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公開番号2025093523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209226
出願日2023-12-12
発明の名称メッシュネットワーク、メッシュコントローラ、メッシュエージェント、干渉電波対処方法およびプログラム
出願人NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 16/14 20090101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メッシュネットワークにおいて、状況に依らず、使用可能な周波数帯を最大限活用することに寄与する技術を提供する。
【解決手段】メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおいて、メッシュエージェントは、無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、外部電波のチャネルである検出チャネルをメッシュコントローラに通知する検出部を備え、メッシュコントローラは、メッシュエージェントから検出チャネルの通知を受け取ると、検出チャネルのみを除外し、外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させるコントローラ制御部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおいて、
前記メッシュエージェントは、無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、当該外部電波のチャネルである検出チャネルを前記メッシュコントローラに通知する検出部を備え、
前記メッシュコントローラは、前記メッシュエージェントから前記検出チャネルの通知を受け取ると、当該検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させるコントローラ制御部を備える、メッシュネットワーク。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のメッシュネットワークであって、
前記コントローラ制御部は、前記検出チャネルが、当該メッシュコントローラが使用する制御チャネルであるか否かを判別し、前記制御チャネルでない場合のみ、当該検出チャネルを除外する、メッシュネットワーク。
【請求項3】
請求項1に記載のメッシュネットワークであって、
前記メッシュコントローラと前記メッシュエージェントとは、プリアンブル・パンクチャリング機能を有し、
前記コントローラ制御部は、前記プリアンブル・パンクチャリング(preamble puncturing)機能により、前記検出チャネルを除外する、メッシュネットワーク。
【請求項4】
請求項3に記載のメッシュネットワークであって、
前記メッシュコントローラは、自身に接続する機器である接続機器を管理する接続機器情報管理部をさらに備え、
前記接続機器情報管理部では、前記接続機器それぞれが準拠する通信規格を管理し、
前記コントローラ制御部は、前記接続機器の中に、前記プリアンブル・パンクチャリング機能を有していない機器がある場合、制御チャネルを、連続した最大帯域幅を確保可能なチャネルに変更する、メッシュネットワーク。
【請求項5】
請求項3記載のメッシュネットワークにおいて、
前記メッシュコントローラは、自身に接続する機器である接続機器のうち、前記メッシュエージェントとの間で、前記プリアンブル・パンクチャリング機能により前記検出チャネルを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を行う、メッシュネットワーク。
【請求項6】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおけるメッシュコントローラであって、
前記メッシュエージェントから、無線通信に使用する周波数帯内で検出した外部電波のチャネルである検出チャネルの通知を受け取ると、当該検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させるコントローラ制御部を備える、メッシュコントローラ。
【請求項7】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおけるメッシュエージェントであって、
無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、当該外部電波のチャネルである検出チャネルを前記メッシュコントローラに通知するとともに、前記メッシュコントローラとの接続を切断する検出部と、
通知後、前記メッシュコントローラに再接続し、当該メッシュコントローラとの間で、前記検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続するエージェント側通信部と、を備える、メッシュエージェント。
【請求項8】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおける干渉電波対処方法であって、
前記メッシュエージェントにおいて、無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、当該外部電波のチャネルである検出チャネルを前記メッシュコントローラに通知し、
前記メッシュコントローラにおいて、前記メッシュエージェントから前記検出チャネルの通知を受け取ると、当該検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させる、干渉電波対処方法。
【請求項9】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおけるメッシュコントローラ内のコンピュータに、
前記メッシュエージェントから、無線通信に使用する周波数帯内で検出した外部電波のチャネルである検出チャネルの通知を受け取ると、当該検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させるコントローラ制御機能を実現させるためのプログラム。
【請求項10】
メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおけるメッシュエージェント内のコンピュータに、
無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、当該外部電波のチャネルである検出チャネルを前記メッシュコントローラに通知するとともに、前記メッシュコントローラとの接続を切断する検出機能と、
通知後、前記メッシュコントローラに再接続し、当該メッシュコントローラとの間で、前記検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続するエージェント側通信機能とを実現させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュネットワーク、メッシュコントローラ、メッシュエージェント、干渉電波対処方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンやIT機器といった無線機能を搭載した無線子機端末が普及し、日常のあらゆる場面で無線通信が利用されている。無線周波数帯域として2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯が利用可能である。2.4GHz帯は家電などにも使用され、干渉が多い。6GHz帯は対応製品の普及が少ない。2.4GHz帯と5GHz帯を比較すると、5GHzの方が高速で安定した通信が利用でき、映像配信サービスの利用などに適している。このため、5GHz帯で通信を利用するケースが多い。
【0003】
5GHz帯は、20個のチャネル(周波数帯)が使用可能である。また、隣接するチャネル間で電波が干渉しないため、安定した回線速度が保たれる。この20個のチャネルは、W52帯、W53帯、W56帯という3つのグループに分けられる。これらのうち、W53帯やW56帯の周波数は、気象レーダや航空レーダが同じ周波数帯を利用している。これらとの干渉を防ぐ必要がある。
【0004】
無線子機は、例えば、宅内等では、メッシュネットワークを構成する複数台の無線アクセスポイントを設置し、それらを介してインターネット等に接続する。無線アクセスポイントは、DFS(動的周波数選択:Dynamic Frequency Selection)機能を有する。例えば、5GHz帯でレーダ信号の存在を検出した場合、このDFS機能により、当該帯域に設定された動作チャネルを他の帯域にスイッチングし、干渉を避ける技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2014-522196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下の分析は、本発明の発明者によって与えられたものである。
【0007】
特許文献1に記載の技術によれば、レーダ等の外部電波が検出されると、干渉を回避するため、レーダ等の外部電波が使用している周波数帯(周波数チャネル)を使用できなくなる。ところで、メッシュネットワークを構成する複数台の無線アクセスポイントのうち、1台は、メッシュコントローラとして、他は、メッシュエージェントとして動作する。メッシュエージェントは、コントローラの配下で動作し、例えば、外部電波を検出した場合、メッシュコントローラに通知する。
【0008】
無線アクセスポイントには、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格に準拠した機器が用いられる。この無線アクセスポイントによる無線通信では、使用可能な周波数帯の中で、連続した周波数チャネルでしか帯域幅を拡張することができない。したがって、外部電波の検出を通知されたメッシュコントローラは、通知された周波数帯と、それにより非連続になる周波数帯とを全て使用することができず、帯域幅を大幅に削減せざるを得ない。すなわち、外部電波検出後、使用可能な周波数帯を最大限活用できない。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、メッシュネットワークにおいて、使用可能な周波数帯を最大限活用することに寄与する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第一の視点によれば、メッシュコントローラとメッシュエージェントとを含むメッシュネットワークにおいて、
前記メッシュエージェントは、無線通信に使用する周波数帯内の外部電波を検出し、当該外部電波のチャネルである検出チャネルを前記メッシュコントローラに通知する検出部を備え、
前記メッシュコントローラは、前記メッシュエージェントから前記検出チャネルの通知を受け取ると、当該検出チャネルのみを除外し、前記外部電波検出前の帯域幅で無線通信を継続させるコントローラ制御部を備える、メッシュネットワークが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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