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公開番号
2025091900
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207433
出願日
2023-12-08
発明の名称
加工装置
出願人
株式会社鬨一精機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B23Q
1/26 20060101AFI20250612BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】加工装置における被加工材の交換処理を、揚重機などを使用せずに短時間で実現する。
【解決手段】自動工具交換機能を備えた加工装置において、支持位置と不支持位置との間で支持部を昇降移動させる昇降手段とを有し、支持部は支持位置において脱着サブテーブルをスライド移動可能に支持するローラを備えた第1の支持部からなり、マシンテーブル及び脱着サブテーブルには位置決め機構が設けられており、位置決め機構はマシンテーブルの上面側に配置されるロケータブロックと、脱着サブテーブルの裏面側に配置されるピストン内蔵ロケータとからなり、ロケータブロックは、下段部の幅が上段部の幅よりも大きい段差溝部を有しており、ピストン内蔵ロケータは先端に水平方向に張り出す張り出し部が形成されたピストン部を備えており、ピストン部は張り出し部が下段部の上面に圧接するクランプ状態と、離間するアンクランプ状態との間で動作する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
マシンテーブルの上に着脱可能に装着される脱着サブテーブルの上で、金属からなる被加工材を所定形状に加工する自動工具交換機能を備えた加工装置において、
前記脱着サブテーブルをスライド移動可能に支持する支持位置と、前記支持位置よりも下方の不支持位置との間で、支持部を昇降移動させる昇降手段を有し、
前記支持部は、前記支持位置において前記脱着サブテーブルをスライド移動可能に支持するローラを備えた第1の支持部、又は、前記支持位置において前記脱着サブテーブルの滑り移動を許容する低摩擦層を備えた第2の支持部からなり、
前記マシンテーブル及び前記脱着サブテーブルには、位置決め機構が設けられており、
前記位置決め機構は、前記マシンテーブルの上面側に配置されるロケータブロックと、前記脱着サブテーブルの裏面側に配置されるピストン内蔵ロケータと、からなり、
前記ロケータブロックは、下段部の幅が上段部の幅よりも大きい段差溝部を有しており、
前記ピストン内蔵ロケータは、先端に水平方向に張り出す張り出し部が形成されたピストン部を備えており、
前記ピストン部は、前記張り出し部が前記下段部の上面に圧接するクランプ状態と、前記張り出し部が前記下段部の上面から離間するアンクランプ状態との間で動作する、
ことを特徴とする加工装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記ピストン部は、圧力流体を動力として前記クランプ状態から前記アンクランプ状態に遷移する、
ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項3】
前記上段部の側面には、ロックボール用溝部が形成されており、
前記ピストン部は、該ピストン部の側面に形成されたボール支持開口部に支持されるロックボールを有しており、
前記ロックボールは、前記クランプ状態において前記ロックボール用溝部に押し付けられており、前記クランプ状態から前記アンクランプ状態に遷移するときに前記ロックボール用溝部から離脱する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加工装置。
【請求項4】
前記ピストン部は、上下方向に延びるピストン中空部を有しており、
前記ピストン中空部には、前記ロックボールが前記ピストン中空部に落下するのを防止するロックピンが収められており、
前記ロックピンは、バネに吊持されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の加工装置。
【請求項5】
前記ロックピンの先端は、絞り形状部を有しており、
前記絞り形状部は、前記ロックボールに接触している、
ことを特徴とする請求項4に記載の加工装置。
【請求項6】
前記脱着サブテーブルの側面には、側面溝が形成されており、
前記側面溝は、被加工材のセット状況を確認するインジケータを取り付けるための取り付け溝である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動工具交換機能を備えた加工装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
自動工具交換機能を備え、数値制御装置、所謂NC(Numerical Control)装置やコンピュータ数値制御装置、所謂CNC(Computerized Numerical Control)装置を搭載し、マシニングセンタとして制御駆動される加工装置が知られている。
【0003】
この種の加工装置では、加工処理が終わる度に被加工物(ワーク)が自動又は手動で交換される。自動式は、所謂パレットチェンジャーを用いて、被加工物が載ったパレットを交換する方法であるため、設備導入時の投資が大きくなる。かかるパレットチェンジャーが実装されていない加工装置(以下、汎用機ともいう)では、手動による交換処理が実施されるが、被加工物を交換する際に加工装置を長時間停止する必要があるため、稼働率の改善が求められていた。
【0004】
かかる課題を解決する方法として、汎用機にパレット交換治具を後付けする方式が考案されているが、マシンテーブルに形成された位置決めピンが脱着サブテーブルに形成されたブッシュに篏合されているため、脱着サブテーブルを交換するときに、位置決めピンの長さ分だけで脱着サブテーブルを持ち上げる必要がある。かかる脱着サブテーブルは、重量物であるため、揚重機等を設置して脱着サブテーブルを持ち上げる必要がある。そのため、設備投資の低減及び稼働率の向上という点において、十分な解決手段とは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-199953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、加工装置における被加工材の交換処理を、揚重機などを使用せずに短時間で実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の加工装置は、マシンテーブルの上に着脱可能に装着される脱着サブテーブルの上で、金属からなる被加工材を所定形状に加工する自動工具交換機能を備えた加工装置において、前記脱着サブテーブルをスライド移動可能に支持する支持位置と、前記支持位置よりも下方の不支持位置との間で、支持部を昇降移動させる昇降手段を有し、前記支持部は、前記支持位置において前記脱着サブテーブルをスライド移動可能に支持するローラを備えた第1の支持部、又は、前記支持位置において前記脱着サブテーブルの滑り移動を許容する低摩擦層を備えた第2の支持部からなり、前記マシンテーブル及び前記脱着サブテーブルには、位置決め機構が設けられており、前記位置決め機構は、前記マシンテーブルの上面側に配置されるロケータブロックと、前記脱着サブテーブルの裏面側に配置されるピストン内蔵ロケータと、からなり、前記ロケータブロックは、下段部の幅が上段部の幅よりも大きい段差溝部を有しており、前記ピストン内蔵ロケータは、先端に水平方向に張り出す張り出し部が形成されたピストン部を備えており、前記ピストン部は、前記張り出し部が前記下段部の上面に圧接するクランプ状態と、前記張り出し部が前記下段部の上面から離間するアンクランプ状態との間で動作する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加工装置における被加工材の交換処理を、揚重機などを使用せずに短時間で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
加工装置の一部における概略斜視図である。
金属加工を行うときのマシンテーブル及び脱着サブテーブルの配置を示した斜視図である。
マシンテーブルの斜視図である。
第1支持部の動作説明図である。
ピストン内蔵ロケータの斜視図である。
ロケータブロックの斜視図である。
位置決め機構の動作説明図である(クランプ状態)。
位置決め機構の動作説明図である(アンクランプ状態)。
インジケータの取り付け状態を示した脱着サブテーブルの斜視図である。
第2支持部の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、自動工具交換機能を備え、金属からなる被加工材を所定の形状に加工する加工装置の一部における概略図である。ただし、加工装置の主要備品である加工工具等は、省略して図示する。同図を参照して、機械の台座100は、加工工具の直下又は前方に設置されており、この機械の台座100にはマシンテーブル200が配置されている。なお、マシンテーブル200は、機械の台座100上で動かすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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