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公開番号
2025091952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207517
出願日
2023-12-08
発明の名称
機械設備の防振構造及び工作機械
出願人
シチズンマシナリー株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
B23Q
1/00 20060101AFI20250612BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】機械設備の防振構造において、機械設備を所望とする設置位置に配置した後に、防振ゴムを交換可能とする。
【解決手段】制御盤40の底板41と、制御盤40が設置される、制御盤40の下方に配置された設置板11の設置面11aと、制御盤40と設置面11aとの間に配置される防振ゴム50と、制御盤40を、設置面11aに接した状態と、設置面11aから離れて防振ゴム50に載置された状態と、の間で移動させて制御盤40を支持する支持手段60と、を備え、底板41は、制御盤40を設置面11aに接した状態で、底板41の上方から設置面11aまで、防振ゴム50の通過を許容する貫通孔41cか形成され、支持手段60は、貫通孔41cを通して設置面11aに配置された防振ゴム50に対して底板11を上方に引き上げて制御盤40を支持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
機械設備の底面と前記機械設備が設置される設置面との間に配置される弾性体を備え、
前記底面は、前記弾性体の通過を許容する貫通孔が形成され、
前記貫通孔を通過する前記弾性体の前記底面の内側を支持する支持部材と、前記支持部材を前記底面に対して昇降自在に支持する支持手段と、を備え、
前記支持部材の前記底面に対する昇降に応じて、前記弾性体を前記底面の外側に突出させて前記弾性体を設置面に押圧させる、機械設備の防振構造。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記支持手段は、前記底面に形成された被係合部と、前記支持部材の側に設けられた、前記被係合部に係合し、前記弾性体が前記設置面に当接する状態で、前記支持部材と対になって前記底面を引き上げる引き上げ部材と、を備えた請求項1に記載の機械設備の防振構造。
【請求項3】
前記被係合部は、前記底面に固定された、ねじ溝が形成されたナット又は前記底面を形成する部材に形成されたねじ溝であり、
前記引き上げ部材は、前記ねじ溝に螺合するボルトであり、前記ボルトを、前記支持部材を介して前記ねじ溝に螺合した状態で回転することにより、前記支持部材と対になって前記被係合部を引き上げる、請求項2に記載の機械設備の防振構造。
【請求項4】
前記支持部材は、前記弾性体に接している部分を挟んだ少なくとも2つの、前記被係合部の上方に離れた部分を有する、請求項2に記載の機械設備の防振構造。
【請求項5】
前記支持部材は、前記弾性体に対して着脱可能に形成されている、請求項2に記載の機械設備の防振構造。
【請求項6】
前記機械設備は、工作機械の動作を制御する制御盤である、請求項1に記載の機械設備の防振構造。
【請求項7】
前記弾性体が防振ゴムである、請求項1に記載の機械設備の防振構造。
【請求項8】
ワークを把持して回転させる主軸と、
前記ワークに押し当てられて前記ワークを加工する工具を有する工具台と、
前記主軸及び前記工具台を移動可能に支持するベッド部材と、
前記主軸及び前記工具の動作を制御する制御盤と、
請求項1から7のうちいずれか1項に記載の機械設備の防振構造と、を備え、
前記機械設備を前記制御盤、前記設置面を前記ベッド部材の面とした、工作機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械設備の防振構造及びこの防振構造を備えた工作機械に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、工作機械は、主軸や工具の回転や移動等工作機械の動作を制御する制御盤を機械設備として備え、制御盤はベッドの設置面の上に配置されている。制御盤は、工作機械のベッドの設置面に対して、防振ゴムを介して設置されている場合がある。
【0003】
従来、防振して支持すべき機械設備の下側に、防振ゴムを設けた防振構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭60-091831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載された防振構造は、制御盤を所望とする配置位置に設置した後に、防振ゴムを設けたり、高さや硬度の異なる防振ゴムに交換したりすることは容易ではない。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、機械設備の所望とする配置位置への設置に際して、防振ゴムの設置や交換を容易に行うことができる機械設備の防振構造及びこの防振構造を備えた工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1は、機械設備の底面と前記機械設備が設置される設置面との間に配置される弾性体を備え、前記底面は、前記弾性体の通過を許容する貫通孔が形成され、前記貫通孔を通過する前記弾性体の前記底面の内側を支持する支持部材と、前記支持部材を前記底面に対して昇降自在に支持する支持手段とを備え、前記支持部材の前記底面に対する昇降に応じて、前記弾性体を前記底面の外側に突出させて、前記弾性体を設置面に押圧させる、機械設備の防振構造である。
【0008】
また、本発明の第2は、ワークを把持して回転させる主軸と、前記ワークに押し当てられて前記ワークを加工する工具を有する工具台と、前記主軸及び前記工具台を移動可能に支持するベッド部材と、前記主軸及び前記工具の動作を制御する制御盤と、本発明に係る機械設備の防振構造と、を備え、前記機械設備を前記制御盤、前記設置面を前記ベッド部材の面とした、工作機械である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る機械設備の防振構造及び工作機械は、機械設備の底面の貫通孔に弾性体を通過させて挿通し、支持部材を底面に対して昇降させて、設置面に対する底面の間隔を変化させることによって、機械設備の所望とする配置位置への設置に際して、防振ゴムの設置や交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
自動旋盤の主要な外観を模式的に示した正面図である。
自動旋盤における制御盤が配置された部分を拡大した斜視図である。
自動旋盤における制御盤の防振構造を示す斜視図である。
図3におけるA-A線を含む鉛直面による断面を示す断面図であって非防振状態を示す。
図3におけるA-A線を含む鉛直面による断面を示す断面図であって防振状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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