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公開番号
2025091261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206438
出願日
2023-12-06
発明の名称
二重管の製造方法および二重管
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16L
9/18 20060101AFI20250611BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】内管と外管との間に付属品の配置が必要な二重管を効率良く製造する。
【解決手段】真空断熱二重管1は、流体を流通させる内管2と、内管2を覆う外管3と、内管2と外管3との間の環状空間層である真空断熱層4とを含む。外管3は、外管本体31と、外管本体31の開口部6を覆う外管ピース32とで構成される。真空断熱二重管1の製造に際しては、外管ピース32の内面32Aに付属品5を予め取り付ける。次に、外管ピース32と外管本体31とで、内管2を包被する。つまり、内管2に外管本体31を外嵌し、付属品5を装備した外管ピース32で開口部6を覆う。外管本体31に外管ピース32を、当該外管ピース32の周縁部32Eが外管本体31に外側から重なる重なり部OLを有する状態で取り付ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流体を流通させる内管と、前記内管を覆う外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層とを備える二重管の製造方法であって、
前記外管の一部を構成する外管ピースの内面に付属品を取り付けることと、
前記外管ピースと、前記外管の残部を構成する外管本体とで、前記内管を包被することと、
前記外管本体に前記外管ピースを、当該外管ピースの少なくとも周縁部の一部が前記外管本体に重なる状態で取り付けることと、を含む、二重管の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二重管の製造方法において、
前記外管ピースの周縁部を前記外管本体に重なる状態で取り付けることは、前記外管本体に対して外側から重ね合わせて取り付けることである、二重管の製造方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の二重管の製造方法において、
前記外管本体は窓部を有し、
前記外管ピースは、前記窓部を塞ぐサイズを有する板であって、
前記外管本体に前記外管ピースを取り付けることは、前記板を前記窓部に取り付けることである、二重管の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の二重管の製造方法において、
前記窓部の開口位置において前記内管の表面に前記付属品の一部を取り付け、
前記板に、前記付属品の残部を装備させた状態で、当該板を前記窓部に取り付ける、二重管の製造方法。
【請求項5】
請求項3に記載の二重管の製造方法において、
前記板に、前記付属品の全てを装備させた状態で、当該板を前記窓部に取り付ける、二重管の製造方法。
【請求項6】
請求項1または2に記載の二重管の製造方法において、
前記外管本体は、前記付属品の取り付け位置において分断された分断部を有し、
前記外管本体に前記外管ピースを取り付けることは、前記外管ピースを、前記分断部を繋ぐように取り付けることである、二重管の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の二重管の製造方法において、
前記外管ピースは、周方向に分割された複数の分割片からなり、
前記複数の分割片の少なくとも一つの内面に、前記付属品を取り付ける、二重管の製造方法。
【請求項8】
流体を流通させる内管と、
前記内管を覆う外管と、
前記内管と前記外管との間の環状空間層と、
前記環状空間層に配置される付属品と、を備える二重管であって、
前記外管は、当該外管の一部である外管ピースと、前記外管の残部である外管本体とを含み、
前記外管ピースの内面に前記付属品が取り付けられ、
前記外管ピースの少なくとも周縁部の一部が、前記外管本体に重なる状態で取り付けられている、二重管。
【請求項9】
請求項8に記載の二重管において、
前記付属品は、前記内管と前記外管との軸方向の相対移動を規制する軸ストップである、二重管。
【請求項10】
請求項8に記載の二重管において、
前記付属品は、前記内管を径方向において支持する内管サポートである、二重管。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、内管と、前記内管を覆う外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層とを含む二重管およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
