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公開番号
2025092522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025050091,2023526106
出願日
2025-03-25,2022-01-11
発明の名称
脂質化合物及び脂質ナノ粒子組成物
出願人
スージョウ・アボジェン・バイオサイエンシズ・カンパニー・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07C
229/16 20060101AFI20250612BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明が解決しようとする課題は、ワクチン接種を含む治療または予防目的のために、インビトロ及びインビボの両方で、治療剤(例えば、ロック核酸(LNA)、ペプチド核酸(PNA)、及びモルホリノなどの核酸模倣物を含む核酸分子)を送達するための脂質ナノ粒子を形成するために、中性脂質、コレステロール及びポリマー共役脂質などの他の脂質構成要素と組み合わせて使用され得る脂質化合物を提供することである。
【解決手段】本発明は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)の化合物、
JPEG
2025092522000244.jpg
28
170
またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体であって、式中、
G
1
及びG
2
が、各々独立して、結合、C
2
-C
12
アルキレン、またはC
2
-C
12
アルケニレンであり、G
1
及びG
2
における1つ以上の-CH
2
-が、-O-によって任意選択で置き換えられ、
各L
1
が、独立して、-OC(=O)R
1
、-C(=O)OR
1
、-OC(=O)OR
1
、-C(=O)R
1
、-OR
1
、-S(O)
x
R
1
、-S-SR
1
、-C(=O)SR
1
、-SC(=O)R
1
、-NR
a
C(=O)R
1
、-C(=O)NR
b
R
c
、-NR
a
C(=O)NR
b
R
c
、-OC(=O)NR
b
R
c
、-NR
a
C(=O)OR
1
、-SC(=S)R
1
、-C(=S)SR
1
、-C(=S)R
1
、-CH(OH)R
1
、-P(=O)(OR
b
)(OR
c
)、-NR
a
P(=O)(OR
b
)(OR
c
)、-(C
6
-C
10
アリーレン)-R
1
、-(6~10員ヘテロアリーレン)-R
1
、-(4~8員ヘテロシクリレン)-R
1
、またはR
1
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
式(II-A)、(II-B)、(II-C)、もしくは(II-D)の化合物、
JPEG
2025092522000245.jpg
53
170
またはそれらの薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
G
3
が、C
2
-C
6
アルキレンである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
式(III-A)、(III-B)、(III-C)、もしくは(III-D)の化合物であって、
JPEG
2025092522000246.jpg
53
170
式中、sが、2~12の整数である、前記化合物、
またはそれらの薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
sが、2である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
G
1
及びG
2
が、各々独立して、C
2
-C
12
アルキレンである、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
G
1
及びG
2
が、各々独立して、C
5
アルキレンである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
式(IV)の化合物であって、
JPEG
2025092522000247.jpg
28
170
式中、sが、2~12の整数であり、
yが、2~12の整数であり、
zが、2~12の整数である、前記化合物、
またはそれらの薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
L
1
が、-OC(=O)R
1
、-C(=O)OR
1
、-NR
a
C(=O)R
1
、または-C(=O)NR
b
R
c
であり、L
2
が、-OC(=O)R
2
、-C(=O)OR
2
、-NR
d
C(=O)R
2
、または-C(=O)NR
e
R
f
である、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
式(IV-A)、(IV-B)、(IV-C)、(IV-D)、(IV-E)、(IV-F)、(IV-G)、もしくは(IV-H)の化合物、
JPEG
2025092522000248.jpg
105
170
またはそれらの薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体である、請求項8に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
1.配列表
本明細書は、配列表のコンピュータ可読フォーム(CRF)コピーとともに提出されている。14639-019-146_SeqListing_ST25.txtと題されるCRFは、2021年12月20日に作成され、サイズは627バイトであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,700 文字)
【0002】
2.技術分野
