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公開番号
2025109352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003179
出願日
2024-01-12
発明の名称
作業車両
出願人
三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250717BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】機体振動、電波状況などに応じて測位用フレームの調整が可能で、かつ調整時の安全性が高い作業車両を提供する。
【解決手段】測位用フレーム20は、上下方向に伸縮操作可能に構成され、伸縮操作に応じて、少なくとも、測位機器30を第1高さに位置させる第1姿勢と、測位機器30を第1高さよりも低い第2高さに位置させる第2姿勢と、に切り替え可能であり、さらに、測位用フレーム20は、伸縮操作時に測位用フレームから手を離したとき、測位機器30の落下を、第1高さと第2高さとの中間高さで停止させる落下防止手段(デテント機構60)を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
走行機体と、
前記走行機体の位置情報を取得する測位機器と、
前記走行機体に立設され、前記測位機器を支持する正面視逆U字状の測位用フレームと、を備える作業車両であって、
前記測位用フレームは、上下方向に伸縮操作可能に構成され、前記伸縮操作に応じて、少なくとも、前記測位機器を第1高さに位置させる第1姿勢と、前記測位機器を前記第1高さよりも低い第2高さに位置させる第2姿勢と、に切り替え可能であり、
さらに、前記測位用フレームは、前記伸縮操作時に前記測位用フレームから手を離したとき、前記測位機器の落下を、前記第1高さと前記第2高さとの中間高さで停止させる落下防止手段を備えることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記落下防止手段は、前記測位用フレームの伸縮を前記中間高さで係止可能なデテント機構を用いて構成され、該デテント機構は、所定の操作に応じて前記係止を解除する係止解除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記デテント機構は、前記測位用フレームの伸縮を前記中間高さ、前記第1高さ及び前記第2高さで係止可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記測位用フレームは、
前記走行機体から上方に延在する左右の縦フレーム部と、
左右の前記縦フレーム部の上端部同士を連結する横フレーム部と、を有し、
前記測位機器は、前記横フレーム部に取り付けられ、前記縦フレーム部の伸縮操作に応じて高さが切り換えられ、
前記落下防止手段は、左右いずれか一方の前記縦フレーム部にのみ設けられることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用田植機などの作業車両に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
測位機器により走行機体の位置情報を取得し、取得した位置情報を表示したり、取得した位置情報に基づいて走行機体を自動走行させる作業車両が知られている。例えば、特許文献1に示される作業車両は、機体前部に立設される正面視逆U字状の測位用フレームを備え、該測位用フレームの上部に設けられる測位機器で走行機体の位置情報を取得している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7289261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の測位用フレームは、機体振動、電波状況などに応じた調整が困難であり、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、走行機体と、前記走行機体の位置情報を取得する測位機器と、前記走行機体に立設され、前記測位機器を支持する正面視逆U字状の測位用フレームと、を備える作業車両であって、前記測位用フレームは、上下方向に伸縮操作可能に構成され、前記伸縮操作に応じて、少なくとも、前記測位機器を第1高さに位置させる第1姿勢と、前記測位機器を前記第1高さよりも低い第2高さに位置させる第2姿勢と、に切り替え可能であり、さらに、前記測位用フレームは、前記伸縮操作時に前記測位用フレームから手を離したとき、前記測位機器の落下を、前記第1高さと前記第2高さとの中間高さで停止させる落下防止手段を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の作業車両であって、前記落下防止手段は、前記測位用フレームの伸縮を前記中間高さで係止可能なデテント機構を用いて構成され、該デテント機構は、所定の操作に応じて前記係止を解除する係止解除手段を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の作業車両であって、前記デテント機構は、前記測位用フレームの伸縮を前記中間高さ、前記第1高さ及び前記第2高さで係止可能に構成されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載の作業車両であって、前記測位用フレームは、前記走行機体から上方に延在する左右の縦フレーム部と、左右の前記縦フレーム部の上端部同士を連結する横フレーム部と、を有し、前記測位機器は、前記横フレーム部に取り付けられ、前記縦フレーム部の伸縮操作に応じて高さが切り換えられ、前記落下防止手段は、左右いずれか一方の前記縦フレーム部にのみ設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、測位用フレームは、上下方向に伸縮操作可能に構成され、伸縮操作に応じて、少なくとも、測位機器を第1高さに位置させる第1姿勢と、測位機器を前記第1高さよりも低い第2高さに位置させる第2姿勢と、に切り替え可能なので、測位機器を第2高さとして機体振動の影響を小さくしたり、測位機器を第1高さとして受信感度を上げるなど、状況に応じた調整が可能となる。また、測位用フレームは、伸縮操作時に測位用フレームから手を離したとき、測位機器の落下を、第1高さと第2高さとの中間高さで停止させる落下防止手段を備えるので、伸縮操作時の安全性が向上するだけでなく、落下に伴う衝撃で測位機器が破損することも防止できる。
また、請求項2の発明によれば、落下防止手段は、測位用フレームの伸縮を中間高さで係止可能なデテント機構を用いて構成され、該デテント機構は、所定の操作に応じて係止を解除する係止解除手段を備えるので、測位用フレームの伸縮を中間高さで係止した場合であっても、所定の操作で速やかに係止を解除し、測位機器の高さ調整作業を継続できる。
また、請求項3の発明によれば、デテント機構は、測位用フレームの伸縮を中間高さ、第1高さ及び第2高さで係止可能に構成されるので、測位機器の落下を防止する落下防止手段と、測位機器を第1高さ及び第2高さに位置決めする位置決め手段とに兼用できる。
また、請求項4の発明によれば、落下防止手段は、左右いずれか一方の縦フレーム部にのみ設けられるので、一方の手でデテント機構の係止解除操作を行いつつ、他方の手で測位用フレームを伸縮させることで、一人作業にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る乗用田植機の全体斜視図である。
測位用フレームを第1姿勢とした乗用田植機の要部正面図である。
測位用フレームを第2姿勢とした乗用田植機の要部正面図である。
測位用フレームを第1姿勢とした乗用田植機の要部側面図である。
測位用フレームの要部斜視図である。
一部を断面にした測位用フレームの要部斜視図である。
一部を断面にした測位用フレームの要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1~図4において、1は乗用田植機(作業車両)の走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構(図示せず)を介して植付作業機2が昇降可能に連結される。
【0009】
走行機体1は、エンジン(図示せず)が搭載されるエンジン搭載部3と、エンジン動力を変速し、走行動力及び作業動力(植付作業機2の動力)として出力するミッションケース(図示せず)と、ミッションケースが出力する走行動力で駆動され、且つステアリングハンドルSの操作に応じて操舵される前輪4と、ミッションケースが出力する走行動力で駆動される後輪5と、作業者が乗車する操縦部6と、機体前部に立設される正面視逆U字状の測位用フレーム20と、を備える。
【0010】
測位用フレーム20の上端部には、測位システムの構成要素であるGNSSアンテナ31、32、GNSSユニット33などを含む測位機器30が取り付けられる。測位システムは、走行機体1の位置情報を取得し、取得した位置情報を走行機体1に設けられる位置情報表示装置(図示せず)や自動走行制御装置(図示せず)に提供する。これにより、走行機体1は、取得した位置情報を表示したり、取得した位置情報に基づいて走行機体1を自動走行させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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