数の前記踏板は、
前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記下端部に対して前記両端部が前記回動軸を中心に回動自在に連結された第1踏板と、
前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記上方に位置する部分に対して前記両端部が前記回動軸を中心に回動自在に連結された第2踏板と、を含む、
請求項1に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項3】
前記車両前後方向から見て、前記回動軸は、前記車両幅方向の外側に向かうに従って車両上下方向の下方に位置するように傾斜する、
請求項1又は2に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項4】
前記前側連結部材、前記後側連結部材、前記第1踏板及び前記第2踏板の各々が回動して前記昇降ステップが折り畳まれた状態で、前記第1踏板及び前記第2踏板は、前記車両幅方向に互いに離れる、
請求項2に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項5】
前記第1踏板及び前記第2踏板の各々の前記車両幅方向の長さをW、前記第1踏板及び前記第2踏板の各々の前記回動軸の車両上下方向における距離をH、前記車両前後方向から見て前記回動軸が前記車両幅方向に対して傾斜する角度のうち最小の角度をAとしたとき、下記の式(1)及び式(2)を満たす、
A=sin
-1
(2W/H)/2 ・・・(1)
H≧2W ・・・(2)
請求項2又は4に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項6】
前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々において少なくとも前記第1踏板及び前記第2踏板をつなぐ部分は、弾性変形可能とされる、
請求項2又は4に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項7】
前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記下端部に、前記車両前後方向の外方及び下方に向かって湾曲するスキッドプレートを更に備える、
請求項1又は2に記載の作業車両の昇降ステップ。
【請求項8】
前記前側連結部材及び前記後側連結部材は、前記車体の端部と車輪との間に連結され、
前記昇降ステップは、前記車体の後方下部と車輪とを結ぶ背離角規定線と、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の前記車体への連結位置との間に折り畳まれる、
請求項1又は2に記載の作業車両の昇降ステップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両の昇降ステップに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ホイールローダ等の作業車両において、オペレータが地上とエンジンルームとを行き来するために昇降ステップを備えた構成が開示されている。
ホイールローダによる作業の1つとして掻き上げ作業がある。この作業は、車両前方の地山を掘削しながら登っていく作業である。ホイールローダは、掻き上げ作業時に地山を登るにつれて車体の前側が上向きとなるように傾斜する。ホイールローダの昇降ステップでは、後輪の接地部と車両後方のカウンタウエイト下面とを結ぶ背離角規定線を越えて下方に垂下した部分が掻き上げ作業時に地面と接触して破損する可能性がある。
そこで、特許文献1及び特許文献2の昇降ステップでは、車体の側方位置で車両前後方向に互いに間隔をあけて配置された前側連結部材及び後側連結部材の各々に対して、上下の踏板の車両前後方向の両端部が回動自在に連結されている。これにより、掻き上げ作業時に下踏板が地面に接触しても、各連結部での回動により昇降ステップが折り畳まれて逃げることとなり、下踏板等の破損を防止できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/129929号
国際公開第2016/151729号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2の昇降ステップでは、掻き上げ作業時に各連結部で回動した際に上下の踏板同士が接触する場合がある。この場合、踏板自体で潰されて破損する可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、破損を抑制することができる作業車両の昇降ステップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る作業車両の昇降ステップは、車体の側方位置で車両前後方向に互いに間隔をあけて配置され、車体との連結部が回動軸を中心に回動自在に連結された前側連結部材及び後側連結部材と、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の下端部又は前記下端部よりも上方に位置する部分に対して前記車両前後方向の両端部が回動軸を中心に回動自在に連結された少なくとも1つの踏板と、を備え、前記車両前後方向から見て、前記前側連結部材及び前記後側連結部材の各々の前記車体との前記連結部における前記回動軸と、前記踏板の前記両端部における前記回動軸とは、互いに平行に配置されるとともに、車両幅方向に対して傾斜する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様によれば、破損を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る昇降ステップを備えたホイールローダの側面図。
第1実施形態に係る昇降ステップの斜視図。
昇降ステップの上面図であって、図2のIII矢視図。
昇降ステップの下面図であって、図2のIV矢視図。
昇降ステップの車両幅方向外面図であって、図2のV矢視図。
昇降ステップの車両幅方向内面図であって、図2のVI矢視図。
昇降ステップの前面図であって、図2のVII矢視図。
昇降ステップの後面図であって、図2のVIII矢視図。
ホイールローダによる掻き上げ作業時の昇降ステップを示す側面図。
掻き上げ作業時の昇降ステップを示す上面図。
掻き上げ作業時の昇降ステップを示す車両幅方向外面図。
第2実施形態に係る昇降ステップの斜視図。
第3実施形態に係る昇降ステップの斜視図。
第4実施形態に係る昇降ステップの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態においては、昇降ステップを備えた作業車両としてホイールローダを挙げて説明する。
【0010】
以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置や状態を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している配置や状態をも含むものとする。以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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