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公開番号2025091954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207519
出願日2023-12-08
発明の名称工具台及び工作機械
出願人シチズンマシナリー株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類B23B 31/02 20060101AFI20250612BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】工作機械において、バックラッシを有する輪列を介して工具を回転することができる工具台に回転しない工具を装着して、工具を停止して使用する際に、構造を複雑にしないで、工具の、バックラッシによるがたつきを防止する。
【解決手段】切削ツール85を軸C3方向に着脱可能に保持するスピンドル33と、保持された切削ツール85に回転を伝達する歯車輪列33と、切削ツール85を軸C3方向に移動させるドローバー34と、最後方位置と最前方位置との間で、軸C3方向に移動可能に設けられたピストン36と、を備え、ピストン36とドローバー34には、接した状態で一体的に回転するカップリング(凹凸形状36c,34c)が形成され、ピストン36は、最後方位置と最前方位置との間の中間位置で停止される。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを加工する工具を着脱可能に保持する、前記工具の軸回りに回転自在の工具保持部と、
前記工具保持部に対して、前記軸回りの回転方向に一体的、かつ前記工具の軸方向に進退自在に設けられた前記工具の着脱操作手段と、
前記着脱操作手段の進退駆動を行う操作駆動手段と、を備え、
前記工具が装着された前記工具保持部を回転駆動することによって、前記工具により前記ワークの加工を行い、前記操作駆動手段により前記着脱操作手段を押圧して前記軸方向に移動させることによって、前記工具保持部から前記工具の取り外しが可能な工具台において、
前記操作駆動手段の移動範囲に、前記操作駆動手段が前記着脱操作手段に当接して前記着脱操作手段の回転を規制した状態とするポジションを設けた工具台。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記操作駆動手段と前記着脱操作手段とが互いに当接する面に、それぞれ、前記操作駆動手段と前記着脱操作手段とが当接した状態で互いに噛み合う凹凸形状が形成されている、請求項1に記載の工具台。
【請求項3】
前記凹凸形状が、前記操作駆動手段及び前記着脱操作手段の軸を中心として凹部と凸部とがそれぞれ放射状に延び、前記凹部と前記凸部とが前記軸の回りの周方向に沿って等間隔で交互に繰り返す形状である、請求項2に記載の工具台。
【請求項4】
前記操作駆動手段のロッド部の外周面の断面輪郭形状と、前記ロッド部を通すシール受け部材の内周面の断面輪郭形状とが、前記操作駆動手段を前記軸方向に沿って移動可能で、かつ前記操作駆動手段が軸回りに回転するのを阻止する形状に形成されている、請求項1に記載の工具台。
【請求項5】
ワークを把持する主軸と、
請求項1から4のうちいずれか1項に記載の工具台と、
前記主軸及び前記工具台の各動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記操作駆動手段を、前記着脱操作手段から離れた位置、前記着脱操作手段が前記工具を着脱可能とする位置及び前記操作駆動手段が前記着脱操作手段に当接して前記着脱操作手段の回転を規制した状態とするポジションに停止させる、工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工具台及びこの工具台を備えた工作機械に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
回転することによってワークを加工する回転工具を着脱可能に保持する工具保持部が回転自在に設けられ、回転工具が装着された工具保持部を回転駆動することによって、回転工具により所定のワークの加工を行う工具台、及びこの工具台を備えた工作機械が知られている。
【0003】
この工作機械は、工具台に、回転工具の着脱操作手段としてドローバーを工具保持部に対して回転方向に一体的にかつ回転軸方向に進退自在に備え、ドローバーの進退駆動を行う操作駆動手段としてピストンを備え、ピストンによりドローバーを押圧して移動させることによって、工具保持部から回転工具を取り外し、工具の交換を行うことが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-040104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この工作機械は、工具保持部の回転を規制し、工具装着部の工具の回転方向位置を固定することが必要な場合がある。例えば、前記回転工具に代えて、工具保持部にバイト等の固定工具を装着し、前記固定工具を回転させることなく、回転するワークを前記固定工具により外形加工や中ぐり加工を行う場合、前記回転工具を、位相を維持して保持する場合等が考えられる。しかし、工具装着部の工具の回転方向の位置を固定することは容易ではない、という問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、工具保持部に保持された工具の回転方向の位置ずれを簡単な構造で防止することができる工具台及びこの工具台を備えた工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1は、ワークを加工する工具を着脱可能に保持する、前記工具の軸回りに回転自在の工具保持部と、前記工具保持部に対して、前記軸回りの回転方向に一体的、かつ前記工具の軸方向に進退自在に設けられた前記工具の着脱操作手段と、前記着脱操作手段の進退駆動を行う操作駆動手段と、を備え、前記工具が装着された前記工具保持部を回転駆動することによって、前記工具により前記ワークの加工を行い、前記操作駆動手段により前記着脱操作手段を押圧して前記軸方向に移動させることによって、前記工具保持部から前記工具の取り外しが可能な工具台において、前記操作駆動手段の移動範囲に、前記操作駆動手段が前記着脱操作手段に当接して前記着脱操作手段の回転を規制した状態とするポジションを設けた工具台である。
【0008】
本発明の第2は、ワークを把持する主軸と、本発明に係る工具台と、前記主軸及び前記工具台の各動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作駆動手段を、前記着脱操作手段から離れた位置、前記着脱操作手段が前記工具を着脱可能とする位置及び前記操作駆動手段が前記着脱操作手段に当接して前記着脱操作手段の回転を規制した状態とするポジションに停止させる、工作機械である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る工具台及び工具台を備えた工作機械は、工具の保持が維持される位置で着脱操作手段を位置決めするように、操作駆動手段を着脱操作手段に当接するポジションとすることによって、構造を複雑にすることなく、容易に工具装着部の回転を規制して工具装着部を固定することができる。このため、例えば工具を停止してワークを加工する際に、工具の回転方向の位置ずれを防止し、加工精度の低下等を防止することができる他、必要に応じて回転して加工を行う工具の回転方向の位相を維持して保持すること等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
自動旋盤の概略斜視図である。
自動旋盤の内部を加工室側から見た斜視図である
工具主軸の、軸C3を含む鉛直面による断面を示す断面図であって、ピストンの最前方位置における状態を示す。
図5AにおけるA部に詳細を示す部分詳細図である。
工具主軸の、軸C3を含む鉛直面による断面を示す断面図であって、ピストンの中間位置における状態を示す。
図4AにおけるA部に詳細を示す部分詳細図である。
工具主軸の、軸C3を含む鉛直面による断面を示す断面図であって、ピストンの最後方位置における状態を示す。
図3AにおけるA部に詳細を示す部分詳細図である。
図3A,4A,5AにおけるB-B線に沿った鉛直面による断面を示す断面図である。
図3A,4A,5AにおけるC-C線に沿った鉛直面による断面を示す断面図である。
ピストンの前面に形成された凹凸形状を模式的に示した斜視図である。
ピストンの凹凸形状とドローバーの凹凸形状とを模式的に表した側面図であり、ピストンの前面とドローバーの後端面とが離れた状態を示す。
ピストンの凹凸形状とドローバーの凹凸形状とを模式的に表した側面図であり、ピストンの前面とドローバーの後端面とが接してピストンの凹凸形状とドローバーの凹凸形状とが互いに噛み合った状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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