内管および外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層とを含む二重管は、例えば低温の液化ガスの移送管として用いられることがある。この場合、前記環状空間層は真空引きされ、真空断熱層とされる。環状空間層には、所要の付属品が配置される。前記付属品は、内管と外管との軸方向の相対移動を規制する軸ストップ材や、内管を径方向において支持する内管サポート材などである。特許文献1には、付属品を予め取り付けた内管に外管を嵌め込む二重管の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の製造方法を採用すると、外管の嵌め込みの際、外管の内面に取り付けられた付属品と、内管に予め装着された付属品との干渉を避けながらの作業が必要となり、作業性が悪いという問題があった。また、真空断熱二重管の場合、真空断熱層の封止のため、内管の端末付近にエンドシールを取り付ける必要がある。この場合、付属品を取り付けた外管を内管に外嵌できないという問題もあった。
【0005】
本開示は、内管と外管との間に付属品の配置が必要な二重管を効率良く製造する方法、ならびに効率良く製造することが可能な二重管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る二重管の製造方法は、流体を流通させる内管と、前記内管を覆う外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層とを備える二重管の製造方法であって、前記外管の一部を構成する外管ピースの内面に付属品を取り付けることと、前記外管ピースと、前記外管の残部を構成する外管本体とで、前記内管を包被することと、前記外管本体に前記外管ピースを、当該外管ピースの少なくとも周縁部の一部が前記外管本体に重なる状態で取り付けることと、を含む。
【0007】
本開示の他の局面に係る二重管は、流体を流通させる内管と、前記内管を覆う外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層と、前記環状空間層に配置される付属品と、を備える二重管であって、前記外管は、当該外管の一部である外管ピースと、前記外管の残部である外管本体とを含み、前記外管ピースの内面に前記付属品が取り付けられ、前記外管ピースの少なくとも周縁部の一部が、前記外管本体に重なる状態で取り付けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、内管と外管との間に付属品の配置が必要な二重管を効率良く製造する方法、ならびに効率良く製造することが可能な二重管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の基本実施形態に係る二重管の軸方向断面図である。
図2は、基本実施形態の二重管の製造方法を示す軸方向断面図である。
図3は、本開示の第1実施形態に係る二重管の軸方向断面図である。
図4(A)~図4(C)は、第1実施形態の二重管の製造方法を説明するための図である。
図5(A)は、第2実施形態に係る二重管の軸方向と直交する方向の断面図、図5(B)は、第2実施形態の二重管の製造方法を示す断面図である。
図6(A)は、第3実施形態に係る二重管の軸方向断面図、図6(B)は、図6(A)のVIB-VIB線断面図である。
図7(A)および図7(B)は、第4実施形態に係る二重管の製造方法を説明するための軸方向断面図である。
図8(A)は、図7(B)のVIIIA-VIIIA線断面図、図8(B)は、第4実施形態に係る二重管の製造方法を説明するための軸方向と直交する方向の断面図である。
図9(A)は、第5実施形態に係る二重管の軸方向断面図、図9(B)は、図9(A)のIXB-IXB線断面図、図9(C)および(D)は、第5実施形態に係る二重管の製造方法を説明するための軸方向と直交する方向の断面図である。
図10(A)は、第6実施形態に係る二重管の軸方向断面図、図10(B)は、図10(A)のXB-XB線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、本開示に係る二重管およびその製造方法の実施形態を詳細に説明する。本開示の対象となる二重管は、内管および外管と、前記内管と前記外管との間の環状空間層とを含む構造を有する。例えば、内管と外管は、同軸に配置される。このような二重管は、極低温の液化ガスの移送管として用いられる。例えば、液化水素(LH
2
)などの極低温の液化ガスを移送する場合には、前記環状空間層が真空引きされて真空断熱層とされる。真空断熱二重管を用いることで、液化ガスのボイルオフガスの発生や、管表面における着氷、液化空気の発生を抑制できる。以下に示す実施形態では、本開示に係る二重管として、真空断熱二重管を例示する。もちろん、本開示は真空断熱二重管に限定されるものではなく、真空断熱構造を具備しない他の二重管にも適用できる。
(【0011】以降は省略されています)
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