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公開番号
2025092494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2024213402
出願日
2024-12-06
発明の名称
樹脂組成物、相容化剤、成形体、フィルム及びフィルムの製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
23/00 20060101AFI20250612BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】優れた外観性と強度とを備えた成形体を得るための樹脂組成物及び相容化剤等を提供する。
【解決手段】樹脂組成物であって、極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)と、ポリエステル系樹脂(D)とを含み、前記ポリエステル系樹脂(D)に含まれるポリエステル単位のホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)と、ポリエステル系樹脂(D)とを含み、前記ポリエステル系樹脂(D)に含まれるポリエステル単位のホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満である、樹脂組成物。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)が有する極性基が、エポキシ基、水酸基、カルボキシル基、酸無水物基、オキサゾリン基及びアミノ基からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)の酸価が、100mg・KOH/g以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)の、190℃、2.16kgf(21.18N)におけるメルトマスフローレートが、0.1g/10min以上、200g/10min以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記ポリエステル系樹脂(D)が、芳香族ジカルボン酸及び/又はポリエーテルジオールを構成単位として含有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記ポリエステル系樹脂(D)の融点が、200℃以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記ポリエステル系樹脂(D)の200℃における溶融粘度が、10Pa・s以上950Pa・s以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記ポリエステル系樹脂(D)の数平均分子量が、3,000以上150,000以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
前記極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)と前記ポリエステル系樹脂(D)との合計100質量部中、該極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)の含有量が、1質量部以上99質量部以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1に記載の樹脂組成物を含む相容化剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物、相容化剤、成形体、フィルム及びフィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護等の観点から、樹脂製品のマテリアルリサイクルが促進されている。樹脂製品のリサイクル原料には、多くの場合、ポリオレフィン樹脂と、ポリエステル樹脂及び/又はポリアミド樹脂との組み合わせのような、複数種類の樹脂が含まれる。
【0003】
また、これらの樹脂は物性においてそれぞれ異なる長所を有している。各々の長所を兼ね備えた樹脂材料を実現するために、複数種類の樹脂を混合したポリマーアロイについても研究されている。
【0004】
複数種類の樹脂を混合したポリマーアロイは、樹脂同士の相溶性の低さに起因して、物性に問題が生じる場合がある。例えば、複数種類の樹脂が十分に相溶していなければ、ポリマーアロイの成形体は機械物性に劣ると共に、色むらが生じる等により良好な外観性が得られにくい。このような問題を解決する方法として、相容化剤の使用が提案されている。例えば、特許文献1および特許文献2には、無水マレイン酸変性ポリエチレン等を用いた、ポリオレフィン樹脂とポリエステル樹脂との相容化剤が提案されている。
【0005】
特許文献3には、無水マレイン酸変性ポリプロピレンと、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体とを組み合わせた、ポリオレフィン樹脂とポリアミド樹脂との相容化剤が開示されている。また、特許文献4には、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体と、酸変性又はアミン変性されたスチレン系エラストマーとを組み合わせた、ポリオレフィン樹脂とポリエステル樹脂との相容化剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-40503号公報
特開2010-229202号公報
特開2013-129800号公報
特開2010-18694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ポリエステル樹脂及び/又はポリアミド樹脂と、ポリオレフィン樹脂とのポリマーアロイは、様々な用途への適用が想定されるために、各用途に合った特性を有することが求められる。しかしながら、上述の各特許文献に記載の相容化剤は、上述のポリマーアロイにより優れた外観性を有する成形体を得る観点において、改善の余地がある。
【0008】
本発明の一態様は、優れた外観性と強度とを備えた成形体を得るための樹脂組成物、並びに相容化剤等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る樹脂組成物は、極性基含有ポリオレフィン樹脂(C)と、ポリエステル系樹脂(D)とを含み、前記ポリエステル系樹脂(D)に含まれるポリエステル単位のホモポリマーのガラス転移温度が0℃未満である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、優れた外観性を備えた成形体を得るための樹脂組成物、並びに相容化剤等を提供できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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