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公開番号2025092106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207771
出願日2023-12-08
発明の名称静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、および画像形成方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20250612BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】感光体に対するクリーニング性を高めつつ、繰り返し画像を形成しても、画像ボケおよび濃度ムラが十分に抑制された画像を形成できる静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、および画像形成方法を提供すること。
【解決手段】結着樹脂を含むトナー母体粒子と、脂肪酸金属塩に酸化防止剤が分散された、混合体と、を含む、静電荷像現像用トナー。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂を含むトナー母体粒子と、
脂肪酸金属塩に酸化防止剤が分散された、混合体と、
を含む、
静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記酸化防止剤は、分子構造中にピペリジン誘導体部位を有する酸化防止剤を含む、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
前記ピペリジン誘導体部位を有する酸化防止剤は、分子構造中にフェノール構造をさらに含む、
請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
前記脂肪酸金属塩は、ステアリン酸亜鉛である、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
前記酸化防止剤の含有量は、前記脂肪酸金属塩および前記酸化防止剤の総モル数に対して、5モル%以上50モル%以下である、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
着色剤をさらに含む、
請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項7】
脂肪酸金属塩に酸化防止剤が分散された混合体を用意する工程と、
トナー母体粒子を用意する工程と、
前記混合体と前記トナー母体粒子とを混合する工程と、
を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項8】
前記混合体を用意する工程では、前記混合体を作製することによって、前記混合体を用意する、
請求項7に記載の静電荷現像用トナーの製造方法。
【請求項9】
前記脂肪酸金属塩と前記酸化防止剤とを溶融混練することによって前記混合体を作製する、
請求項8に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項10】
前記作製する工程は、前記脂肪酸金属塩と前記酸化防止剤とを有機溶媒に溶解させて混合した後、前記有機溶媒を除去することによって前記混合体を作製する、
請求項8に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、および画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、形成しようとする画像に対応した静電潜像を形成するために電子写真感光体(以下、単に「感光体」とも称する)が使用されている。電子写真方式の画像形成装置では、まず、表面を帯電させた感光体に光を照射して静電潜像を形成する。次いで、現像装置(現像ローラ)から感光体にトナーを供給して静電潜像に応じたトナー画像を形成する。最後に、トナー画像を紙などの記録媒体に転写させて定着させる。静電潜像を形成する工程では、静電潜像を形成するために、感光体への光の照射によって、感光体表面が帯電された電荷と逆の電荷を発生させる。そのため、感光体には、光の照射によって電荷を発生させるための電荷発生層、および発生させた電荷を感光体表面に輸送するための電荷輸送層が含まれる。
【0003】
上記画像形成装置では、感光体表面のクリーニング性を向上させるために、感光体に滑剤として脂肪酸金属塩を付与することがある。脂肪酸金属塩が感光体表面に付与されることで、トナーの転写後に、トナーが感光体表面に残存しにくくなるため、感光体に対するクリーニング性が向上する。
【0004】
しかしながら、感光体を帯電させる際に行うコロナ放電により、オゾンおよび窒素酸化物(NOx)が発生することが知られており、これらが感光体表面に付与された脂肪酸金属塩を酸化させてしまう。これにより、感光体表面が親水化して水分が付着しやすくなるため、画像ボケが生じてしまう。また、滑剤が酸化して劣化することで、上記クリーニング性が低下してしまう。さらに、オゾンおよび窒素酸化物(NOx)は、感光体に含まれる電荷輸送層中の電荷輸送物質も酸化させてしまうため、所望の静電潜像を形成することが困難になり、形成される画像の濃度ムラが生じてしまう。
【0005】
これらの問題を解決するために、感光体に酸化防止機能を有する化合物(酸化防止剤)を含ませた感光体が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-009375号公報
特開2017-161777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の感光体を用いて繰り返し画像を形成すると、画像ボケおよび濃度ムラが十分に抑制された画像を形成できない問題が生じた。これに対して、本発明者らは、感光体表面へ継続的に供給される現像用トナーに着目し、これらの問題を解決できないか検討した。
【0008】
本発明の目的は、感光体に対するクリーニング性を高めつつ、繰り返し画像を形成しても画像ボケおよび濃度ムラが十分に抑制された画像を形成できる静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、および画像形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、下記[1]~[6]の静電荷像現像用トナーに関する。
[1]結着樹脂を含むトナー母体粒子と、
脂肪酸金属塩に酸化防止剤が分散された、混合体と、
を含む、
静電荷像現像用トナー。
[2]前記酸化防止剤は、分子構造中にピペリジン誘導体部位を有する酸化防止剤を含む、
[1]に記載の静電荷像現像用トナー。
[3]前記ピペリジン誘導体部位を有する酸化防止剤は、分子構造中にフェノール構造をさらに含む、
[2]に記載の静電荷像現像用トナー。
[4]前記脂肪酸金属塩は、ステアリン酸亜鉛である、
[1]に記載の静電荷像現像用トナー。
[5]前記酸化防止剤の含有量は、前記脂肪酸金属塩および前記酸化防止剤の総モル数に対して、5モル%以上50モル%以下である、
[1]に記載の静電荷像現像用トナー。
[6]着色剤をさらに含む、
[1]に記載の静電荷像現像用トナー。
【0010】
上記目的を達成するための本発明の別の態様は、下記[7]~[10]の静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
[7]脂肪酸金属塩に酸化防止剤が分散された混合体を用意する工程と、
トナー母体粒子を用意する工程と、
前記混合物と前記トナー母体粒子とを混合する工程と、
を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。
[8]前記混合体を用意する工程では、前記混合体を作製することによって、前記混合体を用意する、
[7]に記載の静電荷現像用トナーの製造方法。
[9]前記脂肪酸金属塩と前記酸化防止剤とを溶融混練することによって前記混合体を作製する、
[8]に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
[10]前記脂肪酸金属塩と前記酸化防止剤とを有機溶媒に溶解させて混合させた後、前記有機溶媒を除去することによって前記混合体を作製する、
[8]に記載の静電潜像現像用トナーの製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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