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公開番号2025092350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024052512
出願日2024-03-27
発明の名称乗物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】座面角に応じてシートヒータの出力を変更させ電力消費を低減することができる乗物用シートを提供すること。
【解決手段】使用者の臀部を下方から支持するシートクッション4を有し、乗物のフロア3に設けられた乗物用シート1は、車両のフロア面とシートクッションの着座面Sとがなす角度であるシート座面角θを通常位置から前上がり方向及び前下がり方向に向けて変更するための座面角変更装置11と、シートクッションに設けられたシートヒータと、シートヒータの作動を制御する制御装置とを有する。制御装置は、座面角に応じてシートヒータの出力を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者の臀部を下方から支持するシートクッションを有し、乗物のフロアに設けられた乗物用シートであって、
前記乗物のフロア面と前記シートクッションの着座面とがなす角度である座面角を通常位置から前上がり方向及び前下がり方向に向けて変更するための座面角変更装置と、
前記シートクッションに設けられたシートヒータと、
前記シートヒータの作動を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置が、前記座面角に応じて前記シートヒータの出力を変更する乗物用シート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記座面角が所定角度を超える前上がり状態の場合、前記座面角が前記所定角度以内の場合に比較して、前記シートヒータの出力を低下させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記座面角が所定角度を超える前下がり状態の場合、前記シートヒータの出力を停止させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記シートヒータが別個に制御可能な前側部分及び後側部分を含み、前記座面角が所定角度を超える前上がり状態の場合、前記シートヒータの前記前側部分の出力を前記後側部分に比して低下させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記シートヒータが別個に制御可能な前側部分及び後側部分を含み、前記座面角が所定角度を超える前上がり状態の場合、前記シートヒータの前記前側部分の出力を停止させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記シートヒータが別個に制御可能な前側部分及び後側部分を含み、前記座面角が所定角度を超える前下がり状態の場合、前記シートヒータの前記前側部分の出力を前記後側部分に比して低下させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記シートヒータが別個に制御可能な前側部分及び後側部分を含み、前記座面角が所定角度を超える前下がり状態の場合、前記シートヒータの前記前側部分の出力を停止させる請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記シートクッションの、前後方向について中間位置に、左右方向に延在する吊り込み溝が設けられ、前記シートヒータの前記吊り込み溝に対応する部分に切り欠き及び又は開口が設けられ、前側部分及び後側部分が、前記切り欠き及び又は開口に対応する部分に於いて互いに区分されている請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項9】
前記シートヒータが、前側部分及び後側部分のそれぞれに互いに個別に駆動可能に設けられた2つの回路を有する請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項10】
前記シートヒータは、選択スイッチにより選択された出力を発生可能に構成され、前記シートヒータの前側部分が、前記選択された出力に対して1よりも小さい所定の係数を乗じた値の出力を発生することにより実現される請求項2に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は乗物用シートに関し、特に前上がり、あるいは前下がりに傾斜可能なシートクッションを備えた乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、使用者の体格に適合するために、シートクッションの座面角を変更可能な乗物用シートが開示されている。シートクッションは前後のリンクを介してフロアに支持されている。各リンクが回動することによってシートクッションが傾き、座面角が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-016851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
座面角を変更可能なシートクッションの座面にシートヒータを設けたいという要望がある。この場合、座面角が変化すると使用者の大腿部と座面との接触状態が変化する。例えば、シートクッションが前下がりになった場合には、シートクッションの前部の座面と大腿部とが離れる場合がある。また、シートクッションが前上がりになった場合には、座面と大腿部とがより密着する場合がある。そのため、座面角によらずシートヒータの出力を決定すると、大腿部の加温が過剰になったり、大腿部の加温に貢献しない部分を加熱したりするおそれがある。その結果、不要な電力消費が生じるおそれがある。
【0005】
以上の背景に鑑み、本発明は、電力消費を低減することができる乗物用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、使用者の臀部を下方から支持するシートクッション(4)を有し、乗物のフロア(3)に設けられた乗物用シート(1)であって、前記車両のフロア面と前記シートクッションの着座面(S)とがなす角度であるシート座面角(θ)を通常位置から前上がり方向及び前下がり方向に向けて変更するための座面角変更装置(11)と、前記シートクッションに設けられたシートヒータ(39)と、前記シートヒータの作動を制御する制御装置(16)とを有し、前記制御装置が、前記座面角に応じて前記シートヒータの出力を変更する。
【0007】
この態様によれば、座面角に応じてシートヒータの出力が調節される。これにより、電力消費を低減することができる乗物用シートを提供することができる。
【0008】
また、上記の態様において、前記座面角が所定角度を超える前上がり状態の場合、前記座面角が前記所定角度以内の場合に比較して、前記シートヒータの出力を低下させるとよい。
【0009】
この態様によれば、座面角が前上がり状態のときには、シートヒータの出力を低下させ、電力消費を低減することができる。座面角が通常位置から前上がり方向に変化すると、シートクッションに使用者の大腿部がより密着する。そのため、シートヒータの出力を低下させても暖かさを損なうことなく、不要な電力消費を抑制することができる。
【0010】
また、上記の態様において、前記座面角が所定角度を超える前下がり状態の場合、前記シートヒータの出力を停止させるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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