特許ウォッチ

公開番号2025092844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208214
出願日2023-12-11
発明の名称表示装置
出願人株式会社ヴァレオジャパン
代理人弁理士法人紀尾井坂テーミス
主分類G09F 9/00 20060101AFI20250616BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示装置において、表示パネルの剛性強度を確保しつつ、光漏れを低減する。
【解決手段】表示装置1は、情報が表示される表示部IDbを有する表示パネル2と、表示パネル2の背面2b側に設けられた光源L2Bと、表示パネル2と光源L2Bとの間に設けられた遮光体3と、を有し、遮光体3は、表示部IDbと光源L2Bを通る直線Ly2に交差する位置に設けられた収容孔92と、収容孔92を囲む周壁部35Bとを有し、表示パネル2の背面2bには、直線Ly2方向における遮光体3との対向部に凹部25が設けられており、凹部25には、遮光体3の周壁部35Bが収容される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
情報が表示される表示部を有する表示パネルと、
前記表示パネルの背面側に設けられた光源と、
前記表示パネルと前記光源との間に設けられた遮光体と、を有し、
前記遮光体は、前記表示部と前記光源を通る第１の直線に交差する位置に設けられた貫通孔と、前記貫通孔を囲む周壁部とを有し、
前記表示パネルの背面には、前記第１の直線方向における前記遮光体との対向部に凹部が設けられており、
前記凹部には、前記遮光体の前記周壁部が収容されることを特徴とする表示装置。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
請求項１において、
前記表示部及び前記貫通孔は、前記第１の直線に直交する第２の直線に沿って複数設けられており、
前記周壁部は、前記第２の直線上で隣り合う一方の貫通孔と他方の貫通孔との間に位置する壁部が、共用されていることを特徴とする表示装置。
【請求項３】
請求項２において、
前記第１の直線方向から見て、前記表示パネルは帯状を成しており、
前記第２の直線方向は、前記表示パネルの短手方向に沿う方向であることを特徴とする表示装置。
【請求項４】
請求項１において、
前記表示パネルは、光透過性を有する第１部材と、光不透過性を有する第２部材と、を有し、
前記第１部材と前記第２部材は、それぞれ前記表示パネルの背面側と表面側に設けられており、
前記第２部材は、前記第１部材の全面に亘って設けられていると共に、前記第１の直線が通る領域に開口部が設けられており、
前記表示部は、前記第１部材における前記開口部から露出した領域であることを特徴とする表示装置。
【請求項５】
請求項１から４のいずれか一項において、
前記表示パネルには、タッチセンサが電気的に接続されており、
前記光源は、前記タッチセンサの操作に応じて択一的に選択可能であることを特徴とする表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、隣り合う複数の光源の間に遮光体を配置した表示装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－２８４３５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の表示装置では、表示パネルの内部を透過する光は、遮光体で遮光されない。そのため、表示パネルの厚み方向に交差する方向から表示パネルを見た場合、隣り合う光源から照射された光が光漏れとして視認されることがある。例えば、表示パネルの板厚を薄くすれば、光漏れを低減できるが、表示パネルの剛性強度に影響を与える。
【０００５】
そこで、表示パネルの剛性強度を確保しつつ、表示パネルからの光漏れを低減できる表示装置が求められている。
なお、このような要求に限らず、後記する「発明を実施するための形態」に開示した各構成から導き出される作用及び効果であって、従来の技術では得られない作用及び効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、
情報が表示される表示部を有する表示パネルと、
前記表示パネルの背面側に設けられた光源と、
前記表示パネルと前記光源との間に設けられた遮光体と、を有し、
前記遮光体は、前記表示部と前記光源を通る第１の直線と交差する位置に設けられた貫通孔と、前記貫通孔を囲む周壁部とを有し、
前記表示パネルの背面には、前記第１の直線方向における前記遮光体との対向部に凹部が設けられており、
前記凹部には、前記遮光体の前記周壁部が収容される構成の表示装置とした。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、表示パネルの剛性強度を確保しつつ、表示パネルからの光漏れを低減できる表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
表示装置を説明する図である。
表示装置の分解斜視図である。
表示パネルを説明する図である。
遮光体を説明する図である。
遮光体を説明する図である。
遮光体を説明する図である。
表示装置内における光の経路を説明する図である。
比較例に係る表示装置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本実施形態では、車両のインストルメントパネルに配置される表示装置１を例に挙げて説明する。
図１は、表示装置１を説明する図である。図１は、ユーザ側から見た表示装置１の斜視図である。
図２は、表示装置１の分解斜視図である。
以下の説明では、表示装置１の構成要素の位置関係を説明する際に、ＸＹＺ方向（図１等参照）を基準とする。Ｘ方向は車幅方向、Ｙ方向は車両前後方向、Ｚ方向は上下方向に概ね沿っているが、完全に平行である必要はない。また、必要に応じて、Ｙ方向を基準として「車両前方側」及び「車両後方側」という文言を用いることがある。また、Ｚ方向を基準として、「上側」または「上方」及び「下側」または「下方」という文言を用いることがある。
【００１０】
図１に示すように、本実施形態に係る表示装置１では、６つのスイッチＳＷ（ＳＷ１～ＳＷ６）を有する。スイッチＳＷは、ユーザが、空調装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置等の様々な車載機器を操作するために用いられる。スイッチＳＷは、例えば、静電容量式のタッチセンサとすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許