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公開番号
2025091647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207027
出願日
2023-12-07
発明の名称
電池の減圧封止方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】加熱装置によって加熱された注液枠を注液孔を塞ぐ樹脂製部材に熱溶着可能でありながら、注液枠の変形を抑制可能な電池の減圧封止方法を提供する。
【解決手段】複数の電極を有する積層体15の外周部に設けられた樹脂製の注液枠25の端面25Cに設けられた注液孔27、28を介して、電解液を積層体の内部空間及び注液孔に注入する注液工程、注液孔を覆うように端面に樹脂製部材30を被せる被覆工程、注液枠の上面及び下面の少なくとも一方に冷却部材56を接触させる冷却工程、注液孔を介して内部空間及び注液孔の少なくとも一方から気体を吸引する減圧工程、及び樹脂製部材を介して注液枠を加熱して注液枠の端面を樹脂製部材に溶着する封止工程を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電極を有する積層体の外周部に設けられた樹脂製の注液枠の端面に設けられた注液孔を介して、電解液を前記積層体の内部空間及び前記注液孔に注入する注液工程、
前記注液孔を覆うように前記端面に樹脂製部材を被せる被覆工程、
前記注液枠の上面及び下面の少なくとも一方に冷却部材を接触させる冷却工程、
前記注液孔を介して、前記内部空間及び前記注液孔の少なくとも一方から気体を吸引する減圧工程、及び
前記樹脂製部材を介して前記注液枠を加熱して、前記端面を前記樹脂製部材に溶着する封止工程、
を有する電池の減圧封止方法。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記冷却工程が、
前記注液枠の外面における前記注液孔と前記複数の電極の積層方向に並ぶ部位に前記冷却部材を接触させる工程である請求項1に記載の電池の減圧封止方法。
【請求項3】
粘着性を有する仮止めテープを利用して、前記樹脂製部材を前記注液枠に仮止めする工程を有し、
前記減圧工程が、前記樹脂製部材を前記注液枠に仮止めした状態で、前記樹脂製部材と前記注液枠の間の隙間を介して前記内部空間及び前記注液孔の少なくとも一方から気体を吸引する工程である請求項1又は請求項2に記載の電池の減圧封止方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池の減圧封止方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の一例として、負極終端電極、バイポーラ電極、正極終端電極及びセパレータを有する積層体の外周部に設けられた樹脂製の注液枠の端面に設けられた注液孔を介して、電解液を積層体の内部空間に注入するものがある。この電池ではさらに、注液孔を利用して上記内部空間から気体を吸引し、加熱装置によって加熱された注液枠を樹脂製部材に熱溶着し、この樹脂製部材により注液孔を塞ぐことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-076233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
加熱装置によって樹脂製部材を加熱するときに、この熱が注液枠から電解液に伝わり、電解液がガスを発生することがある。さらにこのガスが注液枠に圧力を及ぼし、この圧力によって注液枠が変形するおそれがある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、加熱装置によって加熱された注液枠を注液孔を塞ぐ樹脂製部材に熱溶着可能でありながら、注液枠の変形を抑制可能な電池の減圧封止方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様の電池の減圧封止方法は、複数の電極を有する積層体の外周部に設けられた樹脂製の注液枠の端面に設けられた注液孔を介して、電解液を前記積層体の内部空間及び前記注液孔に注入する注液工程、前記注液孔を覆うように前記端面に樹脂製部材を被せる被覆工程、前記注液枠の上面及び下面の少なくとも一方に冷却部材を接触させる冷却工程、前記注液孔を介して、前記内部空間及び前記注液孔の少なくとも一方から気体を吸引する減圧工程、及び前記樹脂製部材を介して前記注液枠を加熱して、前記端面を前記樹脂製部材に溶着する封止工程、を有する。
【0007】
第1態様の電池の減圧封止方法は、注液枠の上面及び下面の少なくとも一方に冷却部材を接触させる冷却工程を有する。そのため樹脂製部材を介して加熱された注液枠の端面を樹脂製部材に溶着するときに、注液孔にある電解液に熱が伝わり難い。そのため電解液がガスを発生し、このガスによる圧力が高まることに起因して注液枠が変形することが抑制される。
【0008】
第2態様の電池の減圧封止方法は、第1態様において、前記冷却工程が、前記注液枠の外面における前記注液孔と前記複数の電極の積層方向に並ぶ部位に前記冷却部材を接触させる工程である。
【0009】
第2態様の電池の減圧封止方法によれば、注液孔にある電解液の冷却部材による冷却効果が大きくなる。そのため電解液が発生したガスの圧力が高まることに起因する注液枠の変形をより効果的に抑制できる。
【0010】
第3態様の電池の減圧封止方法は、第1態様又は第2態様において、粘着性を有する仮止めテープを利用して、前記樹脂製部材を前記注液枠に仮止めする工程を有し、前記減圧工程が、前記樹脂製部材を前記注液枠に仮止めした状態で、前記樹脂製部材と前記注液枠の間の隙間を介して前記内部空間及び前記注液孔の少なくとも一方から気体を吸引する工程である。
(【0011】以降は省略されています)
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