本開示は、概して、ワクチン接種を含む治療または予防目的のために、インビトロ及びインビボの両方で、治療剤(例えば、ロック核酸(LNA)、ペプチド核酸(PNA)、及びモルホリノなどの核酸模倣物を含む核酸分子)を送達するための脂質ナノ粒子を形成するために、中性脂質、コレステロール及びポリマー共役脂質などの他の脂質構成要素と組み合わせて使用され得る脂質化合物に関する。
【背景技術】
【0003】
3.背景技術
治療用核酸は、ワクチン接種、遺伝子療法、タンパク質置換療法、及び遺伝子疾患の他の治療に革命をもたらす可能性を有する。2000年代に治療用核酸に関する最初の臨床研究が開始されて以来、核酸分子の設計及びその送達方法を通じて、大きな進歩が見られた。しかしながら、核酸治療薬は依然として、低い細胞透過性及びRNAを含む特定の核酸分子の分解に対する高い感受性を含むいくつかの課題に直面する。したがって、新しい核酸分子、ならびに治療目的及び/または予防目的のためのインビトロまたはインビボでのそれらの送達を促進する関連する方法及び組成物を開発する必要性が存在する。治療剤の送達のための脂質ナノ粒子を形成するために、中性脂質、コレステロール及びポリマー共役脂質などの他の脂質構成要素と組み合わせて使用され得る脂質化合物。治療剤の効率的な送達、治療剤の十分な活性(例えば、送達後のmRNAの発現)、最適な薬物動態、及び/または他の好適な生理学的、生物学的、及び/または治療特性をもたらす新しい脂質化合物(例えば、陽イオン性脂質化合物)を開発する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0004】
4.発明の概要
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、治療剤(例えば、ロック核酸(LNA)、ペプチド核酸(PNA)、及びモルホリノなどの核酸模倣物を含む核酸分子)の送達のための脂質ナノ粒子を形成するために、単独で、または中性脂質、荷電脂質、ステロイド(例えば、すべてのステロールを含む)及び/またはそれらの類似体、及び/またはポリマー共役脂質などの他の脂質構成要素及び/またはポリマーと組み合わせて使用され得る、その薬学的に許容される塩、プロドラッグ、または立体異性体を含む脂質化合物である。いくつかの例では、脂質ナノ粒子は、アンチセンスRNA及び/またはメッセンジャーRNAなどの核酸を送達するために使用される。感染性実体及び/またはタンパク質の不足によって引き起こされるものなどの様々な疾患または状態の治療のためのかかる脂質ナノ粒子の使用のための方法も提供される。
【0005】
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、式(I)の化合物、
JPEG
2025092522000001.jpg
28
170
またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグもしくは立体異性体であり、式中、G
1
、G
2
、G
3
、L
1
、L
2
、R
3
、R
4
、n、及びmは、本明細書または他の場所で定義されるとおりである。
【0006】
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、本明細書で提供される化合物と、治療剤または予防剤とを含む、ナノ粒子組成物である。一実施形態では、治療剤または予防剤は、抗原またはその断片もしくはエピトープをコードする少なくとも1つのmRNAを含む。
【0007】
本開示のさらなる特徴は、特定の実施形態の以下の詳細な説明を考慮すれば、当業者には明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0008】
5.発明を実施するための形態
5.1 一般的技法
本明細書に記載または参照される技法及び手順は、概して、当業者によって、例えば、Sambrook et al.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual(3d ed.2001)、Current Protocols in Molecular Biology(Ausubel et al.eds.,2003)に記載される広く利用されている方法論など、当業者によって、従来の方法論を使用して、理解され、及び/または一般的に用いられるものを含む。
【0009】
5.2 用語
別段記載されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書を解釈する目的のために、以下の用語の説明が適用され、適切な場合、単数形で使用される用語も複数形を含み、逆も同様である。すべての特許、出願、公開出願及び他の刊行物は、参照により、本明細書に組み込まれる。記載される任意の用語の説明が、参照により本明細書に組み込まれる任意の文献と矛盾する場合には、以下に記載される用語の説明が優先されるものとする。
【0010】
本明細書で使用される場合、別段明記されない限り、「脂質」という用語は、脂肪酸のエステルを含むが、これらに限定されない有機化合物の群を指し、概して、水に難溶性であるが、多くの非極性有機溶媒に可溶であることによって特徴付けられる。脂質は、概して、水に難溶性であるが、限定された水溶性を有し、特定の条件下で水に溶解することができる脂質の特定のカテゴリー(例えば、極性基によって修飾された脂質、例えば、DMG-PEG2000)がある。既知の種類の脂質には、脂肪酸、ワックス、ステロール、脂溶性ビタミン、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、及びリン脂質などの生体分子が含まれる。脂質は、少なくとも3つのクラスに分けることができる。(1)脂肪及び油ならびにワックスを含む「単純脂質」、(2)リン脂質及び糖脂質(例えば、DMPE-PEG2000)を含む「複合脂質」、ならびに(3)ステロイドなどの「誘導脂質」。さらに、本明細書で使用される場合、脂質はまた、リピドイド化合物を包含する。「リピドイド化合物」、単に「リピドイド」ともという用語は、脂質様化合物(例えば、脂質様物理的性質を有する両親媒性化合物)を指す。
(【0011】以降は省略されています)
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