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公開番号
2025091719
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207141
出願日
2023-12-07
発明の名称
養殖設備及び溶存酸素濃度調整方法
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
A01K
63/04 20060101AFI20250612BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
水槽に貯留されている水の溶存酸素濃度の変化に対応可能な養殖設備を提供する。
【解決手段】
本開示の一態様に係る養殖設備は、養殖用の水を貯留する水槽と、前記水槽に供給する供給水に酸素を内部で溶解させる酸素溶解装置と、前記水槽が貯留する貯留水中に酸素を放出する曝気装置と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
養殖用の水を貯留する水槽と、
前記水槽に供給する供給水に酸素を内部で溶解させる酸素溶解装置と、
前記水槽が貯留する貯留水中に酸素を放出する曝気装置と、を備えている養殖設備。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記酸素溶解装置は、前記貯留水の溶存酸素濃度の目標値に基づき、前記供給水に溶解させる酸素の量を調整し、
前記曝気装置は、前記貯留水の溶存酸素濃度が前記目標値よりも低い第1閾値を下回ったとき、前記貯留水中へ放出する酸素の量を増加させる、請求項1に記載の養殖設備。
【請求項3】
前記曝気装置は、前記貯留水の溶存酸素濃度が前記目標値よりも高い第2閾値を上回ったとき、前記貯留水中へ放出する酸素の量を減少させる、請求項2に記載の養殖設備。
【請求項4】
前記曝気装置は、停電時に前記貯留水へ酸素を放出する非常用ラインを含んでいる、請求項1に記載の養殖設備。
【請求項5】
養殖用の水を貯留する水槽と、
前記水槽に供給する供給水に酸素を内部で溶解させる酸素溶解装置と、
前記水槽が貯留する貯留水中に酸素を放出する曝気装置と、を備えた養殖設備において、
前記貯留水の溶存酸素濃度の目標値に基づき、前記酸素溶解装置により前記供給水に溶解させる酸素の量を調整するとともに、前記貯留水の溶存酸素濃度が前記目標値よりも低い第1閾値を下回ったとき、前記曝気装置から前記貯留水へ放出する酸素の量を増加させる、溶存酸素濃度調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、養殖設備及び溶存酸素濃度調整方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
養殖設備に関する技術として、特許文献1には、純酸素を酸素溶解装置で機械的に飼育水と同一の水に溶解させ、この溶解された高濃度酸素水を飼育水に注水し、魚介類を飼育する方法が開示されている。特許文献1に記載の酸素溶解装置を用いることで、養殖設備の飼育効率を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-237447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水槽に貯留されている貯留水の溶存酸素濃度は、養殖対象である水棲生物の活動状態や外的要因などにより変動する。この溶存酸素濃度の変動が小さい場合は、酸素溶解装置の制御のみで貯留水の溶存酸素濃度を目標値に追従させることができるが、溶存酸素濃度の変動が大きい場合には対応できない可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、水槽に貯留されている水の溶存酸素濃度の変化に対応可能な養殖設備を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る養殖設備は、養殖用の水を貯留する水槽と、前記水槽に供給する供給水に酸素を内部で溶解させる酸素溶解装置と、前記水槽が貯留する貯留水中に酸素を放出する曝気装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、水槽に貯留されている水の溶存酸素濃度の変化に対応可能な養殖設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、養殖設備の概略図である。
図2は、酸素溶解装置の制御プログラムのフロー図である。
図3は、曝気装置の制御プログラムのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(全体構成)
以下、実施形態に係る養殖設備100について説明する。はじめに、養殖設備100の全体構成を説明する。図1は、養殖設備100の概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る養殖設備100は、水槽11と、溶存酸素濃度計12と、酸素溶解装置13と、曝気装置14と、制御装置15と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
【0010】
<水槽>
水槽11は、養殖対象の水棲生物を収容する部分である。本実施形態では、水棲生物は魚である。水槽11は、陸上に設置されていてもよく、水中に設置されていてもよい。水槽11が水中に設置される場合、水槽11は周囲の水と内部を区画する。水槽11では、外界と内部の水の出入りが制限される。また、水槽11の材料や形状は限定されない。例えば、水槽11は、プラスチックやガラスで形成されていてもよい。また、水槽11は板状の部材やシート状の部材で形成されていてもよい。水槽11は、養殖対象の種類に応じて海水又は淡水を貯留する。つまり、養殖用の水は海水であってもよく淡水であってもよい。水槽11の水は海や川などの水源から取り込んでもよく、水槽11内の水の全部又は一部を循環させて再利用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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